このページでは、サンヨー食品のカップ麺、「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン&オリーブオイル仕上げ」と「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 台湾ラーメン風 辛口ラー油仕上げ」を食べてレビューしていきます。



サッポロ一番の「塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン」と「みそラーメンどんぶり 台湾ラーメン風」を食べ比べ


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン&オリーブオイル仕上げ」と「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 台湾ラーメン風 辛口ラー油仕上げ」。2021年6月21日発売の新商品です。同時発売された、袋麺「サッポロ一番塩らーめん」と「サッポロ一番みそラーメン」のアレンジカップ麺となっています。



袋麺「サッポロ一番」のアレンジカップ麺


今回の2商品は、袋麺の「サッポロ一番塩らーめん」と「サッポロ一番みそラーメン」から派生したアレンジカップ麺です。袋麺「サッポロ一番」のカップ麺はタテ型カップとどんぶり型カップの両方で登場しますが、最近だとどんぶり型は年2回程度、夏と冬に発売されているようです。今回の2商品は「夏限定」とのこと。

私オサーン、どんぶり型の「サッポロ一番」を発売される度に購入はするのですが、残念ながらブログでレビューすることなく時間が過ぎてしまい、やむなく食べただけで終わりというのを繰り返しています。なんですかね。個人的に相性が悪いようです。今回も発売すぐには食べられずに1週置いてしまいましたが、なんとかレビューできる運びとなりました。



前回どんぶり型のサッポロ一番をレビューしていたのは、なんと2010年でした。化石時代ですね。2010年5月発売の「サッポロ一番 夏限定 バジルとレモンで仕上げた 塩らーめんどんぶり イタリアン風味」。奇しくも今回と同じくレモンを使った「塩らーめん」でした。

サンヨー食品 「サッポロ一番 夏限定 バジルとレモンで仕上げた 塩らーめんどんぶり イタリアン風味」

今日コンビニでヤマザキの「ミルクティーメロンパン」というのを食べました。この前友人と菓子パンについて話していて、「カロリー高くてあんまり買わない方が良い」という結論に達していたのですが、元来の紅茶好き&メロンパン好きとしては買わずにはいられませんでした。芸人さんの何かのタイアップ消費っぽいパッケージで味が正直期待できなかったんですが、★6って感じの味でおいしかったです。ビスケット調の生地に紅茶の茶葉...




内容物、価格、購入額など




左が「塩らーめん」で右が「みそラーメン」。別添袋はどちらも3袋で、カップに入っているのは麺のみ。見た目にはあまり違いは感じない麺です。



ともに先入れの「特製スープ」と「かやく」を麺の上に開けた状態。どちらも具は小粒でしょうか。

品名塩らーめんどんぶり
みそラーメンどんぶり
メーカーサンヨー食品
発売日2021年6月21日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ3袋(特製スープ・かやく・調味油)
定価税別193円
取得価格税別118円(ドン・キホーテ)

栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
栄養成分塩らーめんどんぶり
77g(めん63g)
みそラーメンどんぶり
75g(めん62g)
エネルギー347kcal335kcal
∟めん・かやく∟294kcal∟275kcal
∟スープ∟53kcal∟60kcal
たんぱく質6.2g6.7g
脂質14.8g13.5g
炭水化物47.2g46.7g
食塩相当量5.3g4.7g
∟めん・かやく∟1.9g∟1.6g
∟スープ∟3.4g∟3.1g
ビタミンB10.33mg0.33mg
ビタミンB20.58mg0.58mg
カルシウム235mg219mg

「塩らーめん」の方が少しカロリーが高いです。オリーブオイルを使っていることが影響していそうですね。

  • 原材料


「塩らーめんどんぶり」の原材料。瀬戸内産レモン50%仕様の「粉末レモン」が入っています。



「みそラーメンどんぶり」の原材料。麺の成分が「塩らーめん」とは違っています。



サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン&オリーブオイル仕上げ




まずは「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン&オリーブオイル仕上げ」から。流行りの瀬戸内レモンを使用し、オリーブオイルと合わせたおしゃれな雰囲気の一杯となっています。定番「サッポロ一番塩らーめん」の味とどう融合しているのでしょうか。


レモンの酸味よりも「サッポロ一番塩らーめん」の味が強い




「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり」の味わいに瀬戸内レモンとオリーブオイルの風味を合わせました。レモン果汁のうち瀬戸内産レモン果汁50%使用。
表面につるみがあり、粘りのあるもちっとした食感のめんです。ちぢれをつけることによりスープがよく絡みます。
チキンとポークのうまみに、オニオン、ガーリックの香味野菜、スパイスの風味をきかせた塩味スープに、レモンの爽やかな風味と酸味を加えました。オリーブオイルを使用した調味油で、風味豊かに調えました。
具材はキャベツ、鶏肉そぼろ、ねぎ、赤ピーマンの組み合わせです。


レモンの酸味を効かせた塩味のスープで、オリーブオイルの風味もほのかに感じられます。商品名通り確かにレモンとオリーブオイルが感じられますが、それよりも強いのは元来の「サッポロ一番塩らーめん」の味で、チキンベースに野菜やごまの風味を効かせたあのやさしい味が中心に鎮座しており、レモンやオリーブオイルはあくまでアクセント程度でした。

もうちょっと思い切ってレモンやオリーブオイルを効かせても良さそうな気がしましたが、これぞ「サッポロ一番塩らーめん」という味でした。以前のように、バジルを効かせたりすると、もっとわかりやすく洋風な味になりそうなんですけどね。元来の味を大切にした結果だと思います。

麺は中細で縮れのついた少しソフト食感の油揚げ麺。袋麺「サッポロ一番塩らーめん」の麺の雰囲気がある程度しっかり再現されていました。具は鶏肉そぼろ、キャベツ、ねぎ、赤ピーマンが入っていますが、いずれも量はそれほど多くなく、主役不在でした。あえて言うならキャベツが最も目立っているでしょうか。



サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 台湾ラーメン風 辛口ラー油仕上げ




続いては「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 台湾ラーメン風 辛口ラー油仕上げ」。「サッポロ一番みそラーメン」を台湾ラーメン風に仕上げた商品ですが、主張の強い台湾ラーメンの味で、果たしてサッポロ一番みそラーメンらしさはキープできるのでしょうか。


かなり思い切った辛さだが・・・




「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり」の味わいを台湾ラーメン風に仕上げました。
表面につるみがあり、粘りのある食感のめんです。ちぢれをつけることでスープが絡むめんに仕上げました。
ポークのうまみに、深みのあるみそのうまみをきかせたみそ味スープに、にんにくとしょうゆ、唐辛子を加えて台湾ラーメン風の味わいに仕上げました。ラー油を使用した調味油で風味豊かに調えました。
具材は肉そぼろ、ニラ、唐辛子の組み合わせです。


「サッポロ一番みそラーメン」らしいあっさり仕上げなみそ味スープですが、みそ味よりも唐辛子が強烈で、サッポロ一番の商品としてはかなり思い切った辛さだと思います。激辛大辛には至らないものの、辛口レベルにはありそう。「辛口ラー油仕上げ」の名は伊達ではありません。サッポロ一番みそラーメン史上最高の辛さなんじゃないですかね。

一方で、「サッポロ一番みそラーメン」らしいあっさり系のみそ味は、台湾ラーメンらしさにおいては仇となっており、特に肉味噌系の旨みの厚みがほとんどなく、ただ辛いだけでこれは本当に台湾ラーメンなの?という印象でした。辛さは思い切っていてとても良かったんですけどね。

麺は中細で縮れのついた油揚げ麺。形状は先ほどの塩らーめんに似ていますが、食感はちょっと違っていて、塩らーめんに比べると弾力がありました。塩らーめんの方がソフトです。具は肉そぼろ、唐辛子、ニラが入っていて一見台湾ラーメンらしいですが、肉そぼろは量が少なくて台湾ラーメンの肉味噌を再現できていません。全体的に塩らーめん以上に物足りない具でした。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「サッポロ一番 塩らーめんどんぶり 瀬戸内レモン&オリーブオイル仕上げ」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
  • サンヨー食品 「サッポロ一番 みそラーメンどんぶり 台湾ラーメン風 辛口ラー油仕上げ」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)

どちらも一長一短という印象。「塩らーめん」は袋麺の味を強く残しすぎて、安心できる味である反面、レモンやオリーブオイルのパンチがもうちょっと欲しかったところ。「みそラーメン」は袋麺おイメージとは異なる思い切った辛さは良かった反面、袋麺らしいあっさり系の味わいは、台湾ラーメンらしさを阻害している印象でした。

肉味噌ないなら自分でのせちゃうのも一つの手でしょうか。かなり豪華なカップ麺になってしまいますが。しかもマッチするのかもわからないし。無責任発言すいません。




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