このページでは、三養ジャパンのカップ麺、「ブルダック炒め麺BIG」を食べてレビューしていきます。



「ブルダック炒め麺BIG」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、三養ジャパンの「ブルダック炒め麺BIG」。韓国メーカー「三養食品」の日本法人である「三養ジャパン」による、お店でよく見かける「ブルダック炒め麺」シリーズの商品で、他にもいくつかフレーバーがありますが、まずは黒いパッケージが目印スタンダードフレーバーの大盛商品を食べてみたいと思います。



韓国「三養食品」はどんなメーカー?


「三養(サムヤン)食品」は、韓国ソウルにある食品メーカーで、韓国初のインスタント麺を製造販売したメーカーとして知られています。韓国のインスタント麺と言えば日本では圧倒的に農心の「辛ラーメン」がおなじみで、実際韓国でも高いシェアを誇りますが、韓国初のインスタント麺は「三養ラーメン」で、辛ラーメンが1986年に誕生したのに対し、「三養ラーメン」はなんと1963年!明星食品から無償で技術供与を受けて、合弁で工場を開設したことに始まります。チキンラーメン誕生の1958年からわずか5年後。


ちなみに農心がインスタント麺を製造し始めたのが1967年とのことなので、いかに三養が先行していたかがわかります。



すっかりおなじみ「ブルダック炒め麺」




三養の名はそれほど有名ではありませんが、今回の「ブルダック炒め麺」は最近スーパーでも多く扱われるようになったので、かなり知名度があるのではないかと思います。「三養ラーメン」より有名ですよね。ブルダックとは「ブル=火」「ダック=鶏」で、火鶏という料理をイメージした炒め麺(焼そば)。激辛を売りにしています。

ただ、韓国料理は辛いイメージがありつつも、「辛ラーメン」はそれほど辛いと感じたことはないので、この商品が激辛と言われてもあまりピンとこないし、同じシリーズで別にさらに辛い「極辛」もあるため、それほど辛くないのではないかと思ってしまいます。果たしてどんな商品なのでしょうか。



ちなみにこちら、「ホチ」というキャラクターだそうで、先鋭的な?にわとりのコスプレ?をしています。ダックってにわとりなんですかね。ノグリの狸とライバル関係にありそうですね。


内容物、価格、購入額など




別添袋は2つ。どちらも日本語は一切書かれていません。韓国内の商品と仕様が同じのようです。「液体ソース」と「かやく」とのこと。どちらも後入れです。カップには麺のみ入っていました。

品名ブルダック炒め麺BIG
メーカー三養ジャパン
発売日不明
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(液体ソース・かやく)
定価税別268円
取得価格税込199円(トライアル)

栄養成分表


1食105g(めん79.6g)あたり
エネルギー425kcal
たん白質9.0g
脂質15.0g
炭水化物63.0g
食塩相当量2.4g



麺量は80g弱で、汁なしカップ麺としてはちょっとだけ少なめ。定価が高いですが、スーパーでは安く売られていることが多いようです。ただ、外国食品や尖った雑貨的なお店だと定価近くで売られており、250円超えはなかなか手を出しにくいです。



こちら湯切りの穴。紙製のフタに、切り目のついた穴を箸の先で突いて開ける形。これ慣れないと難しいです。真ん中の穴は失敗気味。


ソース


ソースは「忘れられない超強力旨辛! ストレスで疲れた時はブルダック炒め麺 強烈な辛さが一度食べたら、病み付きになる」とのこと。

鶏ベースの甘いベースに、強い辛味を加えたソースです。



甘さの先行する激辛ソース


  • 甘辛が韓国風?
チキンベースで甘み強め、辛味を加えたソースです。農心「チャパグリ」で感じたあまり日本の食べ物では味わえないカラメルの甘さほどの別物感はなかったですが、それでも甘みがかなり先行して、塩気は抑え気味。あまり日本のカップ麺では味わえないタイプではないでしょうか。

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甘さは砂糖由来で、玉ねぎの風味も感じられるため、玉ねぎの甘みのようにも感じられました。「チャパグリ」もそうでしたが、日本のカップ焼そばに比べてやはり甘いですね。甘くて辛いのが韓国風の味ということでしょうか。ブルダックの由来である鶏の存在は正直あまり感じませんでした。

  • 正直ナメてた!これは辛い!
私が個人的にこれまで食べてきた韓国のカップ麺が、辛さを謳いつつもたいして辛くなかったため、今回もそれほど覚悟しないで食べたのですが、いやこれ結構辛いです。辛さが得意な人でも油断してかかったらやられるんじゃないですかね。最初は甘さの方が目立つくらいですが、後半差し掛かる辺りで口の中で蓄積された辛味が一気にスパーク!ヘビーで口に残り続ける辛さが襲ってきます。

この粘着質な辛さの性質は、「ペヤング」の辛さと似たタイプだと感じました。さすがに「獄激辛ペヤング」ほどには辛くはありませんが、「ブルダック」にはさらに赤いパッケージで2倍の辛さの「極辛」もラインナップされており、一体どれだけ辛いのか興味が出てしまいます。赤いので3倍辛いとなお良かったんですけどね。2倍の辛さについてはそのうち検証したいと思います。



麺は、湯戻し時間4分の、中太で縮れのついた油揚げ麺です。



中太で縮れのついたもちもちな油揚げ麺


中太で縮れのついた油揚げ麺。農心商品も全般的にそうですが、もちもちな食感です。これも韓国風の麺の特徴でしょうか。農心の麺のような独特な食感ではなく、日本のメーカーがこの麺を使っていてもそれほど違和感はなさそうです。

中太でもちもちしているため、激辛で甘みの先行するソース相手でも負けておらず、ソースと麺がしっかり折り合っていました。これだけ折り合えば、長丁場の菊花賞も最後の直線まで脚が持つと思われます。




具は、ふりかけ風のごまと海苔の組み合わせです。



具はふりかけ風


具として入っているのは後入れのごまとのり。ふりかけみたいな感じです。「チャパグリ」がわかめや昆布がたっぷり入っていたのに比べるとだいぶ物足りないですが、それでもごまの香ばしさは辛いソースの中に入ってもしっかり映えていました。のりは韓国っぽい感じはしますが、今回はあまり目立っていなかったです。


オススメ度(標準は3です)


  • 三養ジャパン 「ブルダック炒め麺BIG」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
思いのほかの激辛!そして甘さの先行する日本ではあまりない味わいと、インパクトの強い商品でした。ただ、定価近くで買うならかなり高いです。品質的には定価200円程度が妥当かなと言ったところ。スーパー価格で買えるなら★5でも良いかなと思いますが、定価を考慮して★4にしました。

メーカーサイトでこのソースを大々的に売り出していますが、さすがに500円超えは高くて手を出しにくいです。ブルダックソースって響きがブルドックソースみたいですね。


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