このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん すぎ本 辛塩ラーメン」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん すぎ本 辛塩ラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん すぎ本 辛塩ラーメン」。2021年8月2日発売のの新商品です。神奈川県横浜市にある人気ラーメン店、「らぁ麺 すぎ本」監修による、カップ麺オリジナルメニューの「辛塩ラーメン」となっています。



横浜・青葉台の人気ラーメン店「らぁ麺 すぎ本」


「らぁ麺 すぎ本」は、横浜にある人気ラーメン店。正統派なしょうゆラーメンのお店として知られ、看板メニューは「醤油らぁ麺」。あの佐野実氏のお店「支那そばや」で修行した店主によるお店で、以前は東京・鷺ノ宮のありましたが、東急沿線の横浜・青葉台に移転。このご時勢下にあっても大人気のお店となっています。鷺ノ宮時代はミシュランガイドにも掲載されていました

鷺ノ宮時代に1度カップ麺化されており、その時も塩ラーメンが再現されていました。看板は醤油ですが、塩も人気のようですね。東洋水産のHPでは、「すぎ本」の看板メニューは「塩らぁ麺」だと書かれています。この商品は賞レースで受賞してのカップ麺化とのこと。2020年6月発売の「マルちゃん すぎ本 塩ラーメン」。複雑な味のスープが特徴的でした。

佐野実さんのお弟子さんが営む人気店がカップ麺化!「マルちゃん すぎ本 塩ラーメン」を実食

このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん すぎ本 塩ラーメン」を食べてレビューしていきます。「マルちゃん すぎ本 塩ラーメン」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん すぎ本 塩ラーメン」。2020年6月1日発売の新商品です。「TRYラーメン大賞名店部門」で「しお1位」に輝いた、東京鷺ノ宮の人気ラーメン店「らぁ麺 すぎ本」の味を再現したカップ麺となっています。...



カップ麺オリジナルの「辛塩ラーメン」




以前のカップ麺では塩ラーメンが再現されていましたが、今回は「辛塩ラーメン」とのことで、お店にはないカップ麺オリジナルメニューとなっています。あの繊細な味わいに、ラー油やニンニクが絡むとどうなるのか、とても楽しみな一杯です。果たしてどんな味になっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は1つ。カップには麺やスープ粉末の他に、かやく類が入っていました。以前の塩ラーメンとは構成が違いそう。

品名マルちゃん すぎ本 辛塩ラーメン
メーカー東洋水産
発売日2021年8月2日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(後入れ特製油)
定価税別220円
取得価格税込232円(ファミリーマート)

栄養成分表、原材料


1食95g(めん70g)あたり
エネルギー437kcal
∟めん・かやく∟324kcal
∟スープ∟113kcal
たん白質9.4g
脂質20.8g
炭水化物53.0g
食塩相当量6.6g
∟めん・かやく∟1.8g
∟スープ∟4.8g
ビタミンB10.43mg
ビタミンB20.35mg
カルシウム171mg



以前の塩ラーメンと比べて栄養成分に大きな違いはなさそう。前回と比べてこってりしていたりあっさりしていたりすわけではなさそうです。


スープ


スープは「チキンベースにアサリ・さば等の旨味と程よい辛みのラー油を合わせた塩味スープ」とのこと。

鶏・豚ベースにほんのり魚介を効かせた塩味のスープで、ラー油を加えてスープ表面を赤く染めています。



ラー油やニンニクの入った辛塩スープ


  • 鶏・豚ベースの塩味
鶏が主体で、豚の加わる塩味のスープです。基本部分は以前の塩ラーメンとそれほど大きな違いはなさそうで、極端な味わいに振ることなくバランス重視、やさしい味わい。食塩相当量はそれなりに高い数値ですが、塩気はそれほど強いわけではなく、刺さってくるような味は入っていません。

  • ほんのり魚介の積み重ね
アサリ・さば等」の魚介が入っているとのことで、こちらも前回のスープと同じように、ガツンとくるわけではなくほんのりとした魚介の風味が塩味スープに重ねられています。なんですかね、本当カップ麺らしからぬというか、繊細な味が丹念に積み重ねられているという印象を受けます。粒として入っているフライドオニオンの香ばしさも重ねられていました。



  • 別添「後入れ調味油」のラー油


別添の「後入れ調味油」にはラー油などで構成される赤い油脂が入っています。入れることで、スープの色が薄く赤に染まりますが、赤くなってもそれほど辛くなるわけではなく、辛さはピリ辛未満。ラー油の効果は辛さよりも焙煎ごまの風味にあるようで、これもガツンとくるレベルではなく、魚介やフライドオニオンなどと同様、丁寧に少しずつ重ねていっている印象を受けました。

そしてもう一つの新要素であるニンニクは、私レベルではコスモを高めて集中しないとわからないレベルでしか効いておらず、究極に集中すればなんとかわかるものの、普通に食べていたら認識せずに終わったかもしれません。なんて丁寧な仕事なんですかね。私のようなバカ舌泣かせのスープと言えるかもしれません。



麺は「スープとの相性が良い、食べ応えのある角刃で切った麺」たとのこと。

湯戻し時間3分の、中細と中太の中間程度の油揚げ麺です。



太くも細くもない角麺形状の油揚げ麺


太さは太くも細くもなく、中太細麺という感じ。角麺形状の油揚げ麺で、中細か中太か迫られたなら中細って答えますかね。東洋水産のタテ型「本気盛」シリーズの麺より細く、イメージ的には「謹製」シリーズに近い印象を持ちます。油揚げ麺ではありますが、繊細に重ねられたスープの味を阻害しない配慮がされているように感じました。

お店の麺も中太とも中細とも形容される太さのようです。そして、前回の塩ラーメンともおそらく同じ麺が使われているものと思われます。理想を言えばノンフライ麺の方が繊細なスープには良さそうですが、油揚げ麺なら今回の麺がベストチョイスでスープの邪魔をしないように感じました。




具は「味付鶏肉だんご、メンマ、ねぎ、フライドオニオン」とのこと。

鶏肉だんご、メンマ、ねぎ、フライドオニオンの組み合わせです。



鶏肉だんごやメンマが入った具の組み合わせ


以前の塩ラーメンでは細切れの豚肉が入っていましたが、今回はそれに代わって鶏肉だんごが入っています。お店の一杯には入っていない具なので、オリジナル感がちょっと強まります。東洋水産のカップ麺ではよく見る具でもありますけどね。きちんと鶏肉の味が感じられ、肉だんごらしい肉感もありました。

他はメンマとねぎ、そしてスープのところで触れたフライドオニオン。メンマがしっかり入っていて、前回からの共通部分でした。お店再現ものとしては具のボリュームは十分あり、不足感はないレベルです。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん すぎ本 辛塩ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
鷺ノ宮から青葉台に移転した「すぎ本」のカップ麺でしたが、今回はラー油やニンニクが加わり、鶏・豚・魚介・オニオン・ラー油・ニンニクと積み重ねられ、さらに繊細さに磨きがかかった印象を受けました。ラー油やニンニクが入っているのに繊細というのはなかなかすごいことではないかと思います。今年はバッファローズの豪快な杉本選手が大ブレークしていますが、こちら繊細なラーメン店のすぎ本選手もまったく引けをとっていませんでした。

旨み成分の入ったおいしい塩とのこと。おにぎりにしたら良さそうですね。塩つながり。




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