このページでは、ローソン限定のカップラーメン、「ちゃんぽん亭総本家監修 近江ちゃんぽん」を食べてレビューしていきます。



「ちゃんぽん亭総本家監修 近江ちゃんぽん」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ローソン限定の「ちゃんぽん亭総本家監修 近江ちゃんぽん」。製造はサンヨー食品が担当。2022年5月24日発売の新商品です。滋賀のソウルフード「ちゃんぽん」の人気店、「ちゃんぽん亭」監修の商品です。



滋賀の「ちゃんぽん」は「滋賀のソウルフード」


「ちゃんぽん」と言えば全国的には「長崎ちゃんぽん」が有名ですが、九州を中心に全国に「ちゃんぽん」と呼ばれる麺料理が存在し、中でも滋賀の「ちゃんぽん」は滋賀の名物として知られています。長崎が白湯スープと太麺で魚介などの具が入っているのに対し、滋賀は和風だしのスープと中太麺が合わせられ、基本は具に魚介類が入ってません。

「滋賀のソウルフード」と銘打たれていますが、以前も今回と同じくローソン✕サンヨー食品から「津軽弘前のソウルフード」として「中みそ」のカップ麺が発売されており、今後3品目4品目と続いてシリーズ化していくのかもしれませんね。

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「ちゃんぽん亭」の「近江ちゃんぽん」




滋賀の「ちゃんぽん」は一般的に「近江ちゃんぽん」と呼ばれることが多いですが、「近江ちゃんぽん」は今回再現されている彦根発祥の「ちゃんぽん亭」の登録商標。「麺類をかべ」というお店の店主が長崎ちゃんぽんからインスパイアされて作り出した「ちゃんぽん」が滋賀県内の広がり、今回の「ちゃんぽん亭」が「近江ちゃんぽん」の名で世間に広めた形となっているようです。

滋賀県は一度ゆっくり回ってみたいと思っています。


内容物、価格、購入額など




別添袋は1つ。カップには野菜がたくさん入っていそうです。

品名ちゃんぽん亭総本家監修 近江ちゃんぽん
メーカーサンヨー食品(ローソン限定)
発売日2022年5月24日(火)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(仕上げの小袋)
定価税込238円
取得価格税込238円(ローソン)

栄養成分表


1食99g(めん70g)あたり
エネルギー463kcal
∟めん・かやく∟370kcal
∟スープ∟93kcal
たん白質8.4g
脂質21.0g
炭水化物60.2g
食塩相当量6.2g
∟めん・かやく∟1.8g
∟スープ∟4.4g
ビタミンB11.37mg
ビタミンB20.68mg
カルシウム209mg



勝手にあっさり味をイメージしていましたが、スープのカロリーが結構高めです。


スープ


スープは「野菜のうまみに鶏ガラ、カツオ、昆布を絶妙ブレンドしたコクがありながらあっさりとした味わいの和風醤油味のスープ」とのこと。



長崎ちゃんぽんとはまったく別物のちゃんぽんスープ


  • やさしいしょうゆ味
鶏ガラをベースにかつおをほんのり効かせ、昆布で丸みを加えたやさしい味わいのスープです。とんこつベースに魚介を加えた長崎ちゃんぽんのスープとは、色も違えば味もまったく異なっており、どちらかというと昔のやさしい味わいのしょうゆラーメンに近い感じがします。なるほど。昆布の丸みがかなり幅を利かせており、和風感が強いですね。



  • 別添「仕上げの小袋」の油脂


スープ表面には、「仕上げの小袋」に入っている油脂がたっぷり浮いており、キラキラ輝いています。豚脂や鶏油など肉系の油のようで、やさしい味のスープに油のこってり感を加えています。この油の力強さも長崎ちゃんぽんにはない特徴で、今回のカップ麺のおいしさの大きな要因になっていました。



麺は、湯戻し時間3分の中太で縮れのついた油揚げ麺です。



中細で縮れのついた油揚げ麺


中太で縮れのついた油揚げ麺です。長崎ちゃんぽんでは、ちゃんぽん麺と呼ばれるがっしりした太麺が特徴的で、一般的なラーメンとは一線を画すのに対し、こちら近江ちゃんぽんの麺は、ごくごく普通のラーメンの麺という印象で、スープと麺を見る限りはちゃんぽんではなくラーメンでした。





具は「キャベツ、もやし、きくらげ、肉そぼろ、かまぼこの彩りのよい具材を合わせ」たとのこと。



ちゃんぽんらしい野菜が充実


キャベツやもやし、キクラゲといった野菜類に、肉そぼろやかまぼこが組み合わされています。ピンクのかまぼここそ入っていませんが、キャベツやもやしのボリュームはまさにちゃんぽんで、スープや麺と違って具は「長崎ちゃんぽん」と共通項が多くなっています。ボリュームもあって食べ応えがあり、野菜の甘みがやさしいスープと共鳴しています。

キクラゲも結構入っていて、コリコリした食感がアクセントになっていました。


「近江ちゃんぽん」極意のお酢で味変してみた!




滋賀の「ちゃんぽん」では、途中でお酢を入れて味変するのが流儀となっており、今回のカップ麺でもスプーン1杯のお酢を入れることが推奨されています。スプーンとはいっても、大さじなのか小さじなのかで全然違うし、お店だとレンゲに半分程度とのことですが、カップ麺ではもともスープの量も違うのでなんとも。なので、まずは小さじ1杯程度で様子を見て、徐々に小さじ3杯(大さじ1杯)まで足していくことにしました。



お酢を入れるとさらにうまい!




お酢を入れても見た目は変わりませんが、まずは小さじ1杯入れてみました。煮物をする時、隠し味でちょっとお酢を入れると、甘さやコクが増しますよね。まさにそんな感じで、酸味としてはほとんど感じませんでしたが、スープのコクが増しました。小さじ1杯までは必須ですね!

小さじ2杯追加します。さすがに3倍になると、酸味、お酢の風味を感じるようになります。スープにコクだけではなく酸味を感じるようになり、これは好き嫌い分かれそうです。個人的には酸味が加わるくらいがちょうど良いように感じられ、前半は元の味を楽しみ、小さじ3杯は後半戦に強くおすすめしたいです。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン限定 「ちゃんぽん亭総本家監修 近江ちゃんぽん」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
出先で食べる場合はお酢の用意は難しいと思いますが、できれば用意して食べたいところ。小さじ1杯でコクがアッ、小さじ3杯で酸味も伴った味変を楽しめます。長崎ちゃんぽんとはまったく違う「近江ちゃんぽん」の世界は、カップ麺の導入からぜひとも実際にお店で楽しんでみたいですね。

九州で大定番のマルタイ「長崎ちゃんぽん」。サンヨー食品系が製造しているので、今回の商品と共通です。


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