このページでは、日清食品のカップうどん、「日清のどん兵衛 すき焼き風うどん」を食べてレビューしていきます。
「日清のどん兵衛 赤ワイン仕立て欧風ビーフカレーうどん」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、日清食品の「日清のどん兵衛 赤ワイン仕立て欧風ビーフカレーうどん」。2022年11月14日発売の、「日清のどん兵衛」シリーズの新商品です。「ボジョレーヌーヴォー」の解禁の11月17日に合わせて登場した「赤ワイン仕立て」の「どん兵衛」と「UFO」。まずは「どん兵衛」の方からレビューしていきます。

「赤ワイン仕立て」の「どん兵衛」
「どん兵衛」といえば、「赤いきつねと緑のたぬき」と並ぶ、和風カップ麺の代表的存在。その代表ぶりと言ったら、歴代サッカー日本代表の中でもレジェンドとされる釜本選手、キングカズ選手、中田選手レベルなのは間違いないでしょうか。
そんな和風カップ麺の2大巨頭の一角である「どん兵衛」ですが、「赤いきつね―」が比較的保守的な、新フレーバーでも和風カップ麺を出すことが多いのに対し、「どん兵衛」は洋風のものも多く出して対照的。洋風イメージの強い「カップヌードル」が「味噌」とか「餃子」を出すのとも対照的ですよね。今回の「ワイン仕立て」だって、イメージで言ったら本来なら「カップヌードル」の仕事だったようにも見えます。
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内容物、価格、購入額など

別添袋は2つ。カップには麺の他にかやく類が入っています。

先入れの「粉末スープ」を麺の上に開けた状態。カレー粉末が主体のようで、開けた瞬間から香ってきます。
品名 | 日清のどん兵衛 赤ワイン仕立て欧風ビーフカレーうどん |
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メーカー | 日清食品 |
発売日 | 2022年11月14日(月) |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 2袋(液体スープ・粉末スープ) |
定価 | 税別214円 |
取得価格 | 税別138円(マックスバリュ) |
栄養成分表、原材料
1食94g(めん66g)あたり
エネルギー | 392kcal |
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∟めん・かやく | ∟321kcal |
∟スープ | ∟71kcal |
たん白質 | 7.4g |
脂質 | 16.1g |
炭水化物 | 54.4g |
食塩相当量 | 5.9g |
∟めん・かやく | ∟1.9g |
∟スープ | ∟4.0g |
ビタミンB1 | 0.22mg |
ビタミンB2 | 0.25mg |
カルシウム | 162mg |
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、こんぶエキス、大豆食物繊維、糖類)、スープ(糖類、食塩、牛脂、たん白加水分解物、乳化油脂、オニオンパウダー、還元水あめ、香辛料、カレー粉、ビーフ調味料、コーヒーパウダー、小麦粉、乳等を主要原料とする食品、植物油脂、赤ワイン)、かやく(大豆たん白加工品、にんじん)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、炭酸Ca、リン酸塩(Na)、香料、pH調整剤、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・牛肉・大豆・豚肉を含む)
原材料の中に「赤ワイン」と入っていますね。
「日清のどん兵衛 赤ワイン仕立て欧風ビーフカレーうどん」食べてみた!

"フランス産 赤ワイン" を使用! ビーフのうまみをベースに11種のスパイスと赤ワインの香りをきかせたコク深くまろやかなカレースープは、つるみにこだわったもっちりとした食感の麺と相性抜群です。
ワインが主役と思いきやスパイスが11種も!!
鼻に抜けてくる赤ワインの風味

牛の旨みや甘みを効かせたビーフベースのカレー味のつゆです。11種のスパイスを使ったとのことですが、あまりカレー感はなく脇役に徹している印象。主役は鼻に抜ける赤ワインや牛脂の風味でした。
すごく上品な味わいで、赤ワイン、牛、カレーが調和しているものの、お互いが気を使いすぎて自己主張できていない部分もあり、もうちょっとガツンとくる部分も欲しかったです。おいしいけど物足りない部分もある感じがしました。
麺

麺は、湯戻し時間5分の、いつものどん兵衛と同じストレート形状の油揚げ麺のうどん。他社に比べて縮れが抑えられており、本格食感が楽しめる麺ですが、今回はそれが特に功を奏していると感じられ、赤ワインの上品な味には、いかにもカップ麺然とした縮れ麺よりも、今回のような麺が合っているように思います。ほとんど和風感を主張することなく、つゆの味となじんでいました。
具

具として入っているのは、大豆ビーフとニンジン。大豆ビーフとは、大豆を主原料とする牛肉を模したもの。甘濃く味付けられ、牛肉の風味も付与されています。ただ、食感はあまり牛肉っぽくはなく、特に今回みたいにカットが大きくなると、牛肉の食感とは乖離していくように感じました。
日清食品は「すき焼き」とか牛肉が主役のフレーバーでも大豆ビーフを使ってくる傾向にあります。一方の東洋水産は牛肉を使ってきます。量はコスト的に優れる大豆ビーフの方が多い場合が多く、いかにもな濃い味付けも大豆ビーフの方が得意そうですが、本物の牛肉を使う方が牛肉の食感、そして肉のコク深さを味わえます。
使わないと技術の進歩はないし、使うと食感では見劣るし、なかなか難儀な存在のように感じましたが、トレイ&エラーを繰り返していつか本物を超える日が来るのかもしれませんよね。
オススメ度(標準は3です)
- 東洋水産 「日清のどん兵衛 赤ワイン仕立て欧風ビーフカレーうどん」
鼻に抜ける赤ワインの風味が印象的でしたが、赤ワイン、牛、カレーがそれぞれ気を使いながらお互いを立てようとするあまり、どれも立っていないようにも感じました。もうちょっと何かガツンとくるものが欲しかったですが、単に私オサーンの味覚が麻痺して、上品な味わいの魅力が理解できないだけかもしれませんね。おしいさと物足りなさがどっちもありました。
10分以上茹でなければならないのはカップ麺ばかり食べていると耐えるの難しいですが、コシはすごそうですね。