このページでは、ファミマ限定で発売された東洋水産のカップ麺、「中華そば玉 旨味醤油中華そば」を食べてレビューしていきます。



ファミマ限定「中華そば玉 旨味醤油中華そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ファミマ限定で発売された、東洋水産の「中華そば玉 旨味醤油中華そば」。2021年7月6日発売の新商品です。神奈川県川崎市に本店のある人気ラーメン店、「つけめん 玉」監修のカップ麺となっています。



川崎「つけめん 玉」の中華そばをカップ麺化


「つけめん 玉」は、神奈川県川崎市に本店があり、東京や川崎を中心に多店舗展開するつけ麺を主力とする魚介醤油味のお店です。お店の看板メニューは「つけめん」ですが、「中華そば」もう一方の核となっており、今回はこちらが再現されています。

お隣の横浜には家系ラーメンやサンマーメンなどがあり、ラーメンのイメージが強い街ですが、川崎はそこまでラーメンのイメージが強くないですよね。どちらかというと町中華とか餃子とかのイメージが強い印象で、そんな中、川崎のソウルフードと言えば「ニュータンタンメン」で、これまでにも何度もカップ麺化されています。川崎のラーメン店のカップ麺化といえば、ニュータンタンメンくらいしかなかったかもしれませんね。

川崎のソウルフードをカップ麺化!「元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン」を実食レビュー

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濃厚魚介醤油が売り




今回の一杯は、「濃厚ながらもキレのある魚介醤油スープ!」とのことで、お店のホームページでも「濃厚魚介醤油」が大きく売り込まれています。東洋水産のタテ型カップでそのスープが果たしてどのように再現されているのか楽しみです。

川崎のソウルフード、「ニュータンタンメン」のカップ麺。


内容物、価格、購入額など




別添袋は1袋。カップにはスープ粉末やかやく類が入っています。具の量は多そうです。

品名中華そば玉 旨味醤油中華そば
メーカー東洋水産
発売日2021年7月6日(火)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(後入れ特製スープ)
定価税込216円
取得価格税込216円(ファミリーマート)

栄養成分表、原材料


1食99g(めん70g)あたり
エネルギー432kcal
∟めん・かやく∟333kcal
∟スープ∟99kcal
たん白質10.7g
脂質19.7g
炭水化物52.9g
食塩相当量7.4g
∟めん・かやく∟1.9g
∟スープ∟5.5g
ビタミンB10.37mg
ビタミンB20.39mg
カルシウム168mg



麺量は70g。「本気盛」の80gよりは少なく、「謹製」シリーズなどと同量です。原材料を見ると、「添付調味料」のトップには「しょうゆ」が、そして「粉末かつおぶし」「粉末さばぶし」「粉末煮干し」が入っており、これは確かに「魚介醤油」ですね。


スープ


スープは「ポークとチキンのエキスをベースに魚介を強めにきかせた濃厚醤油味スープが特徴」とのこと。

鶏ガラや豚ガラベースのしょうゆ味のスープに、しっかりと魚介を効かせています。



ごまを効かせたあっさり塩味スープ


  • キレのあるしょうゆ味
鶏ガラや豚ガラがベースのしょうゆ味。豚よりも鶏ガラがだいぶ強い印象で、そしてキレのある強いしょうゆが大きな特徴となっています。まるで醤油屋さんを思わせるようなパッケージのデザイン、お店のデザインでもありますが、しょうゆの存在感がかなり強く、キレのあるしょうゆ味が最大の特徴と言えるかもしれません。

  • 魚介も強い
かつお節、サバ節、そして煮干しが入っている魚介ですが、最近流行りの煮干しそばのガツンとくる魚介とはちょっと違いますが、それでもキレのあるしょうゆ味に負けないがっしりした魚介が感じられます。強いですがやりすぎていないところが大きなポイントではないでしょうか。魚介のみを中心に据えるのではなく、魚介を含めた総合力で勝負している感じがしました。



  • バランス型の味を甘みでつなぐ


しょうゆのキレ、魚介の濃さをしっかり主張しつつも、しょうゆ、魚介、そして鶏ガラを含めた総合力で勝負している感の強いスープで、これはおいしいですね。ガツンときすぎないのが、ちょっと大人の味で、各要素をちょっとつけられている甘みによってつないでいるように感じました。この甘さもクセになります。よく練られたスープです。



麺は、湯戻し時間4分の、中太でやや幅広の油揚げ麺です。



やや幅広の油揚げ麺


中太で少し縮れのついた、幅広の油揚げ麺です。最近だと、タテ型の70g麺量は「謹製」シリーズと同じフォーマットなのですが、麺は「謹製」シリーズよりひとまわり太く、最近新商品が登場していない「やみつき屋」シリーズあたりで使われていそうな麺でした。

ちょっと麺が太めで、油揚げ麺の匂いも感じられてしまうので、スープと合わせて食べると多少スープの繊細な部分を阻害している印象は受けましたが、繊細一辺倒のスープでもないので、基本的にはバランスがよく取れていると感じました。




具は、細切れの豚肉、ねぎ、メンマの組み合わせです。



豚肉、メンマ、ねぎの組み合わせ


東洋水産のタテ型カップでよく使われている具の組み合わせで、いずれもあまり新鮮味はありませんが、お店再現商品としては具のボリュームがあり、特に豚肉が充実しています。ちょっとかための食感で脂分はほとんどありませんが、がっしりした肉感が感じられます。

お店の一杯では玉ねぎが入っているようですが、今回は入っていません。玉ねぎは魚介と相性が良いので、入っていてくれるとまた魅力がひとつ増したかもしれませんが、今回のままで十分においしいです。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「中華そば玉 旨味醤油中華そば」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
キレのあるしょうゆ、濃い魚介、そして鶏ガラのバランスが良好なスープで、おいしかったです。具のボリュームもお見事で総合力の高い一杯でした。最近はこういう唸る感じのしょうゆ味スープが多くなってきましたね。おそらくカップ麺製造技術が向上しているんだと思います。昔ではあまり考えられなかった繊細且つ力強い味です。

巷ではまったく見なくなりましたが、Amazonパントリーではまだ買えるようです。そろそろ賞味期限が怪しくなってくるような気もします。




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