このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん 正麺カップ 濃ニボ」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん 正麺カップ 濃ニボ」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 正麺カップ 濃ニボ」。2021年5月31日発売の、「マルちゃん 正麺カップ」シリーズの新商品です。今回は以前も出ていた「濃ニボ」が再び登場。



「正麺カップ」の高額商品


「マルちゃん 正麺カップ」は、東洋水産の本格どんぶり型ノンフライカップ麺。大ヒット袋麺の「正麺」から派生したカップ麺シリーズですが、袋麺とは独自の発展を遂げている印象で、今回の「濃ニボ」もカップ麺独自展開の一つ。2020年4月に初登場し、煮干しと背脂を両立したおいしい一杯でした。正麺カップのレギュラー商品が定価税別225円なのに対し、前回も今回もこの商品は270円でかなり高いです。

煮干しと背脂の強力タッグ! 「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」を実食レビュー

このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」を食べてレビューしていきます。「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん正麺 カップ 濃ニボ」。2020年4月27日発売の、「マルちゃん正麺カップ」シリーズの新商品です。濃厚な煮干しとがっつりな背脂にこだわった「濃ニボ」とのこと。本格的な雰囲気を漂わせた商品となっています。...

さらに「濃いニボ」から派生した現行レギュラー商品の「辛ニボ」、さらには鶏白湯と煮干しを合わせた「鶏ニボ」も登場しており、結構な大勢力に発展しています。

2020年9月登場の「マルちゃん正麺カップ 辛ニボ」。普通においしいのですが、期間限定の「辛辛魚」のジェネリックとしても良さそうな一杯でした。

煮干し×辛味の「マルちゃん正麺 カップ 辛ニボ」はジェネリック辛辛魚になりうるか?

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2020年12月発売の「マルちゃん正麺カップ 鶏ニボ」。鶏白湯と煮干し、どちらもガツンとはこないのですが、絶妙なバランス感が印象的でした。

鶏白湯と煮干しで鶏ニボ!「マルちゃん正麺 カップ 鶏ニボ」を実食レビュー

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濃厚煮干し+がっつり背脂




以前の「濃ニボ」もそうでしたが、今回の「濃ニボ」も煮干しと背脂の燕三条系スタイル。今週はファミマ限定で京都のラーメン店の味を再現した「ラーメンセアブラノ神 背脂煮干しそば」がファミマ限定で発売されており、これも今回と同じく東洋水産製の商品でした。タテ型油揚げ麺商品なので今回の商品とはだいぶだいぶ違いますが、煮干しと背脂を高レベルで両立しており、ひとつのメルクマールにはなりそう。果たしてどんな一杯なのでしょうか。

ファミリーマート 「ラーメンセアブラノ神 背脂煮干しそば」

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レギュラー商品の「辛ニボ」。今回の「濃ニボ」が取って代わるのか、併売されるのか、それも「濃ニボ」が消えてしまうのか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は4袋。カッップには麺のみ入っています。個装の色こそ違いますが、4袋の構成は同じです。



先入れの「かやく」2袋を麺の上に開けた状態。ひとつにはチャーシューとねぎ、もう一方には背脂加工品とメンマが入っていました。以前の「濃ニボ」はメンマがチャーシューやねぎの方に入っていて、背脂加工品は単体で袋に入っていました。

品名マルちゃん 正麺カップ 濃ニボ
メーカー東洋水産
発売日2021年5月31日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ4袋(液体スープ・後入れ粉末スープ・かやく2袋)
定価税別270円
取得価格税別270円(セイコーマート)

栄養成分表、原材料


1食125g(めん75g)あたり
エネルギー414kcal
∟めん・かやく∟303kcal
∟スープ∟111kcal
たん白質14.0g
脂質11.5g
炭水化物63.5g
食塩相当量7.1g
∟めん・かやく∟2.5g
∟スープ∟4.6g
ビタミンB10.25mg
ビタミンB20.36mg
カルシウム225mg



以前の「濃ニボ」と栄養成分の数値、原材料に大きな違いはなさそうです。微変化に留まっているようです。


スープ


スープは「ポークの旨味をベースに、煮干しの旨味を利かせた濃厚煮干しスープ」とのこと。

とんこつベースのしょうゆ味のスープに煮干しなど数種の魚介を加え、スープ表面には背脂を浮かせています。



濃厚な背脂煮干しとんこつしょうゆスープ


  • 濃いめのとんこつしょうゆ味
ベースはとんこつしょうゆ味。クセのある味ではなく真っ直ぐですが、結構濃いめに振ったとんこつスープとなっています。煮干しや背脂が主役のスープなので、とんこつやしょうゆは家系や二郎系のように極端には主張してくるわけではないものの、それなりに濃厚感があり、目立っていました。濃いですが塩気は強いわけではありません。

  • 煮干しなど魚介はたくさん
煮干しを始め、魚介の粉末がたくさん入っており、スープを飲んだ後に底に残るレベルです。かなり濃い煮干しと思われますが、ベースのとんこつしょうゆが強いためか、ストレートに魚介・煮干しが感じられるわけではなく、先日の「セアブラノ神」なんかは、おそらく煮干しの濃度でいうと今回より弱いのですが、ベースがおとなしい分ダイレクトに感じられ、煮干しにパンチがありました。今回はそれに比べるとまろやか。以前の「濃ニボ」より「ニボ感アップ」しているそうですが、それほどには感じませんでした。



  • 背脂の威力


具の背脂加工品とスープ表面に浮く豚脂によって、油の方向からも豚の旨みを伝えてきます。ベースのとんこつと豚脂・背脂が、スープに重厚感、まったり感、そしてこってり感を醸し出しています。反面、煮干しをストレートに感じるには阻害要因にもなっており、煮干しの入っている量ほど煮干しの力強さにはつながっていません。主役は背脂で、煮干しは脇役という構図がハッキリしている印象でした。



麺は「生麺のようななめらかな口当たりと、粘りのある食感が特長の、透明感のある麺」とのこと。

湯戻し時間5分の、緩やかな縮れの中太のノンフライ麺です。



正麺カップの中太ノンフライ麺


中太でやや縮れのついたノンフライ麺です。黄色みは強め。いつもの正麺カップの麺という印象で、麺表面のつるみと弾力が特徴の多加水麺食感。単に多加水麺食感というよりは、適度にしっとり感を残し、生麺っぽく仕上げている印象です。正麺カップや麺づくりシリーズの麺が年々進化している部分だと思います。

煮干しスープに合わせる麺は低加水麺が多い印象を持っていますが、今回の麺も相性は悪くなく、スープの濃さ、主張の強さと麺の存在感のバランスはきちんと取れていました。個人的には、魚介系スープに麺のつるみはちょっと邪魔だなぁという印象を持ちますが、以前と違って正麺カップの麺がそこまでつるつるということでもありません。




具は「背脂加工品、焼豚、メンマ、ねぎ」とのこと。

たっぷりの背脂加工品、大きめの乾燥チャーシュー、メンマ、ねぎの組み合わせです。



背脂加工品、チャーシュー、メンマ、ねぎの組み合わせ


背脂加工品はスープのところで触れました。具としてよりも、スープの一部としての役割の方が大きいように思います。結構たくさん入っていました。間違いなく主役です。

乾燥チャーシューは大きめで、脂分は少なめのタイプで、東洋水産のカップ麺でよく用いられているチャーシューです。もうちょっと肉感が欲しいところではありますが、大きいのは大正義。他にメンマやねぎが入っていますが、メンマはちょっと多め、ねぎは少なめです。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん 正麺カップ 濃ニボ」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「濃ニボ」という商品名ですが、背脂ととんこつが主役の一杯という印象。煮干しの存在感もきちんとあっておいしいですが、どちらかというと豚系の引き立て役に回っている感がありました。「濃ニボ」という商品名で思い浮かべるような、ガツンとくる煮干しではないように思います。おいしくて満足なのですが、定価税別270円という価格設定はちょっと高いですかね。他の正麺カップなら225円で買えるので、価格さほどの価値は残念ながら感じませんでした。

こちらも正麺カップの煮干しカップ麺、「マルちゃん正麺 カップ 辛ニボ」。やさしい味の「辛辛魚」という感じで、かなりおいしい商品でした。こちらもおすすめです。




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