このページでは、明星食品のカップ麺、「明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん」を食べてレビューしていきます。
「明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、明星食品の「明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん」。2022年2月28日発売の新商品です。かつて浅草にあった幻のお店「淺草來々軒」が「ラー博」で復活。その再現カップ麺となっています。

「淺草來々軒」が復活!カップ麺化
「淺草來々軒」は、東京・浅草にかつてあったラーメン店で、創業は1910年(明治43年)。1976年に閉店してしまっていますが、2020年に新横浜の「ラーメン博物館」で復活。「淺草來々軒」の創業者の子孫とラーメン博物館、そして以前までラー博で営業していた「支那そばや」の三者によるプロジェクトで、当時の味わいを復元、再現しています。
浅草といえば下町のイメージが強く、下町ならではの洋食店やもんじゃ店、さらには天ぷら(天丼)のお店が有名。製麺所の「浅草開化楼」が超有名ですが、その一方で、ラーメン店のイメージはあまり強くないように思います。浅草を冠したカップ麺と言えば、「浅草ソース焼そば」がヤマダイやサンヨー食品から出ていたくらいでしょうか。サンヨー食品のみリニューアルを繰り返して現在も売られています。
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「ラー博」と「支那そばや」がプロデュース
「淺草來々軒」の当時の味わいを再現したのは「ラー博」で、資料や証言を元に味を再現。お店の運営は「支那そばや」が担当しています。今回の一杯は明星食品製ですが、「支那そばや」や創業者「佐野実」氏のカップ麺も前々から製造しており、今回はいわば気心知れた同士による商品ということになります。
2021年10月にファミマ限定で発売された「支那そばや監修 醤油らぁ麺」。
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内容物、価格、購入額など

別添袋はひとつ。カップにはスープ粉末やかやく類が入っていますが、かやくはそれほど多くなさそう。中華そばとしては麺が太そうですね。
品名 | 明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん |
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メーカー | 明星食品 |
発売日 | 2022年2月28日(月) |
麺種別 | ノンフライ麺 |
かやく・スープ | 1袋(後入れ液体スープ) |
定価 | 税別220円 |
取得価格 | 税込232円(ローソン) |
栄養成分表・原材料
1食90g(めん70g)あたり
エネルギー | 337kcal |
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∟めん・かやく | ∟292kcal |
∟スープ | ∟45kcal |
たん白質 | 8.6g |
脂質 | 6.1g |
炭水化物 | 61.9g |
食塩相当量 | 6.6g |
∟めん・かやく | ∟2.5g |
∟スープ | ∟4.1g |
ビタミンB1 | 1.78mg |
ビタミンB2 | 0.35mg |
カルシウム | 106mg |

スープのカロリーや脂質の数値が低いので、あっさり系なのは間違いなさそう。
スープ
鶏ガラベースにほのかに魚介が香るしょうゆ味のスープで、当時のスープを再現するために「国産丸大豆醤油」や「名古屋コーチンエキス」が使われています。

「液体スープ」で現代風にアップデートされたしょうゆ味スープ
- 粉末スープは昔ながらのあっさりな味わい
でも歳を重ねるに連れ、だんだんこういう飾らない味が好きになっていくんですよね。20代の頃とかあっさりな味は絶否定していましたが、五郎さんいうところの「こういうのでいいんだよこういうので」というのがちょっとわかる気がしてくるんですよね。別添の「後入れ液体スープ」を入れると雰囲気が変わりますが、おそらく昔の「來々軒」の味は液体スープを入れる前の味が近いのではないかと勝手に想像します。
- 別添「後入れ液体スープ」でエッジが立つ

別添の「後入れ液体スープ」には、「国産丸大豆醤油」と「名古屋コーチンエキス」を使ったしょうゆだれと、煮干しのオイルが入っています。粉末スープだけでは抑揚のなかったしょうゆ、鶏、そして煮干しすべてがパワーアップし、そして現代風にアレンジが加えられてキレが増しているような印象を持ちました。
こってりとか塩辛いとか濃いとか、そういうわかりやすく強い味ではないのですが、昔ながらのラーメンのスープの割にははっきりエッジの立った味で、あっさり好きの方はもちろん、こってり好きの方でも食べやすい味になっているのではないでしょうか。液体スープを入れることで鶏と煮干しが太く感じられました。
麺
湯戻し時間5分の、中太で縮れの強いノンフライ麺です。

「青竹打ち」の麺を再現したノンフライ麺
昔ながらのしょうゆラーメンの麺といえば、ストレート中細の低加水麺のイメージが強いですが、今回の麺はかなり太くて縮れも強く、さらに高弾力。昔もこんな麺だったのか?と違和感を持ちましたが、創業当時から昭和10年までは「青竹打ち」の麺、それ以降は機械による一般的な中細麺が使われていたとのこと。なるほど、今回の麺は「青竹打ち」の麺を再現していると考えれば納得がいきます。お店でも1日100食限定で青竹打ちの麺が供されています。
スープの味に対し麺がちょっと強いようにも思いますが、別添「液体スープ」の味にエッジがあるため、この麺でもある程度バランスは取れていました。もっと細いとさらにバランスは良くなりそうですが、この麺を使いたいがためにスープの味を多少強めにしているのかもしれませんね。
青竹打ちの麺といえば「佐野ラーメン」が有名で、明星食品からは以前に佐野ラーメンの名店「森田屋總本店」のカップ麺が出ていました。何かしらの麺の共通部分がありそうですね。
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具
焼き目のついたチャーシューチップと、ネギの組み合わせ。

焼き目のついたチャーシューなど
お店では直火の吊るし焼きで手間ひまかけて作られるチャーシューはこだわりのひとつで、今回そのチャーシューを焦げ目をつけることで再現しています。やわらかめの肉で量もそれほど多くありません。他にネギも入っていますが、具の全体量は少なめでした。
お店では他にこだわりのメンマも入っていますが、今回の商品にはありませんでした。
オススメ度(標準は3です)
- 明星食品 「明星 日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醤油らぅめん」
明治創業の「來々軒」としては、味が濃いめに設定されており、「青竹打ち」の太い麺とバランスを取っているように感じられました。あっさりで懐かしい味わいの中に現代風にアップデートされている部分もあるので、あっさり好きもこってり好きもある程度満足できる味なのではないでしょうか。
私オサーンはモンハンライズばっかりやっていますが、「エルデンリング」かなり話題になっていますね。かなり難易度高そうで、いつになってもマガイマガドにキャンプ送りにされている私にはちょっと難しいかもしれませんね。