韓国ブルダックが日本のカップ焼そばに挑戦状!?　三養ジャパン「焼きそばブルダック炒め麺」を実食レビュー

このページでは、三養ジャパンのカップ麺、「焼きそばブルダック炒め麺」を食べてレビューしていきます。

「焼きそばブルダック炒め麺」はどんなカップ麺？

今回のカップ麺は、三養ジャパンの「焼きそばブルダック炒め麺」。韓国「三養食品」の日本法人三養ジャパンによる、「ブルダック炒め麺」シリーズの商品です。日本市場向けに投入された焼そばとなっています。

日本の「焼そば」＋ブルダックの激辛

「ブルダック炒め麺」といえば、激辛な汁なしカップ麺として甘くて辛い韓国の味を体感できるブランドですが、今回は日本の味である焼そばを再現。日本の焼そばにブルダックならではの激辛要素を加えた商品となっています。これはライバルは激辛ペヤングあたりでしょうか。日本の焼そばといいつつ激甘なのか、それとも日本らしい味なのでしょうか。

ライバルはこれ？

激辛すぎてたった3口でギブアップ！「ペヤング獄激辛やきそば」最強激辛カップ麺を実食

内容物、価格、購入額など

別添袋はひとつ。日本の焼そばを再現したソースのはずですが、日本語は書かれていません。将来的に韓国内や他の国への進出が視野に入っているものと思われます。カップには麺の他にキャベツが入っていました。

品名	焼きそばブルダック炒め麺BIG
メーカー	三養ジャパン
発売日	2023年2月1日（水）
麺種別	油揚げ麺
かやく・スープ	1袋（ソース）
定価	税別312円
取得価格	税込343円（ローソン）

栄養成分表

1食100g（めん75g）あたり

エネルギー	402kcal
たん白質	10.0g
脂質	14.0g
炭水化物	59.0g
食塩相当量	1.3g

いつも通り、日本メーカーのカップ焼そばに比べて価格は高め。食塩相当量の数値の低さはかなりのものがあります。

「焼きそばブルダック炒め麺BIG」食べてみた！

ちゃんと濃い！めっちゃ辛い！日本人になじみのある濃厚ソースの焼きそば味に、韓国激辛インスタント麺を代表するブルダックの独特の辛さの組み合わせが新しく、今までになかったブルダック炒め麺の新フレーバーが誕生！

ソース

日本の焼そばの味と言いつつ、どうせ激甘の激辛で韓国味なんでしょと食べる前は思っていたのですが、いやはや、甘さがキッチリ抑えられた、正統派な焼そばソースの味。適度な甘みと適度な酸味がありますが、基本的にはウスターソースと玉ねぎのコクがメインの味。きちんと日本の味っぽい感じにしてきていてビックリしました。

そして最大の特徴はじわじわくる辛さ。最初はさほど辛くないと思いながら食べ始め、徐々に口の中がヒリヒリしてきて、最終的に食べ終える頃には口の中が猛烈に痛くなって水が欲しくなります。時間差激辛ですね。時間差で辛さがくることで、辛さがくる前は日本的な焼そば、後半に辛さがやってきてからは韓国っぽい味が楽しめるのではないでしょうか。

麺

湯戻し時間4分の、中細で縮れのついた油揚げ麺。弾力のあるコシの強さは韓国製品、もしくはブルダックっぽいですが、これまでのブルダックで見たことのない細めのタイプとなっており、一般的なチルド麺の焼そばみたいな太さとなっています。なんかこの麺に、メーカーの焼そば参入の本気を見た気がしました。

具

具はキャベツのみ。300円超えの価格設定を考えれば、キャベツのみというのはいかにも物足りないですが、ブルダックは基本的にいつも具が入っていないようなものな上に、キャベツを使ったのも汁なし麺ではおそらく初めてで、やる気のないしょぼい具に見えて実は日本の焼そばに本気で向かってきた姿勢が窺えました。そうは言ってもしょぼいものはしょぼいんですけどね。

オススメ度（標準は3です）

三養ジャパン「焼きそばブルダック炒め麺BIG」

★★★★★☆☆☆☆☆(5)
高すぎだし、具はしょぼいし、特に価格に納得いかない気持ちは正直ありますが、これだけ正統派な日本の焼そば味でガッツリ辛い商品は、できれば日本メーカーに先に出してもらいたかったところ。日本メーカーの辛い焼そばでここまで辛い正統派味のものはなかったし、もっと辛い「ペヤング獄激辛」は味が正統派焼そばではないですからね。

これとどちらが辛いか、食中はペヤング、食後はブルダックな感じがします。