このページでは、エースコックのカップ麺、「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」を食べてレビューしていきます。
「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、エースコックの「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」。2021年8月9日発売の、「全国ラーメン店マップ」シリーズの新商品です。福岡編として2度目の登場となる「暖暮」監修のカップ麺となっています。

「全国ラーメン店マップ」の福岡編
「全国ラーメン店マップ」は、日本全国ご当地のラーメン店の味を再現したカップ麺シリーズです。エースコックでは、東京とその近郊のラーメン店を再現する場合は「一度は食べたい名店の味」シリーズで、それ以外の地域は「全国ラーメン店マップ」でカップ麺化する棲み分けています。今回は「福岡編」ということで、とんこつラーメンに人気店である「ラーメン 暖暮」監修の商品。
「全国ラーメン店マップ 福岡編」はこれまでに何度か登場しています。まず最初に発売されたのが今回と同じく「ラーメン 暖暮」の商品。2017年10月に発売された「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン」。今回と同じく「辛ダレ」の入ったとんこつラーメンでクセのないとんこつではあっても、骨感が感じられるスープが印象的でした。
エースコック 「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン」
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エースコック 「全国ラーメン店マップ 博多編 博多元気一杯!!監修 博多クリーミー豚骨ラーメン」
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「味濃いめ」「油多め」の味(=「濃口」)を再現

今回の一杯では、お店の「味濃いめ」「油多め」の「濃口」が再現されているとのこと。以前の「暖暮」カップ麺よりも濃い味が期待できそうです。そして「暖暮」のカップ麺は今回が3回目で、先ほどの「全国ラーメン店マップ」の商品の他に、「スーパーカップ」シリーズからも発売されていました。2020年7月発売の「スーパーカップ1.5倍 ラーメン暖暮監修 辛ダレ豚骨ラーメン」。こってりイメージの「スーパーカップ」ですが、1作目よりむしろあっさりした印象でした。
博多の人気ラーメン店がスーパーカップとタッグ!「スーパーカップ1.5倍 ラーメン暖暮監修 辛ダレ豚骨ラーメン」
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内容物、価格、購入額など

別添袋は1つ(粉まみれ)。カップには麺とともにスープ粉末やかやく類が入っていました。
品名 | 全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口 |
---|---|
メーカー | エースコック |
発売日 | 2021年8月9日(月) |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 1袋(特製ペースト) |
定価 | 税別220円 |
取得価格 | 税込232円(ローソン) |
栄養成分表、原材料
1食97g(めん70g)あたり
エネルギー | 442kcal |
---|---|
∟めん・かやく | ∟319kcal |
∟スープ | ∟123kcal |
たん白質 | 13.0g |
脂質 | 21.2g |
炭水化物 | 49.9g |
食塩相当量 | 7.2g |
∟めん・かやく | ∟1.7g |
∟スープ | ∟5.5g |
ビタミンB1 | 0.40mg |
ビタミンB2 | 0.41mg |
カルシウム | 386mg |

2017年の「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン」と麺量は同じながらカロリーが高くなっており、これが「濃口」の威力なのでしょうか。
スープ
クセのない、濃いめのとんこつスープで、別添の「特製ペースト」に入った辛ダレによって辛味を加え、豚の旨みをさらに強くしています。

濃い味ととんこつ感のトレードオフ
- 「濃口」は確かに濃い味だったが
ただ、とんこつの味がパワーアップしているわけではなさそうで、とんこつ感、骨感は、以前の方がスープの味の中で相対的に強く感じられ、今回は「濃口」であることがとんこつを感じるためには仇になっている印象も受けました。「濃口」は一長一短ですね。
- 辛ダレで豚の旨みアップ

別添の「特製ペースト」には「辛ダレ」が入っているのですが、これまでの第1弾「全国ラーメン店マップ」や第2弾「スーパーカップ」の「暖暮」に入っていた「辛ダレ」に比べて旨み成分が強く、赤色が薄い印象でした。これも「濃口」の影響だと思われます。豚脂系の旨みが強く感じられました。辛さには直結しませんが、こちらはパワーアップしたと言っても良さそう。
麺
湯戻し時間2分の、細~中細でストレートに近い形状の油揚げ麺です。

油揚げ麺としては博多麺の雰囲気が出ている
細~中細でストレートに近い形状の油揚げ麺です。理想はもうちょっと細い方が良いですが、油揚げ麺としては十分に細い上、縮れも最低限に留めており、油揚げ麺では博多麺の再現性が高いです。雰囲気がしっかり出ているよに感じました。おそらく、以前の第1弾「暖暮」カップ麺と同じタイプの麺だと思われます。
麺量は78gで、同じくどんぶり型ノンフライ麺商品の「日清ラ王」や「マルちゃん正麺カップ」に比べるとちょっと多めですが、パッケージに「大盛り」と強調して書かれるほどの大盛麺量でもありません。ただ、麺がかなり細いので、実際のグラム数よりも麺が多く感じられ、細さも含めると確かに大盛と言っても違和感ありません。太麺だとあっという間に食べ切りますが、細い麺だとちょっと多く感じるんですよね。
具
1枚チャーシュー、多めのねぎ、そしてキクラゲの組み合わせです。

チャーシュー、ねぎ、キクラゲの組み合わせ
以前の「暖暮」カップ麺と同じタイプのチャーシューが入っています。以前はペラペラとか書いてしまっていましたが、比べる相手が日清の大判乾燥チャーシューとかで、それと比べてしまうと全部ペラペラになってしまいます。最近考えを改め、もうちょっと客観視して見ると、安価カップ麺のまさにペラペラチャーシューに比べると、きちんと肉感があり、厚みもあるチャーシューです。
以前の第1弾「暖暮」カップ麺は2種のねぎがたっぷり入っていてねぎだくボリューミーでしたが、今回はねぎが明らかに減り、代わりにキクラゲが追加されました。全体としてはねぎだくに比べると退化している印象。これは、「濃口」によってスープにコストが割かれている影響なのではないかと思います。
オススメ度(標準は3です)
- エースコック 「全国ラーメン店マップ 福岡編 ラーメン暖暮 辛ダレ豚骨ラーメン 濃口」
「濃口」になったスープは一長一短で、濃厚で旨みが増してパワフルになった反面、とんこつの骨感、本格感はスープの中で相対的に低下したようにも感じました。ラーメンスープとしてはパワーアップ、とんこつスープとしてはパワーダウン。油揚げ麺ながら雰囲気のある麺、そしてねぎだくではなくなったもののチャーシュー、ねぎ、キクラゲを揃えた具も優秀で、完成度の高い一杯でした。
カップヌードルの豚骨。ラー油や花椒が入っていたりして変化球な豚骨。発売からそろそろ1年経つので近いうちリニューアルがある気がしますが、もうちょっとスタンダードナとんこつスープに近づけてくれるとうれしいです。今の味は好評なようなので、方向性は今後も変わらないとは思いますが、果たしてどうなるのでしょうか。