このページでは、寿がきや食品のカップ麺、「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」を食べてレビューしていきます。



「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、寿がきや食品の「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」。昨年まで製造は加ト吉水産でしたが、寿がきや食品が加ト吉水産工場を取得し、今回から寿がきや本体の製造となっています。2022年1月31日にコンビニ先行で発売された新商品です。「麺処 井の庄」監修の「辛辛魚」カップ麺の2022年バージョン。今年もこの季節がやってきました。



14回目の「辛辛魚」


麺処 井の庄」は、東京石神井公園に本店がある人気ラーメン店。お店の看板メニューは「辛辛魚」で、つけめん、ラーメン、まぜそばの3つがラインナップされています。東京北西部を中心に支店も数店あり、押しも押されぬ名店としての存在を確立しています。

お店の名声はカップ麺の影響も大きく、今年で14回目となる「辛辛魚」カップ麺は、セブンの「蒙古タンメン中本」と並んで激辛カップ麺の代名詞的な存在となっています。昨年13回目の「辛辛魚」は2021年1月に発売されていました。

13年間トップを走り続ける激辛カップ麺が今年も登場!「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」を実食レビュー!

このページでは、寿がきや食品のカップ麺、「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」を食べてレビューしていきます。「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、寿がきや食品の「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」。製造は加ト吉水産。2021年1月25日にコンビニ先行で発売された新商品です。毎年恒例の「麺処 井の庄」監修の「辛辛魚」カップ麺の2021年版。今年も多くの人が待っていたであ...



2022年は「さらにコク深く重厚」




毎年マイナーチェンジを繰り返して現在に至る「辛辛魚」ですが、今年も「さらにコク深く重厚」になったとのこと。メーカーサイトには「今年はさらにお店の味に近づけるべく、油とスープのバランスにこだわり、豚骨・魚介の旨みを引き立て」たと書かれています。果たして今年はどんな一杯になっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は3袋。ここ数年は毎年同じ3袋構成となっています。



先入れの「かやく入スープの素」をカップの上に開けた状態。ピンクの粉末とネギが入っていました。麺は全粒粉入りが確認できます。

品名麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん
メーカー寿がきや食品
発売日2022年1月31日(月)(コンビニ先行)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・後入れ粉末スープ・かやく入スープの素)
定価税別260円
取得価格税込281円(ローソン)

栄養成分表


1食136g(めん75g)あたり
エネルギー481kcal
∟めん・かやく∟301kcal
∟スープ∟180kcal
たん白質14.8g
脂質18.0g
炭水化物65.1g
食塩相当量6.9g
∟めん・かやく∟1.6g
∟スープ∟5.3g
カルシウム299mg



昨年上昇していた食塩相当量が、今年は低下に転じています。内容量はまったく同じ。


スープ


スープは「旨味あふれる豚骨ベースに、特製ラー油をたっぷり加えた濃厚辛口豚骨醤油スープ」で、「唐辛子と鰹荒粉を配合した、後入れ特製辛魚粉付」とのこと。

特製ラー油で辛味を加えたとんこつしょうゆ味のスープに、唐辛子と鰹粉を配合した特製辛魚粉でさらに激辛に仕上げています。



14年目でも色褪せない激辛と魚介を両立したスープ


  • スープの屋台骨とんこつしょうゆ味
ベースはとんこつしょうゆ味。辛味や魚粉が主役のスープなのでそれほど目立たないですが、とんこつもしょうゆもしっかり太くて、スープの魅力を支える屋台骨として機能しています。辛辛魚にはこのとんこつしょうゆがありきで、辛味や魚介だけでは成立しません。



  • 特製ラー油で辛味とこってり感


液体スープには特製ラー油が入っており、スープに辛味やこってり感を加えています。特製辛魚粉も辛いのですが、特製ラー油だけでも十分に辛く、辛口~大辛クラスはありそう。ラー油らしい香ばしさには欠けるものの、辛さの他に油脂によるこってり感も強く、スープに力強さを加えていました。

  • 「後入れ粉末スープ」に入った「特製辛魚粉」


そして主役の「後入れ粉末スープ」に入った「特製辛魚粉」。ただの激辛カップ麺ではなく、魚粉によって魚介の強さを加えており、激辛だけではない付加価値を持つスープとなっています。力強い魚介が、激辛スープに負けないどころかスープの最大の魅力として君臨。

最近は激辛カップ麺が多くなり、「辛辛魚」は激辛と言ってよいのか微妙なラインに立ってきているように見えますが、それでもなお、辛さと魚介を両立したスープは14年目の現在もまったく色褪せておらず、大きな魅力として感じられました。例年の味とそれほど大きな違いは感じませんでしたが、今年の「辛辛魚」も抜群においしいです。



麺は「全粒粉を配合した、コシと弾力のあるノンフライ太めん」とのこと。

湯戻し時間5分の、中太で縮れのついた全粒粉入りノンフライ麺です。



全粒粉入りで縮れの強いノンフライ麺


中太で角麺形状、やや幅広で縮れのしっかりついた全粒粉5%配合のノンフライ麺です。かなり弾力が強い麺となっています。一時期、丸麺形状でちょっと細くなったこともありましたが、やはり今回くらい太くて主張が強くなければ、辛辛魚の強いスープとバランスが取れないのでしょう。

お店の麺はこんなに縮れていないので、必ずしも再現性が高いわけではないのですが、カップ麺の方向性はお店の商品とは別路線で進化しているようで、こちらの麺もおいしいです。カップ麺の麺は毎年全粒入りで、どれくらい効果があるのかはスープが濃すぎて実感できないものの、全粒粉入りの麺を食べているという充足感、満足感にはつながっているのかもしれません。




具は「ネギ」とのこと。

具として入っているのはネギのみです。



具はネギのみ


発売当初は焼き海苔が入っていたりもしましたが、もうずっとネギのみ。もちろん魚粉が入っていてこれが具換算だと思われますが、あまりにスープと魚粉のインパクトが強すぎて、具がネギだけでも不足感はまったく感じません。


最高にごはんに合うスープ(個人的感想)




毎年やっている気がしますが、今年もごはん入れました。いやー、カップ麺のスープはどれでもごはん入れたらおいしいというのが私オサーンの基本的な考えですが、でも中でも「辛辛魚」のスープがごはんとの相性最強なのではないかと思います。辛くて魚介粉たっぷりで、ごはんを受け入れて包み込み、ごはんの甘みを力に変えます。麺よりおいしいまでありますね。


オススメ度(標準は3です)


  • 寿がきや食品 「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」
★★★★★★★☆☆☆(7)
昨年との違いはあまり見出だせませんでしたが、今年も引き続きおいしかったです。14回目の登場なのに色褪せないどころか、まだまだ新しさまで感じられるスープです。辛さと魚介のパンチを高レベルで両立したオンリーワンな存在。他社から辛辛魚ジュネリックのような商品も出ていますが、このパンチ力はまだまだ他の追随を許していません。

話題の激辛調味料ですが、真っ赤じゃないところに逆に恐ろしい雰囲気が漂います。


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