このページでは、スーパーPBの韓国味カップ麺、トップバリュベストプライス「辛さ際立つ旨辛ヌードル」とセブンプレミアム「牛だしチゲ味ラーメン」を食べ比べてレビューしていきます。
韓国味のスーパーPB商品2品を食べ比べ
今回は、トップバリュベストプライスの「辛さ際立つ旨辛ヌードル」とセブンプレミアムの「牛だしチゲ味ラーメン」を食べ比べていきます。どちらもそれぞれイオン系とセブン&アイ系のスーパーなどで買える廉価商品。ミニストップやセブン-イレブンでは基本的には売られていない商品です。どちらも税込105円のバチバチのライバル関係にあります。

ライバル関係にある「トップバリュ」と「セブンプレミアム」
今回食べていく韓国味のカップ麺2品は、それぞれイオン系スーパーのPB「トップバリュベストプライス」とセブン&アイ系スーパーの「セブンプレミアム」の商品。両者は流通の2巨塔としてライバル関係にありますが、それぞれのPBも当然ライバル関係にあります。「セブンプレミアム」といえばセブン-イレブンのPBのイメージも強いですが、同じセブンプレミアムでも、安価な商品を中心にスーパーのみの取り扱いのものもあります。
今回の2品は、商品名に「キムチ」「チゲ」が入っており、韓国の味を再現した商品と思われます。韓国のカップ麺と言えば、「辛ラーメン」や、最近レビューした「三養ラーメン」みたいな、牛だししょうゆ味で辛味を効かせたもののイメージが強いですが、今回の2品もそういった味なのでしょうか。個人的にはこの手の味を食べるなら、日本のカップ麺の方がずっとおいしいと思っていて、韓国カップ麺で価値を見出しているのは、極甘辛なやつとか、トッポギとかなんですけどね。
「辛ラーメン」は日本では袋麺とカップ麺の両方で展開されている
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このページでは、三養ジャパンのカップ麺、「三養ラーメンCUP LINE FRIENDSエディション」の2品を食べてレビューしていきます。
「三養ラーメン」2品を食べ比べ
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内容物、価格、購入額など

左が「ラーメン」で右が「うどん」。どちらも揚げ玉がすごいことになっていますね。どうやら看板に偽りなしです。
品名 | 辛さ際立つ旨辛ヌードル 牛だしチゲ味ラーメン |
---|---|
メーカー | トップバリュベストプライス セブンプレミアム |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 旨辛:なし 牛だしチゲ味:1袋(液体スープ) |
定価 | どちらも:税込105円 |
取得価格 | 旨辛:税込105円(マックスバリュ) 牛だしチゲ味:税込105円(イトーヨーカドー) |
栄養成分表・原材料
- 栄養成分表
栄養成分 | 辛さ際立つ旨辛ヌードル 78g(めん62g) | 牛だしチゲ味ラーメン 63g(めん50g) |
---|---|---|
エネルギー | 325kcal | 272kcal |
∟めん・かやく | ∟229kcal | ∟233kcal |
∟スープ | ∟96kcal | ∟39kcal |
たんぱく質 | 6.6g | 7.2g |
脂質 | 10.1g | 11.5g |
炭水化物 | 53.0g | 35.8g |
∟糖質 | ∟50.8g | ∟34.0g |
∟食物繊維 | ∟2.2g | ∟1.8g |
食塩相当量 | 4.4g | 4.2g |
∟めん・かやく | ∟1.8g | ∟1.2g |
∟スープ | ∟2.6g | ∟3.0g |
ビタミンB1 | 0.17mg | 0.26mg |
ビタミンB2 | 0.20mg | 0.24mg |
カルシウム | 103mg | 158mg |
カップは「牛だしチゲ味」の方が大きいのですが、内容量、麺量は「辛さ際立つ旨辛」が多いです。全体的に「辛さ際立つ旨辛」の数値が高く、特にスープカロリーが大幅に上回っているのが目に付きました。
- 原材料
![油揚げめん[小麦粉(国内製造)、パーム油、食塩、酵母エキス]、スープ[砂糖、デキストリン、香辛料、豚・鶏エキス、魚醤(魚介類)、食塩、粉末油脂、キムチ風味調味料、白菜エキス、しょうゆ、魚介エキス、たん白加水分解物、ローストオニオン粉末、コチュジャン、香味調味料]、かやく[キャベツ、鶏卵加工品、にんじん、味付しいたけ、ねぎ、香辛料]、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・いか・大豆・鶏肉・豚肉・魚醤(魚介類)・たん白加水分解物(魚介類)を含む)](https://blog-imgs-158.fc2.com/k/u/i/kuimakuru/2022120020_4.jpg)
・セブンプレミアム「牛だしチゲ味ラーメン」

トップバリュベストプライス「辛さ際立つ旨辛ヌードル」食べてみた!

魚介&キムチの旨み 唐辛子の刺激
キムチや魚介の旨みを効かせたしょうゆ味のスープに、中細で縮れのついた油揚げ麺と、キャベツ、かきたま、ニンジン、シイタケなどが合わせられています。牛ベースではありませんが、キムチを効かせたしょうゆ味という点では、韓国の「辛ラーメン」や「三養ラーメン」と同じ系統に感じられます。

「辛ラーメン」や「三養ラーメン」と同じ系統ですが、それらに比べるとしっかり甘みがあり、味に奥行きが感じられます。また、ベースのだしや魚介のコクが深くて旨みが強のも特徴で、韓国にカップ麺に比べてだいぶ食べやすく感じました。韓国味を日本向きにアレンジしているように感じられます。
辛さは中辛~辛口程度あり、しっかり辛いです。「辛ラーメン」と「三養ラーメン」の中間くらいの辛さはありそうです。旨みが甘みが強いですが、それでいて価格設定は韓国カップ麺の日本での価格より安価なので、よっぽどこだわりがなければこちらの方をオススメしたいですね。
セブンプレミアム「牛だしチゲ味ラーメン」食べてみた!

なめらかで歯切れの良いめんに味付けを行い、スープと相性良く仕上げました。複数種のみそをベースに、ビーフや魚介の旨みを加えたコクのあるチゲスープに、ガーリックやジンジャー、赤唐辛子を加え、最後まで飽きのこない味わいです。トッピングには食感の良い大豆加工品、ねぎ、卵、唐辛子を加え、満足感のある一品です。
牛だしを効かせたみそ味に唐辛子の辛味やニンニクのキレを加えたスープに、中細で縮れのついた油揚げ麺と、大豆そぼろ、ネギ、かきたまなどの具が合わせられています。韓国カップ麺ではあまり見ないみそ味なので、韓国カップ麺の味というよりは、純粋に日本で食べられているチゲ(鍋)の味を再現しているように感じました。

牛だしの香りがかなり強く、かなり香ばしいです。ものすごく例えが悪くて申し訳ないですが、「わさビーフ」を一気食いした後に指に残った匂いとよく似ていて、昔懐かしさに胸が震えました。ジャンキーな牛の風味が強いです。牛の風味を邪魔しないレベルでみその味もしっかり感じ取れ、これがチゲなのかはわかりませんが、牛だしのみそラーメンとしてかなりおいしかったです。
麺量が50gと多いわけではなく、具もしょぼいですが、スープのおいしさで十分元が取れ、これが税込105円なのはちょっと驚きなレベルでした。
オススメ度(標準は3です)
- トップバリュベストプライス 「辛さ際立つ旨辛ヌードル」
- セブンプレミアム 「牛だしチゲ味ラーメン」
どちらも税込105円で買えるカップ麺として、ものすごく高いレベルでおいしいように思います。どちらのスープもおいしくて、トップバリュは強化版&日本版の韓国味として、セブンプレミアムは珍しい牛だしのみそラーメンとして文句なし。スープの味は僅差でセブンプレミアムがおいしいと思いましたが、麺や具のボリュームではトップバリュが上回っており、引き分けと判断しました。
久々に聞いた気がしますが、おもしろそうですね。
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