このページでは、セブン限定で復刻発売された日清食品のカップ麺、「カップヌードル 復刻版ポークチャウダーヌードル ビッグ」と「カップヌードル 復刻版ブタホタテドリ ビッグ」を食べてレビューしていきます。



「カップヌードル ポークチャウダー」と「カップヌードル ブタホタテドリ」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「カップヌードル 復刻版ポークチャウダーヌードル ビッグ」と「カップヌードル 復刻版ブタホタテドリ ビッグ」。2021年9月28日に発売された、セブン-イレブン限定発売の復刻版カップヌードル2品です。昭和の売上No.1と平成の売上No.1が夢の共演。カップヌードル50周年記念商品となっています。



カップヌードル50周年記念の復刻版


今回の2品は、カップヌードル50周年を記念して発売された、カップヌードルの過去発売された人気商品の復刻版。ここ最近でずいぶんと50周年商品が登場しており、「カップヌードル」シリーズの動きが活発化してきており、この分だとまだまだ今後も期待できそう。

50周年記念商品の「カップヌードル スーパー合体」が4品同時発売。今回は代表して私オサーンが一番おいしいと感じた「カップヌードル スーパー合体シリーズ 味噌&旨辛豚骨」。この味が新「カップヌードル味噌」でも良いのではないかというレベルでした。

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昭和の売上No.1と平成の売上No.1




今回の復刻2品は、「ポークチャウダー」が昭和の売上No.1、「ブタホタテドリ」が平成の売上No.1商品とのことで、令和の世に復刻しました。上の写真のロゴがかなり凝っていて、左は昭和時代のカップヌードルの発泡スチロールパッケージのようなプリントがされており、右は平成のデジタル化の動きに合わせたデジタルフォントになっています。特に左の雰囲気は、当時を知る人にとっては懐かしい雰囲気なのではないでしょうか。

「ポークチャウダー」が発売されたのは1983年7月。当時は当然このブログは書いておらず、さらには私が丸型宇宙船で地球にやってきていたのかも微妙な年。いやすいません、余裕でいました。当時の味は残念ながら私にはわかりませんが、過去にも復刻されており、2009年12月に「カップヌードル ポークチャウダーヌードルビッグ」という商品が発売されていました。ただ、パッケージデザインは1983年とは異なっている上、味もだいぶブラッシュアップされているようでした。

日清食品 「カップヌードル ポークチャウダーヌードルビッグ」

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「ブタホタテドリ」は1991年8月に発売。「ブタホタテドリ」というネーミングで当時ちょっと話題になったのを何となく覚えていますが、おそらくかなりヒットした商品なのではないかと思います。まだ私オサーンはじいちゃんの元にいて尻尾も生えていた幼い時代なので、詳しいことまでは覚えていません。この商品2001年7月と2011年12月に復刻発売されており、ブログでは2011年バージョンをレビュー。1991年の味を忠実に再現されていたようです。

日清食品 「復活総選挙カップヌードルブタホタテドリ ローストしょうゆ味」

どうもー、ハンサムです。装着したままでもスマホが弄れる手袋が欲しい…。さて、今回のカップ麺は、日清食品の「復活総選挙カップヌードルブタホタテドリ ローストしょうゆ味」です。こちらの商品、1991年8月にカップヌードル発売20周年を記念して発売、日清企画カップヌードル総選挙で2位になったのでこの度復刻発売となったそうです。ブタホタテドリ…なんともわかりやすい商品名ですねwスープは、「コク、うまみ、キレ...

こちらも「スーパー合体シリーズ」の「カップヌードル&しお」。ほぼカップヌードルでしたが、燻製オリーブが良い仕事をしている良品でした。


内容物、価格、購入額など




左が「ポークチャウダー」で右が「ブタホタテドリ」。どちらも具だくさんですね。カップヌードルは昔は現在ほど具だくさんではなかったイメージがあるのですが、当時はこんなに具がたくさん入っていたのでしょうか。

品名カップヌードル 復刻版ポークチャウダーヌードル ビッグ
カップヌードル 復刻版ブタホタテドリ ビッグ
メーカー日清食品
発売日2021年9月27日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープなし
定価税別215円
取得価格税別215円(セブン-イレブン)

栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
栄養成分ポークチャウダー
102g(めん80g)
ブタホタテドリ
101g(めん80g)
エネルギー452kcal449kcal
∟めん・かやく∟402kcal∟396kcal
∟スープ∟50kcal∟53kcal
たんぱく質11.9g11.6g
脂質17.2g17.6g
炭水化物62.4g61.0g
食塩相当量6.8g6.6g
∟めん・かやく∟2.8g∟2.8g
∟スープ∟4.0g∟3.8g
ビタミンB10.99mg0.98mg
ビタミンB20.28mg0.30mg
カルシウム126mg144mg

「ポークチャウダー」は今回と同じくビッグサイズだった2009年の復刻版と比べて、麺量は同じですが栄養成分の数値はまったく異なっています。今回はちょっとヘルシー気味。「ブタホタテドリ」の2011年復刻版はノーマルサイズだったので、今回のビッグサイズと比較はできませんでした。

  • 原材料
・カップヌードル 復刻版ポークチャウダーヌードル ビッグ


・カップヌードル 復刻版ブタホタテドリ ビッグ




カップヌードル 復刻版ポークチャウダーヌードル ビッグ




まずは「カップヌードル 復刻版ポークチャウダーヌードル ビッグ」。1983年登場の、昭和No.1売上のカップヌードルとして復刻しました。チャウダーと言われても、クラムチャウダー以外のチャウダーはよくわからないのですが、アメリカのスープくらいの意味で捉えて良いようです。カップヌードルってイメージ戦略がアメリカっぽいですもんね。1980年台前半だと、そのイメージの定着のために、商品名をつけるのも練られていたんだろうと思います。カップヌードルのイメージが確立された現在だと、ポークチャウダーというイメージしにくい商品名にはならないかもしれませんね。

「ポーク」なのに謎肉ではないカップヌードル!




ポークをじっくり煮込んだようなまろやかでコク深い味わいのスープ。具材は チャーシュー、スクランブルエッグ、キャベツ、ニンジン、ネギを使用。


豚の旨みが感じられる、甘めのしょうゆ味のスープ。クラムチャウダーのようなクリーム系ではありませんが、甘みの強さによって、ちょっと煮込み感がありますね。それでチャウダーなのでしょうか。メーカーの人からはちゃうんだな~と言われるかもしれませんが(寒)。後味にちょっと辛味を感じたのですが、胡椒系かと思われます。

麺は通常「カップヌードル」と同じタイプの、細めでスープの吸い込みが激しいタイプ。今はカップヌードルシリーズも味によって麺が色々違いますが、おそらく当時は全部同じ麺だったんですよね。通常カップヌードルでも感じるのですが、この麺はちょっと油揚げ麺臭が強くて、多少スープの味を邪魔しているように感じました。

復刻版なのでこのタイプの麺を使っていますが、今改めて作るならもっと違う麺を使用するのかなと勝手に想像しました。普段はあまりカップヌードルの味による麺の違いなんて意識しないのですが、オールドスタイル?な今回の麺からは、逆にカップヌードルの進化の歴史が感じ取れる気がします。

具は豚肉チップやたまごなど、かなり具だくさん。「ポーク」なので、今作るならおそらく謎肉入れるんでしょうね。「ポーク」なのに謎肉のない、豚肉チップのカップヌードルシリーズというのは、現在ではちょっと新鮮かもしれませんね。



カップヌードル 復刻版ブタホタテドリ ビッグ




続いては「カップヌードル 復刻版ブタホタテドリ ビッグ」。1991年登場の、平成No.1売上のカップヌードルとして復刻。大ヒット商品と言って良いでしょう。レギュラー化はされなかったものの、今で言う「トムヤムクン」や「味噌」のような存在ではないでしょうか。わざわざこの商品だけのデザインロゴがあるのも凄いですよね。当時のメーカーの気合の入れ方がわかります。記憶が定かではないですが、確かテレビCMもやっていた気がします。

ブタホタテトリの共演スープと大量のホタテ風かまぼこ




豚骨としょうゆをベースにホタテとチキンの旨みを加え、スパイスをアクセントにきかせた贅沢なスープ。具材はホタテ風カマボコ、チャーシュー、スクランブルエッグ、チンゲンサイ、キクラゲ、ニンジンを使用。


とんこつベースのしょうゆ味に、チキンとホタテのの旨みを加えているという、かなり雑然としたスープ。これに先ほどと同じ油揚げ麺臭まで加わってしまうと、現在のカップヌードルを食べている味覚だと、主題のハッキリしない味のように感じてしまいます。もっとホタテ効かせて!とか思うのですが、よく味わうと分かる程度で、ちょっと寄せ鍋感があります。カレーに肉と魚介を両方入れるような。それぞれの味を楽しむというよりは、全部合わせた総和の味を楽しむものなんでしょうね。

麺は先ほどの「ポークチャウダー」と同じオールド感のある細い麺。スープの吸い込みが激しい上、油揚げ麺臭がスープにかなり溶け出してきます。これもおそらく、今改めて商品開発するならば、この麺ではないタイプのものが使われるのだろうなと思います。

具はこちらもかなり具だくさんで、ホタテ風かまぼこをメインに、豚肉チップ、たまご、チンゲン菜、キクラゲやニンジンも入っています。1991年当時はおそらく、ホタテ風かまぼこが登場したのは結構最近なので、本物のホタテが使われていたのだろうと思われますが、それ故に量も少なかったのではないかと勝手に想像しています。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「カップヌードル 復刻版ポークチャウダーヌードル ビッグ」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
  • 日清食品 「カップヌードル 復刻版ブタホタテドリ ビッグ」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)

現在の味付けの傾向と比べてしまうと、どちらも商品も味が雑然として主題が見えてこず、さらには麺の油揚げ麺臭も、それがカップヌードルらしさとは言え、スープの味をわかりづらくしています。おいしさの追求よりも、当時の味を忠実に再現しようとする意図が窺え、好感が持てました。2つの商品の中では、「ポークチャウダー」の甘さがひとつ大きな特徴となっており、比較的わかりやすい味のように感じました。「ブタホタテドリ」は具だくさんぶりが際立っており、どちらもサービス精神旺盛です。

日清食品公認の雑誌付録ポーチ。これもカップヌードル50周年記念商品です。


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