このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば」。2022年4月25日発売の新商品です。東京武蔵境にある油そば名店、「珍々亭」の味を再現したカップ麺ですが、今回はいつもと様子が違います。



「武蔵野系油そば」の元祖「珍々亭」


「珍々亭」は、1954年に創業した「油そば」発祥とされる名店です。「ぶぶか」が火をつけた「油そば」ブームでしたが、その原点にあるお店と言えるでしょう。「ぶぶか」をストロングスタイルとするなら、こちら「珍々亭」はオールドスタイルであり王道プロレス。モンハンで言えばすべての龍の祖「祖龍」であり、「武蔵野系油そば」のルーツ。まさに伝説のラスボスです。

「珍々亭」は、東洋水産からカップ麺や生麺が発売されており、カップ麺は定期的に新商品が発売されています。前回は2020年11月に登場しており、スープ付きでした。

武蔵野系油そばのラスボスの味を再現したカップ麺!「マルちゃん 珍々亭 油そば」を実食レビュー

このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん 珍々亭 油そば」を食べてレビューしていきます。「マルちゃん 珍々亭 油そば」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 珍々亭 油そば」。2020年11月9日発売の新商品です。東京武蔵境にある油そばの名店、「珍々亭」の味を再現した毎年恒例のカップ麺です。「珍々亭」は油そば発祥とされるお店のひとつ「珍々亭」は、1954年...



油揚げ麺からノンフライ麺に変更!




今回商品名に「濃厚」が加わるとともに、これまでの「珍々亭」カップ麺が四角い容器の大盛油揚げ麺商品だったのが、丸型容器になってノンフライ麺商品に変化しています。ものすごい大きな変化ですね!「生麺ゆでてうまいまま製法」と書かれており、「正麺カップ」シリーズの亜種と考えて良さそうです。


内容物、価格、購入額など




別添袋は2つ。カップには麺のみ入っています。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。豚肉やメンマ、ナルトなどが入っています。以前までとそれほど違わなそうですが、豚肉がちょっと脂が少なくなっています。

品名マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば
メーカー東洋水産
発売日2022年4月25日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・かやく)
定価税別240円
取得価格税込258円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食125g(めん90g)あたり
エネルギー472kcal
たん白質11.4g
脂質15.9g
炭水化物70.9g
食塩相当量4.6g
ビタミンB10.40mg
ビタミンB20.65mg
カルシウム175mg



油揚げ麺とノンフライ麺の違いはありますが、麺量は130gから90gに40g減っています。変化に伴い、カロリーや脂質、食塩相当量も大幅に減退しており、ヘルシーになっています。価格は前回から20円増し。


スープ


スープは「珍々亭の油そばの味を再現した、ポークとチキンの旨味をベースにした、濃厚な醤油味のスープ」とのこと。



本格感が増したしょうゆ味のたれ


  • 豚脂が主役
豚鶏ベースに豚脂を加えたしょうゆ味のたれで、お酢の風味を加えています。豚鶏ベースとのことですが、豚脂が効いているため豚が強く感じられ、濃いしょうゆ味とともに力強い味わいとなっています。しょうゆ味もかなり濃いため、ちょっと塩辛く感じる場合もあるかもしれません。お酢の風味が感じられ、酸っぱいというほどではないものの、たれの味にアクセントを加えていました。

まったく奇をてらうところのない王道味という印象で、昔ながらの「油そば」感が強く出ています。十分完成された味ではありますが、自分でお酢やラー油を加えてみたり、濃い味なので卵黄でまろやかにするのもありだと思います。



  • 以前より本格感がある
原材料を見ると、前回の「珍々亭」カップ麺と「添付調味料」の部分がまったく同じなので、おそらく以前までと味にそれほど大きな違いはないものと思われますが、今回ノンフライ麺と合わせており、油揚げ麺の雑味がないことと、麺ならではの甘みが強いことが相まって、これまでとまったく違う味に感じられました。

カップ麺らしいジャンクさは以前までの商品が強いですが、お店で食べるような本格感があるのは断然今回でしょう。



麺は「生麺のようななめらかな口当たりと、透明感や弾力のある食感が特長の幅広なノンフライ麺」とのこと。



「正麺カップ」と同じノンフライ麺


湯戻し時間5分の、太めでストレート形状のノンフライ麺です。麺表面のつるみと弾力の強さが特徴的で、同じ東洋水産の「正麺カップ」の麺と共通した特徴を持っています。おそらく正麺カップで使われる麺の一種で、今回の再現のために新たに作られた麺ではないと思われます。

弾力のある食感は油そばの麺として申し分なく、たれとも好相性です。正麺カップの「まぜそば」や「油そば」はとてもおいしいですが、その流れを継いで今回もとても良い組み合わせでした。この麺は間違いなく濃厚な汁なし麺向きですね。




具は「味付豚肉、メンマ、なると、ねぎ」とのこと。



豚肉、ナルト、メンマ、ネギ


豚肉、ナルト、メンマ、ネギの組み合わせで、価格を考えると量はやや少なめ。以前までと構成、量ともほぼ同じですが、豚肉の脂分が少なくなった印象です。お店では入っていませんが、油そばでは定番となっていることが多い、焼海苔を刻んで入れるとマッチしそうな味だと感じました。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
以前までの「珍々亭」カップ麺が、ノンフライ麺になり、商品名に「濃厚」とついた今回の一杯でしたが、濃厚になった感はなかったものの、ノンフライ麺使用によって明らかに本格感が増し、本物に近づいた印象でした。量は減ってしまい、ジャンクさもなくなり、ガッツリ系の商品とは言えなくなりましたが、量を求めなければ進化している一杯だと感じました。今後もノンフライ麺なのか、元の大盛油揚げ麺に戻るのか、それとも隔年か。今後の展開が楽しみです。

「GoPro」を買ったら何ができるのか考え中です。やりたいことよりも物欲が先にくるのはあまり良くないですね。インパクトドライバもやたら欲しいのですが用事がないんですよね。


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