このページでは、日清食品のカップ麺、「カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺」を食べてレビューしていきます。



「カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺」。2021年11月3日に日清食品グループオンラインストアで予約発売開始、阪急うめだ本店地下1階ツリーテラスで11月3日から10日の間に販売の、「カップヌードル」シリーズの新商品です。関西ローカルのテレビ番組「水野真紀の魔法のレストラン」とのコラボ商品です。



「トマトスープ→担々麺」と「関西風すき焼きヌードル」の発売


今回の商品は、日清食品グループオンラインストアや阪急うめだ本店に販路が限定されている商品。かなり限定性が強い上に、定価税別500円という超高価な商品。加えて、「関西風すき焼きヌードル」との同時発売ですが、これともオンラインストア以外の販路が異なる上に、価格も違います。

今回の「トマトスープ→担々麺」は税別500円と高価で、販路も限定されているプっっレ~~ミアムな一杯。「神戸北野ホテル」の山口浩氏、「中国菜エスサワダ」の澤田州平氏、「イル ルォーゴ ディ タケウチ」の竹内啓二氏と共同開発した商品で、仏中伊の名店シェフによる合作。

「トマトスープ」から「担々麺」に味変




箱入り娘ならぬ箱入りカップ麺の時点でかなりプレミアムな感じですが、カップヌードル50周年記念商品でもあり、関西の名店シェフとの共同開発。一連の流れを番組をしっかり見て事情を理解してから食べるとさらに楽しそうです。

そして、洋風のトマトスープの味をまずは楽しみ、好みのタイミングで別添袋を投入することで担々麺に変化。とても面白そうですが、担々麺はトマトの酸味が入っていることになりそうで、そのあたりの相性も気になるところですね。担々麺変化時は「辛さレベル2/5」「シビレレベル3/5」と書かれており、まずまず刺激もありそう。

現行品のチャルメラカップも味変アイテムが特徴。特に「トマト味」は今回と多少味が被っています。


内容物、価格、購入額など




まずは箱から本体を取り出します。取り出してしまえばなりはただのカップヌードルなので、とても税別500円とは思えません。でも、ここでパッケージに書かれている「magic」が、NBAオーランド・マジックの昔のユニフォームと同じなので、シャック的な別格感かあります。かなり無理やりですが。カップヌードル本体の他に別添袋類などがまとめられている袋も入っていました。



カップの中。予め入っているのは、味変前の「トマトスープ」要素であるトマトやスープ粉末類。これだけなら普通のカップヌードル以下のボリュームですよね。



まとめられていた別添袋類を開けてバラした状態。別添袋は3つで、いずれも味変用の「担々麺」アイテムと思われます。そして調理方法が書かれた紙も入っていました。

品名カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺
メーカー日清食品
予約販売開始日2021年11月3日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ3袋(ごろごろ肉みそ・あと入れ特製辣油・あと入れふりかけ)
定価税別500円
取得価格税別500円(日清食品グループオンラインストア)

栄養成分表、原材料


1食100g(めん50g)あたり
エネルギー416kcal
たん白質10.3g
脂質21.5g
炭水化物45.3g
食塩相当量5.0g
ビタミンB10.56mg
ビタミンB20.21mg
カルシウム83mg



麺量は50gでかなり少ないですが、いろいろ入っているので内容量は100gとかなりの重量級です。


調理方法




調理方法の書かれた紙。まずは湯戻し1分で「トマトスープ」の味を楽しみ、好みのタイミングで別添袋を3つ投入して担々麺に変化させるとのこと。早く投入するとトマト要素が多く残るので酸味が強くなり、トマトスープの状態で食べ進めた後に投入すると、担々麺要素が濃くなって刺激が強くなるそうです。

今回は、酸味と担々麺の融合にとても興味を持ったので、早い段階で担々麺に変化させたいと思います。



湯戻し中にフタの上に「ごろごろ肉みそ」を置いて温めるのですが、湯戻し時間が1分しかないし、大きさも釣り合ってないし、ぬるくなる程度です。



洋風コンソメトマトスープ




まずは湯戻し1分の味変前、「洋風トマトスープ」から。

スープは「香味野菜の旨みをきかせた洋風コンソメトマトスープ」とのこと。



チキンベースのコンソメスープに、トマトの酸味、玉ねぎなど香味野菜の風味、さらにはきのこ系の旨味を加えた奥深い味に仕上げています。酸味の鮮やかなパンチの中で感じられる重層的な旨みは、これは確かにプレミアムな味。味変しなくても十分においしい!



具は「トマト、マッシュルーム、インゲン」とのこと。

味変後に具が加わるのでトマトスープの段階では具は少なめ。ただ、トマトに加えてインゲンで色味を鮮やかにし、インゲンとマッシュルームの食感が結構目立っていました。



味変は3つの別添袋で!


トマトスープも十分おいしかったのですが、今回は酸味と担々麺の融合にとても興味があったので、早々に切り上げて味変していきます。



まずは「あと入れ特製辣油」。結構赤くなりますね。



続いて先ほどフタの上で温めたレトルトの「ごろごろ肉みそ」。ごろごろというほど挽肉は大きくないように見えます。



そして最後に「あと入れふりかけ」投入。カシューナッツ、玉ねぎ、ごま、唐辛子が入っているようです。カシューナッツはかなりリッチですね。一気に雰囲気が変化していきます。



ごろごろ肉みそ辣椒担々麺




味変して2つ目の味、「ごろごろ肉みそ辣椒担々麺」完成。今回はトマトスープを早々に切り上げ、酸味が強い状態で担々麺を食べたいと思います。

それにしても、担々麺にトマトやインゲンが入っているのはなかなか新鮮。カシューナッツまで入って、この時点ですでにただものではないことはよくわかります。



辛味とシビレの特製辣油に、レトルトの肉みそ、そしてごろごろ具の入ったふりかけと、練りごまがないことを除けば担々麺らしさはかなり強いです。練りごまがないことによるコク不足は、たっぷりの粒ごまとカシューナッツで補っている印象で、特にカシューナッツのまったり味が練りごまの代わりを担っていました。よくできています。

加えて、「トマトスープ」の鮮やか強烈な酸味が担々麺スープになっても強く活きていて存在感抜群で、しかも凄まじいまでの好相性!3人の料理の巨匠が結集して開発したのも大いに納得できるおいしさでビビりました。担々麺が酸味を加えることでこんなにもおいしくなるのかと驚きです。

トマトスープの良さ、辣椒担々麺の良さがそれぞれあるでしょうが、両者早い段階でかけ合わせたおいしさはカップ麺の域を超えており、真っ先に両方掛け合わせて食べるのをオススメしたいです。そうしちゃうとそれぞれの味を存分に楽しめないのはちょっと残念ですけどね。この味は価格が高いのも頷くしかありません。



麺は「スープの味わいに負けない、つるみのある少し太めのしなやかな麺」とのこと。

最後に麺ですが、通常のカップヌードルの麺より太めです。スープの味が強いので、もっと太くても良いくらいのバランス感ですが、これ以上太くなるとおそらくカップヌードルらしさは消えてしまいますよね。

麺量は50gでいつもより10g以上少ないですが、肉みそを始めいろいろ入っているので、それほど不足感はありませんでした。そもそもじっくり味わう商品であって、食べ応えを期待されているわけではないですよね。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺」
★★★測定不能★★★(∞)
強烈な酸味を効かせた担々麺は凄まじくおいしかったです。これだけおいしいのだから高額でも納得ではあるのですが、じゃあ何度でも買って食べたいかと問われると、それはちょっと高すぎて何度も手を出せないという気持ちもあります。ちょっとどう星をつけて良いのかわからないので、すいませんが逃げます。日清食品オンラインストアでは完売御礼だそうで、あとは正規ルートで手に入れられるのは阪急のオンラインストアのみと思われます。

今週はこちらも発売されています。


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