このページでは、エースコックのカップそば、「タテロング THE和 山椒香るカレー肉そば」を食べてレビューしていきます。



「タテロング THE和 山椒香るカレー肉そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、エースコックの「タテロング THE和 山椒香るカレー肉そば」。2021年10月4日発売の「THE和」シリーズの新商品です。



「THE和」シリーズはおろしやわさびが得意だが


「THE和」は、「通な大人たちに向けたこだわり仕様の和風カップめん」シリーズとのことで、これまで一貫して和風のお蕎麦をタテ型カップで登場させてきました。今回もその流れは踏襲していますが、このシリーズが得意とする「大根おろし」や「わさび」は使われておらず、シリーズ初登場の「カレー」を、山椒を香らせることで和風にしているようです。

前回の「THE和」シリーズは、2021年4月に発売された「タテロング THE和 鶏天おろしそば」。今回は約半年ぶりの発売なんですね。久々の登場です。

エースコック 「タテロング THE和 鶏天おろしそば」

このページでは、エースコックのカップ麺、「タテロング THE和 鶏天おろしそば」を食べてレビューしていきます。「タテロング THE和 鶏天おろしそば」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、エースコックの「タテロング THE和 鶏天おろしそば」。2021年4月26日発売の、「THE和」シリーズの新商品です。これまでにも和風カップそばを積み重ねてきたシリーズですが、今回は「鶏天」と「大根おろし」のおそばです。...



「固形カレールゥ」使用




今回の一杯では、粉末に加えて固形のカレールゥを用いることで、より濃厚に仕上げているとのこと。固形カレールゥ、山椒、そして「肉」そばというところがどんな感じになっているのか、食べるのが楽しみです。


内容物、価格、購入額など




別添袋は2つ。カップには粉末やかやくが入っていますが、かやくは少なそう。「肉」そば大丈夫でしょうか。



先入れの「先入れカレールゥブロック」を麺の上に開けた状態。粉末と固形ルゥのダブルでカレー色です。

品名タテロング THE和 山椒香るカレー肉そば
メーカーエースコック
発売日2021年10月4日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(先入れカレールゥブロック・スパイス)
定価税別230円
取得価格税込245円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食92g(めん70g)あたり
エネルギー399kcal
∟めん・かやく∟295kcal
∟スープ∟104kcal
たん白質11.7g
脂質15.6g
炭水化物52.9g
食塩相当量7.1g
∟めん・かやく∟1.8g
∟スープ∟5.3g
ビタミンB10.37mg
ビタミンB20.41mg
カルシウム166mg




スープ


スープは「チキンをベースに魚介や香味野菜の旨みを加え、複数種のスパイスをバランスよく配合した和風カレースープ」で、「別添のカレールゥとスパイスにより、刺激的ながらも、濃厚なカレー感のある味わいに仕上げ」たとのこと。

魚介や玉ねぎがほんのり香る和風のカレー味つゆに、別添のカレールゥでとろみを、そしてスパイスで山椒の刺激や甘みを加えています。



カレールゥとスパイスで「和」を現したカレーつゆ


  • 和風感はそれほどないカレー
魚介や玉ねぎをほんのり効かせたカレー味のつゆですが、「THE和」としての和風感はそれほどなく、魚介が前に出てくる感じではなかったです。だからといって山椒以外のスパイスが目立っている印象もなく、和風とか洋風とかいうよりは、家庭のカレー感があるのかなという印象です。



  • 別添「後入れカレールゥブロック」でとろみ


別添の固形カレールゥによって、カレー味のつゆにとろみを付けています。カレールゥによってカレー味が濃くなるとか、塩気が強くなるというよりは、とろみが増すことで濃厚「感」が増したという印象を受けました。これがスパイス重視のカレーなら粉末のみになるところなのが、ルゥによって家庭のカレー感が増幅されており、やはり目指した方向性は単純な和ではなくて家庭の和なのではないかと思います。


  • 別添「スパイス」の山椒と甘み


そんなほんわかした家庭の和の味を打ち砕いてくれたのが別添「スパイス」。どちらかというと刺激、シビレの花椒に対し、山椒は香りを楽しむイメージがありますが、今回の山椒はなかなかの刺激で、ビリビリにシビれるわけではないですが、結構舌の横にビリっとくるレベルではシビレます。これまでにもなかったわけではありませんが、カレーでこれだけ山椒を効かせるのは珍しいです。

そしてもっと驚いたのが、このスパイス甘いんですよね。よく見ると、砂糖の粒みたいなものが確認できます。そしてスープに調和するレベルではなく甘みが口に響いてきます。これは好き嫌い分かれそうですが、私は結構面白かったです。山椒を強く感じたいなら溶かし切らずに食べる方が良いし、でも溶かし切らないと甘さの塊を口に入れることになります。難しい。



麺は「歯切れの良さと滑らかさを持たせたそばのめん」で、「そばの風味豊かに仕上げ」たとのこと。

湯戻し時間4分の、中細油揚げ麺のお蕎麦です。



中細油揚げ麺のお蕎麦


中細でストレート形状の油揚げ麺のお蕎麦です。これまでの「THE和」シリーズと同じタイプの麺だと思われます。「ヤマイモパウダー」が入っており、ちょっとフカフカした食感が楽しめる麺となっています。詰まった感じのどん兵衛の日清食品の麺よりも、同じく山芋を使っている緑のたぬきの東洋水産の麺に近い印象です。

蕎麦の香りは強めで、今回のカレーつゆの中に入ってもしっかり蕎麦の香りが感じられました。また、カレールゥによってとろみがつけられていることで、麺と蕎麦の一体感があり、カレーの味と蕎麦の風味をどちらも楽しめる組み合わせでした。




具は「程良く味付けした豚肉、ふんわりとした食感の卵、ねぎで仕上げ」たとのこと。

豚肉、かきたま、ねぎの組み合わせですが、量は少なめです。



豚肉、かきたま、ねぎの組み合わせ


「カレー肉そば」という商品名ですが、豚肉の量は少なくてあまり目立っていません。最近は大豆ミートを使う場合も多いので、本物の豚肉を使っているというだけでも肉そばとして相応しいのかもしれませんが、定価税別230円で一般的なタテ型カップよりもちょっと高い価格設定も相まって、もうちょっと頑張って欲しかったと感じました。

かきたまとねぎも入っていますが、こちらも量が少なく、黄色と緑色の彩り要員の役割の方が大きそうです。


オススメ度(標準は3です)


  • エースコック 「タテロング THE和 山椒香るカレー肉そば」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「カレールゥ」、「山椒」、「肉」と特徴の多い一杯でしたが、中でも面白かったのは「スパイス」の山椒と甘みで、結構刺激強めの山椒に加え、ガッツリ甘いのが印象的でした。カレー蕎麦がちょっと独特な味わいになります。一方で、「THE和」としては和風感に乏しいことと、「肉そば」としては肉が少ないことが気になる点でした。ちょっとひとクセあっておいしい一杯です。

ちょっとニッチなメニューに見えますがおいしそうですね。




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