このページでは、東洋水産のカップ焼そば、「マルちゃん 今どきの激辛ソース焼そば」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん 今どきの激辛ソース焼そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 今どきの激辛ソース焼そば」。2022年2月7日発売の新商品です。「昔ながらのソース焼そば」のリニューアル発売に合わせて登場した、「昔ながらの」と対をなす商品となっています。



「今どきの激辛ソース」はWソース


「昔ながらのソース焼そば」に対して「今どきの激辛ソース焼そば」とのことで、最近の激辛焼そばといえばやはり「ペヤング獄激辛」ですよね。それ級に辛ければ一大事ですが、東洋水産の商品は極端に辛いことはまずないので、今回も「激辛」を謳いつつもそれほど辛いわけではないのではないかというのが勝手に想像していますがどうでしょうか。


「旨味」の「液体ソース」と「辛さ」の「粉末ソース」の「Wソース」を売りとしており、それがどう「今どき」なのかはわかりませんが、Wソースは両者の水っぽさと混ざりにくさという欠点を補う効果があり、期待できるのは間違いありません。



中華スープ付き




「昔ながらの」と「今どきの」の両方とも、今回から「中華スープ」が付いています。東洋水産の北海道限定「やきそば弁当」では「中華スープ」が、東北・信越限定「焼そばバゴォーン」は「わかめスープ」が付いていることでおなじみですが、「昔ながらの」でもスープが付くことで、東洋水産のソース焼そば三兄弟すべてがスープ付きとなりました。次は「俺の塩」がスープ付きになる番でしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は4つ。カップには麺のみ入っています。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。「かやく」にはキャベツのみ入っていました。

品名マルちゃん 今どきの激辛ソース焼そば
メーカー東洋水産
発売日2022年2月7日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ4袋(液体ソース・粉末ソース・かやく・特製カップスープ)
定価税別193円
取得価格税別108円(ドン・キホーテ)

栄養成分表、原材料


1食119g(めん90g)あたり
エネルギー483kcal
たん白質8.6g
脂質19.2g
炭水化物68.9g
食塩相当量5.4g
∟中華スープ∟1.6g
ビタミンB10.34mg
ビタミンB20.36mg
カルシウム202mg



リニューアルされた同時発売の「昔ながらのソース焼そば」に比べると少しカロリーは低めです。


ソース


ソースは「ポークの旨味や唐辛子の辛味を利かせた粉末ソースと、ラー油の辛味を利かせた液体ソースを合わせた、Wソース」とのこと。

粉末ソースと液体ソースのダブルで辛味を効かせています。



Wソースで「今どき」の激辛に


  • 粉末は唐辛子
粉末ソースに唐辛子、液体ソースにラー油が入っており、粉末と液体のダブルで辛味を効かせたソースとなっています。パッケージには粉末で辛味、液体で旨みみたいなことが書いてありましたが、なんのなんの、粉末も液体もかなり辛いです。

粉末には唐辛子が入っており、辛味だけではなく唐辛子の香ばしい風味も感じられます。量自体はそれほど多くないですが、今回の辛さの礎になっており、ガッツリ辛い粉末です。



  • 液体はソース&ラー油
一方の液体ソースには、味の基本となるソースとラー油が入っています。ソースはやや酸味が感じられるタイプで少し派手めな味。酸味で「今どき」感を出しているのでしょうか。こちらのラー油も結構辛くて、パッケージに「旨味」と書いていましたがこちらも「辛さ」ではないでしょうか。「辛さ」と「辛さ」のWソース。

さて「今どきの激辛」がどれくらい辛いかですが、さすがに東洋水産なので「獄激辛」のような辛さではなく常識的な辛さに留まっていますが、それでも大辛と激辛の間くらいにはありそうです。ナメてかかると口の中がまるごと持っていかれるレベルです。東洋水産の商品でこの辛さはなかなかないのではないでしょうか。確かに「今どきの激辛」にアップデートされていると感じました。



麺は「なめらかでもちもちとした食感の麺」で、「しっかりとしたコシがあり、食べごたえがあ」るとのこと。

湯戻し時間3分の、中太で縮れのついた角麺形状の油揚げ麺です。



太めで縮れのついた油揚げ麺


中太で縮れのついた角麺形状の油揚げ麺です。太さの割には食感はやわらかく映りましたが、角麺で角が立ち、しっかりした食感となっています。今回一緒にリニューアルされた「昔ながらのソース焼そば」と麺はおそらく共通で、麺が「今どき」というわけではなさそうです。

麺量は90g。量も「昔ながら」と共通となっています。一般的な普通サイズの麺量。麺が太めでひと口に入る量が多くなってしまうため、ちょっと少なめに感じられてしまいます。ソースがおいしいから余計そう感じるのかもしれませんね。




具は「キャベツ」とのこと。

具はキャベツのみ。



具はキャベツのみ


具として入っているのはキャベツのみ。「昔ながらの」だとあおさのふりかけが付いていますが、今回はそれもありません。キャベツはそれなりに入っていますが、激辛ソースはおそらくいつものソースよりだいぶコストが嵩むのでしょうね。とは言え、定価は廉価ではない商品なので、キャベツのみというのはちょっとさみしいように感じました。


中華スープ




別添の「特製カップスープ」には中華スープの素が入っています。戻し湯150mlで作ります。「中華スープ」といえば、北海道のソウルフードである「やきそば弁当」にも入っていますが、粉末を見る限りそれとは別物のようです。というのも、「やき弁」には入っていない粒ごまが見えるからです。





「やき弁」のスープとは別物


塩気が先行する味わいは「やき弁」のスープと共通ですが、やき弁より力強いというか、塩気以外に味が濃いように感じました。もちろん、微妙な湯の量が大きく作用するので、10回作れば10回味が違いそうではあるのですが、少なくとも、「やき弁」の「中華スープ」と別物であることは間違いありません。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん 今どきの激辛ソース焼そば」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
具がキャベツしか入っていないのはちょっと物足りないものの、常識の範囲内ながらしっかり大辛~激辛に仕上げたソースは思い切っており、「今どき」にかける東洋水産の本気を見たような気がしました。後遺症の残らないレベルの最高の辛さといった感じですかね。確かに「今どき」な感じがしました。

千葉では独特な食文化が発展しており、コーヒーといえば「マッ缶」、焼そばといえば「アラビヤン焼そば」がおなじみ。ご当地インスタント焼そばは数ありますが、中でも異彩を放っています。さすが千葉。ただ、両商品とも千葉以外でも見かけるようになりました。千葉のアイデンティティは大丈夫でしょうか。元埼玉県民として非常に心配しております。その点、埼玉県民は全国的に出回っている商品で満足しているのでアイデンティティ喪失の心配はありません。



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