このページでは、ファミリーマート限定で明星食品のカップ麺、「とら食堂 ワンタン麺」を食べてレビューしていきます。



ファミマ限定「とら食堂 ワンタン麺」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、明星食品の「とら食堂 ワンタン麺」。2021年11月23日に発売された、ファミマ限定のの新商品です。福島・白河ラーメンの名店「とら食堂」のワンタン麺が再現されています。



白河ラーメン代名詞「とら食堂」はカップ麺でもおなじみ


「とら食堂」は、福島・白河のご当地ラーメン「白河ラーメン」の名店。白河ラーメンのを手打ち麺で供する元祖のお店で、人気、知名度とも白河ラーメンの中で群を抜いた存在で、「とら食堂」出身の人たちが新規に開店することにより、白河ラーメンが発展してきた歴史があります。

「とら食堂」はカップ麺としてもたびたび登場しており、以前はサンヨー食品から、ここ数年は明星食品からカップ麺化されています。サンヨー食品時代はどんぶり型ノンフライ麺とタテ型油揚げ麺の両方で登場していました。下のリンクは2010年2月発売の「サッポロ一番 名店の味 福島白河 とら食堂 中華そば」。

サンヨー食品 「サッポロ一番 名店の味 福島白河 とら食堂 中華そば」

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2018年からはメーカーを明星食品に鞍替え、ファミマ限定商品として再登板。サンヨー食品時代は「中華そば」でしたが、明星食品&ファミマ移行後はどんぶり型ノンフライ麺の高額商品で「ワンタン麺」が再現されています。下のリンクはJタウンネットの連載で書かせていただいた2021年1月発売の「とら食堂 ワンタン麺」。ワンタンが6個も入った豪勢な一杯でした。

もちもちのワンタンが6個も! 白河ラーメンの名店を再現したカップ麺は完全に「ご馳走」だった|Jタウンネット

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「たっぷりワンタン」




前回発売時はワンタンが4個から6個に増えましたが、今回は「たっぷりワンタン」と書かれており、ワンタンのボリュームを売りにしているようです。結構な高額商品ですが、果たしてどんな一杯なのでしょうか。

どこのスーパーに行っても見ますが、食べ始めたらあっという間に食べ尽くしてしまうので、結構やばい商品ではないでしょうか。無限せんべい。チェーンおせんべい。豆せんべいは、三幸がしょうゆ、岩塚が塩のイメージですよね。


内容物、価格、購入額など




別添袋は3つ。カップには予めワンタンが6つ入っています。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。チャーシューやメンマなどが入っていました。

品名とら食堂 ワンタン麺
メーカー明星食品(ファミマ限定商品)
発売日2021年11月23日(火)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく)
定価税込289円
取得価格税込289円(ファミリーマート)

栄養成分表・原材料


1食113g(めん70g)あたり
エネルギー434kcal
∟めん・かやく∟335kcal
∟スープ∟99kcal
たん白質11.2g
脂質13.0g
炭水化物68.0g
食塩相当量6.6g
∟めん・かやく∟2.1g
∟スープ∟4.5g
ビタミンB11.31mg
ビタミンB20.29mg
カルシウム113mg




スープ


スープは豚鶏ベースのあっさりしょうゆ味のスープで、スープ表面に油脂を浮かせてこってり感をつけています。



あっさりとこってりが共存する旨みが強いスープ


  • 豚鶏ベースのしょうゆ味
豚鶏ベースの澄んだしょうゆ味のスープに、表面に豚脂や鶏油を浮かせています。あっさり系スープですが、しょうゆの香りがしっかり感じられる上、豚と鶏の両方の旨味成分も強く感じられ、必ずしもあっさり一辺倒ではない印象。豚は力強く、鶏は丸みが感じられました。

同じ福島県には日本三大ラーメンのひとつである喜多方ラーメンがあり、あっさりしょうゆ味という括りでは同系統と言えますが、両者ともにお店によってかなり大きな違いはあるものの、「とら食堂」については喜多方に比べて鶏の丸みが強調されつつ、旨みの強さが大きな特色のように感じました。喜多方の朝ラーよろしく、こちらも朝に食べても良さそうな味わいです。



  • スープ表面の油脂で「こっさり」に


スープ表面には、豚脂や鶏油など油脂が浮いています。あっさり系のスープの味に、それに見合わぬ油の量が浮いており、あっさりとこってりが共存しています。喜多方ラーメンの場合はさらにあっさりなスープに、脂身たっぷりのチャーシューをのせて「こっさり」にしていますが、「とら食堂」はたっぷり油脂で「こっさり」に仕上げていました。

今回ワンタン麺ですが、これスープ単体でもかなりおいしいです。あっさりなのに旨みと油脂が強くて唸ります。



麺は「ノンフライ平打ち太麺」とのこと。

湯戻し時間5分の、縮れのついたノンフライ麺で、お店の手打ち麺が再現されています。



手打ち麺を再現した太縮れノンフライ麺


中太~太いノンフライ麺。平打ちで縮れが強く、お店の手打ち麺の形状が再現されています。麺表面につるみがあって弾力の強い多加水麺食感で、あっさり系のスープの中で麺の弾力がかなり目立っていました。ノンフライ麺なので麺の匂いが目立つことはなかったですが、これ油揚げ麺だったらかなりバランスが悪くなるのではないかと思います。

あっさり系のスープの味と手打ち感お強い麺の両立するならば、今回みたいにノンフライ麺で作るのがベストと思われます。高額カップ麺ならではの味わいと言えるのではないでしょうか。




具は「たっぷりワンタン」とのこと。

ノンフライのワンタンが6個と、チャーシュー、メンマ、ネギの組み合わせです。

ワンタン6個のインパクト!




前回発売時から6個に増えたワンタンが、今回も引き続き6個も入っています。ノンフライでそれなりの餡の量も入っており、餡の挽き肉からは生姜の風味が感じられます。お店のワンタン麺が人気なのも頷けます。今回高額な一杯ですが、ここまで高価格に納得できるボリュームなカップ麺も珍しいのではないでしょうか。

チャーシューやメンマも充実




ワンタン6個が完全に主役ですが、脇を固めるチャーシューやメンマも充実。チャーシューは6個入りになってから小さくはなってしまったのですが、肉感がしっかりあっておいしいチャーシュー。そしてメンマはワンタン6個になってからチャーシューとは逆に増えており、この量はかなりボリュームがあります。しょうゆ味のスープと好相性で、私オサーンはメンママンなので、脇役ながらこのメンマはかなりうれしかったです。


オススメ度(標準は3です)


  • ファミマ限定 「とら食堂 ワンタン麺」
★★★★★★☆☆☆☆(6)
税込289円の高額な一杯ですが、この満足感はおそらくこの価格でなければ得がたいものなんだろうと思います。主役のワンタン6個のボリュームはもちろん、こっさりなスープ単体でもかなりおいしく、旨味にあふれていました。さらには、手打ち麺を再現したノンフライ麺や、メンマの量も地味にうれしく、こんな満足度の高い一杯も珍しいのではないかと思います。

ユッケ風のコンビーフだそうで。これはおいしそうですね。


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