このページでは、サンヨー食品のカップ麺、「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」。東京・吉祥寺にある老舗ラーメン店、「ホープ軒本舗」監修のカップ麺となっています。



東京吉祥寺の東京豚骨ラーメンの元祖「ホープ軒本舗」


「ホープ軒本舗」は、東京・吉祥寺にある老舗ラーメン店。お店のラーメンはとんこつスープにしょうゆを合わせ、背脂やニンニクを効かせており、東京豚骨ラーメンの元祖とされ、多くのお店が門下から巣立っていったそうです。

東京・千駄ヶ谷の「ホープ軒」もそのひとつで、こちらは背脂チャッチャ系ラーメンの元祖とされています。「ホープ軒」といえば千駄ヶ谷のお店を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今回の吉祥寺「ホープ軒本舗」は、ゴリゴリとんこつの千駄ヶ谷に比べるとマイルドなスープが特徴とのことです。


「ホープ軒本舗」のカップ麺は以前にも出ていた




「ホープ軒本舗」のカップ麺は以前もでサンヨー食品から出ており、当時はうちの周辺でまったく見かけることなく手に入れられませんでした。なので味の比較はできませんが、パッケージには「さらにお店の味へ」と書かれており、当時よりパワーアップしていることが窺えます。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は1つ。カップにはかやく類が入っています。量はそれほど多くなさそう。

品名ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン
メーカーサンヨー食品
発売日2021年12月7日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(仕上げの小袋)
定価税別220円
取得価格税別215円(セブン-イレブン)

栄養成分表


1食96g(めん70g)あたり
エネルギー444kcal
∟めん・かやく∟342kcal
∟スープ∟102kcal
たん白質8.3g
脂質20.2g
炭水化物57.2g
食塩相当量6.1g
∟めん・かやく∟1.8g
∟スープ∟4.3g
ビタミンB10.33mg
ビタミンB20.59mg
カルシウム230mg



タテ型油揚げ麺商品としては、スープのカロリー100kcal超えは高めの数値。麺量はタテ型カップの一般的な70gとなっています。


スープ


スープは「ポークのまろやかなうまみに醤油と背脂の味わいを合わせた、豚骨醤油ラーメンスープ」で、「ガーリックの風味と醤油のうまみを増し、さらにお店の味へ近づけ」たとのこと。

ほのかなしょうゆ味のとんこつスープに背脂を浮かせ、ガーリックを効かせています。



お店のスープを再現したとんこつしょうゆスープ


  • ほのかなしょうゆ味のマイルド系とんこつ
まろやかマイルド系のとんこつしょうゆ味のスープです。とんこつしょうゆとは言っても、家系などのしょうゆが鋭いものとはだいぶ異なり、しょうゆはほのかに香る程度。味の中心はとんこつスープとなっています。骨感はありますが、マイルド系でとんこつ臭はほとんど感じられず、クセのない食べやすい味わいとなっていました。

  • ガーリックの風味が一本通っている
別添の「仕上げの小袋」には、豚脂とともにガーリックの風味がつけられています。ガーリックは二郎系のようなガツンとくる強いインパクトはないのですが、スープが全体的にマイルドで主張があまりないため、相対的にガーリックの一本通った風味が目立っていました。スープの中でガーリックが主役までありますねこれは。全体的には、昔懐かしさを感じるやさしいスープでした。

  • スープ表面の油脂&背脂


スープ表面には豚脂や背脂が浮いており、こってり感を高めています。背脂チャッチャ系でたっぷり背脂なのは千駄ヶ谷の「ホープ軒」ですが、こちら吉祥寺のカップ麺でも、背脂の塊が多少入っている上、スープ表面の豚脂によって、豚骨スープに強い豚の旨みを加えていました。



麺は、「表面に張りがあり、芯の歯切れがよく、食べやすいめん」とのこと。

湯戻し時間3分の、中細で縮れのついた油揚げ麺です。



中細で縮れのついた油揚げ麺


中細で縮れのついた油揚げ麺です。とんこつラーメンと言えば細いストレート麺を思い浮かべますが、今回の麺はそれよりひとまわりふたまわり太く、縮れもついています。麺表面にちょっとつるみのついた多加水麺寄りの食感ですが、お店の麺の雰囲気もこんな感じのようで、雰囲気は再現できているのではないでしょうか。

麺の主張がそれほど強くないため、同じく主張がおとなしめのスープの風味を立て、邪魔をしていないのは良かったです。また、麺が控えめことが、ガーリックがビシッと通る大きな要因にもなっているように思います。食感ソフト気味で、マイルドなスープの味に寄り添っていました。




具は「肉そぼろ、背脂加工品、ねぎの組み合わせ」とのこと。

スープのところで触れた背脂加工品、肉そぼろ、ねぎの組み合わせです。



肉そぼろとキャベツ


背脂以外には肉そぼろとねぎが入っていますが、いずれも量は少なく、ちょっと物足りないです。サンヨー食品のタテ型カップ麺全般の特徴ですが、テ型名店再現系カップ麺はスープや麺の平均点が高いので、その分具にあまりコストが回らないのも致し方ない部分はあります。

以前「一蘭」の超高級カップ麺が、高額にもかかわらず具が一切入っておらず、その理由としてお店の求める品質が得られなかったとしていましたが、スープや麺に比べてカップ麺で具のクオリティをお店レベルにするのは難しいことなのでしょうね。

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オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
吉祥寺の東京豚骨の元祖とされる「ホープ軒本舗」のカップ麺を食べましたが、マイルド系のとんこつしょうゆスープの中でガーリックが一本通っているのが大きな特徴となっており、歴史を感じる懐かしい味わいが印象的でした。そのうち、千駄ヶ谷のゴリゴリ背脂とんこつもカップ麺で食べてみたいですね。

唐揚げというよりマヨ味の鶏。かなりジャンキーな味でした。唐揚げではないし、おいしいかどうかすら微妙ですが、妙にクセになります。


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