このページでは、サンヨー食品のカップ麺、「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」を食べてレビューしていきます。



「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」。西日本ではひと足早く発売されていましたが、2021年10月25日に全国発売された、「名店の味」シリーズの新商品です。京都発祥のラーメンチェーン店、「天下一品」の「こってり」の味を再現したカップ麺となっています。



「名店の味」シリーズの新商品


「名店の味」は、サンヨー食品のどんぶり型名店再現系シリーズ。これまでにいろいろなお店の味が再現されてきましたが、現行ラインナップは札幌みその「純連」と熊本マー油とんこつの「桂花」。今回ここに新たに「天下一品」が加わることになりました。このシリーズはノンフライ麺を使った本格的な商品ながら、定価税別220円という比較的安価なのが特徴でしたが、今回はちょっと高い260円となっています。

個人的に「名店の味」最高傑作だと思っているのが、「サッポロ一番 名店の味 井出商店 和歌山濃厚豚骨醤油」。和歌山ラーメンの名店「井出商店」の味を再現した商品でしたが、いやー濃厚なスープでした。

超濃厚とんこつしょうゆ!!サンヨー食品 「サッポロ一番 名店の味 井出商店 和歌山濃厚豚骨醤油」

和歌山ラーメンの超有名店「井出商店」の味を再現したカップ麺今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 名店の味 井出商店 和歌山濃厚豚骨醤油」。2018年9月25日発売の、「名店の味」シリーズの新商品です。和歌山ラーメンの名店中の名店、「井出商店」の味を再現した「和歌山濃厚豚骨醤油」と銘打たれたカップ麺です。和歌山ラーメンとは?和歌山ラーメンといえばとんこつしょうゆ味で有名ですが、しょうゆ主体の...



「天下一品」の「こってり」を再現!




「天下一品」は、京都一乗寺に本店があり、全国展開するラーメンチェーン。看板メニューはもちろん「こってり」で、どろどろの濃厚な鶏白湯スープはすでにラーメンと言うより「天下一品」という食べ物。私オサーン、おそらく「天下一品」の「こってり」が一番好きな食べ物かもしれないというくらい大好きです。カップ麺では下の商品がこれまでで最も天下一品の味に近づいたスープだと思っていますが、今回はどれくらい近づいているのか楽しみです。

エースコック 「京都でみつけた 濃厚中華そば」

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内容物、価格、購入額など




別添袋は3つ。カップには麺のみ入っています。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。チャーシューチップ、メンマ、ねぎが入っていますが、価格を考えるとちょっと少ないですね。スープに力が入っているということでしょうか。

品名名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯
メーカーサンヨー食品
発売日西日本:2021年9月20日(月)
全国:2021年10月25日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(あといれ液体スープ・あといれ粉末スープ・かやく)
定価税別260円
取得価格税別260円(セイコーマート)

栄養成分表


1食134g(めん75g)あたり
エネルギー492kcal
∟めん・かやく∟322kcal
∟スープ∟170kcal
たん白質15.1g
脂質17.7g
炭水化物68.1g
食塩相当量8.1g
∟めん・かやく∟3.0g
∟スープ∟5.1g



さすが「こってり」、スープカロリーが170kcalもあって超ヘビー級。原材料のスープにトップにしっかり「チキンエキス」がきており、期待できそうですね。


スープ


スープは「濃厚なチキンのうまみに、ガーリックの風味を合わせ、コク深い味わいのスープに仕上げ」た、「濃厚でとろみのある鶏白湯スープ」とのこと。

とろみの強くつけられた鶏白湯スープで、「天下一品」の「こってり」のスープが再現されています。



「天下一品」の「こってり」を再現した濃厚鶏白湯スープ


  • とろみが強め
とろみの強くつけられた鶏白湯スープです。「天下一品」のお店のスープに比べるととろみの強さは比べるべくもないのですが、それでもカップ麺としては結構思い切ったとろみで、原材料を見ると、ゼラチンの他に、粉末ポテト、米粉、加工脱脂大豆粉が入っており、これらがとろみを生み出しているものと思われます。

  • 野菜の旨みが感じられる鶏白湯、ニンニクは弱め
ちょっとざらつくような、ドロドロな鶏白湯の食感をある程度再現するとともに、鶏の旨み、そして野菜の甘みを感じることができます。ニンニクはそれほど強くは感じられず、お店によってはニンニクがもっと強いこともあるかと思いますが、お店よってばらつきがありますね。今回はニンニクのおとなしいお店を再現したということで。



  • 油脂のクセは今一歩足りない


濃厚な鶏白湯に加え、スープ表面には油脂が浮いています。鶏油や豚脂が入っているようですが、お店の味を再現するにはひとクセ足りないというか、一味足りないというか。断定はできないのですが、お店のスープのクセのある味わいは、鶏油の他に豚脂の風味も強いと思われ、今回はその部分が足りなかったように思います。

ただ、一般的な鶏白湯と比較すると、よく見る上品な味とは違う荒々しさ、ガツンとくる濃厚さが感じられるスープで、「天下一品」の再現であることを抜きにしても大きな価値があるのではないでしょうか。「極鶏」のカップ麺もありますが、なかなかこういう濃厚さに寄ったスープは貴重なのではないかと思います。



麺は「極力ウェーブをつけないめんに仕上げ」た、「つるみと噛み応えのある中細めん」とのこと。


湯戻し時間4分の、中細ストレート形状のノンフライ麺です。


低加水麺食感の中細ノンフライ麺


中細でストレート形状のノンフライ麺です。歯切れの良い低加水麺食感で、お店の低加水麺の食感を再現していますが。お店の麺は一回り太く、カップ麺の丸麺に対し角麺形状でもあるため、だいぶ雰囲気は異なっています。お店の麺に比べると普通の麺といった感じでしょうか。

とろみのついたスープを麺がごっそり持っていく感じはそれなりに再現できており、天下一品の味を思い出して目頭が熱くなるものがあります。近所の店が閉店してしまって、なかなか食べに行けないんですよね。




具は「チャーシューチップ、メンマ、ねぎの組み合わせ」とのこと。

チャーシューチップ、メンマ、ねぎの組み合わせです。



具は物足りない


チャーシューチップ、メンマ、ねぎが入っていますが、いずれも量が少なめで、定価税別260円の商品としては具の物足りなさは否めません。お店のチャーシューはペラペラで、肉量的には再現できそうな気がしますが、汎用的なチャーシューチップに留まっています。ねぎの多さが天一の特徴のひとつなので、もうちょっと頑張ってもらいたかったところ。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「名店の味 天下一品 京都濃厚鶏白湯」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
再現性は及第点と言ったところでしょうか。ところどころ「天下一品」らしさが見られるのと、「天下一品」としては物足りないところが混在しており、再現性としては以前のエースコックの「京都でみつけた」の方が高かったように思います。ただ、ドロドロの濃厚鶏白湯にノンフライ麺を合わせた本格派のカップ麺はあまり多くなく、「天下一品」の再現性は抜きにしても貴重な存在だと思われます。

「銀座 篝」の鍋はぜひとも食べてみたいですね!この鶏白湯は鍋に間違いなく合いそう。


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