このページでは、ローソン限定商品、東洋水産のカップ麺、「らーめん五丈原 塩とんこつ」を食べてレビューしていきます。



「らーめん五丈原 塩とんこつ」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「らーめん五丈原 塩とんこつ」。2021年4月20日発売の、ローソン限定で発売された新商品です。札幌で2000年辺りに一世を風靡した名店、「らーめん五丈原」の「とんしお」の味を再現したカップ麺です。



「五丈原」は一世を風靡した札幌の人気ラーメン店


「らーめん五丈原」は、北海道札幌市にある人気ラーメン店。2000年前後に一世を風靡し、札幌はおろか全国的に有名になった札幌の名店です。当時は凄まじい行列になっており、物産展等に出店しても人気を集めていました。私も当時何度かお店の前まで行き、あまりの行列に並ぶのを断念したことがありました。昼の方が入りやすかった記憶があります。現在は当時のような人気はなく落ち着いていますが、創業から25年以上経ってもなお人気を集めるお店です。

お店の看板メニューはとんこつベースの塩味スープ「とんしお」で、背脂が浮いているのが特徴。同じくとんこつベースのしょうゆも人気。一般的な札幌ラーメンとはまったく異なるラーメンです。また、チャーシューおにぎりも名物となっています

「らーめん五丈原」はサークルKサンクスのカップ麺として定期的に登場していました。下のリンクは2010年のもの。かなり手抜き記事でした。10年以上前ですがすいません。ともに今はなきサークルKサンクス限定とかち麺工房製造。今回はローソン&東洋水産にスイッチしています。

とかち麺工房 「五丈原 とんこつしょうゆ味」

サークルKサンクスオリジナル商品。オススメ度(標準は3です)★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2)主義主張のあまり感じられない味に、無駄に思えるレトルト具。300円出してまで食べたい味には思えませんでした。構造的にカップで作らずに鍋で火をかけて作った方がうまいと思います。...



「とんしお」を再現した「塩とんこつ」




今回の一杯では、「らーめん五丈原」の看板メニューのひとつである「とんしお」が再現されています。東洋水産のカップ麺で多用される背脂を使用して、お店の味に近づけているようです。果たしてどんな一杯になっているのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は1つ。カップにはスープ粉末やかやく類が入っています。

品名らーめん五丈原 塩とんこつ
メーカー東洋水産(ローソン限定)
発売日2021年4月30日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(後入れ特製油)
定価税込232円
取得価格税込232円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食98g(めん70g)あたり
エネルギー454kcal
∟めん・かやく∟350kcal
∟スープ∟104kcal
たん白質10.1g
脂質22.7g
炭水化物52.4g
食塩相当量6.3g
∟めん・かやく∟1.7g
∟スープ∟4.6g
ビタミンB10.32mg
ビタミンB20.36mg
カルシウム225mg




スープ


スープは「ポークエキスをベースに、ごまをふんだんに使用したまろやかでコクのある塩とんこつスープが特長」とのこと。

塩味のクリーミーなとんこつスープで、別添「特製油」でちょっと赤い色の油が加わります。



油脂を浮かせたまろやかとんこつスープ


  • クリーミーなとんこつ
臭みのないクリーミーでまろやかなとんこつスープです。だいぶ昔ですがお店の「とんしお」も何度か食べたことありますが、ちょっと甘いクリーミーな味をしっかり再現しています。まったくとんこつのクセみたいなものはなく、とんこつ好きには少し物足りないかもしれませんが、誰でもおいしいと思える味ではないでしょうか。ちょっと山頭火に似ているかも。

商品説明には「ごまをふんだんに使用」と書かれており、確かにごまは入っていますが、このスープの甘みはごまが影響しているのでしょうか?私には違うように思えたので、これはちょっと意味がわかりませんでした。もっと神の舌とか持っていたら良かったとか思いますね。小学生の低学年の時まではご近所でも有名な秀才ぶりで神童と呼ばれてたのですが、そこからは天才的な凡庸コースを猫がカルカンに突進するレベルでまっしぐら(古)。言い回しが天才的すぎて自分で何言ってるかわからない。



  • 別添「後入れ特製油」


別添の「後入れ特製油」には、薄い赤色の油が入っていました。エビ風味かラー油だろうなと思って舐めてみたのですが、いや確かに舐めたのですが、味がしない。よくわかりませんでした。味覚がおかしくなったのかと思ったのですが、スープの他の味はしっかりわかるので、バルタン星人でいうところの火星のスペシウムがごとく、私オサーンに何かしらの相性の悪い存在が入っているのかもしれません。(別に相性悪くありませんが、たぶんラー油です)



麺は、湯戻し時間4分の、中太で緩やかな縮れの油揚げ麺です。



中太の油揚げ麺


中太で緩やかに縮れのついた、角麺形状の油揚げ麺です。「謹製」シリーズで使われている麺と同じようなタイプに見えましたが、ひとまわりほど太そうです。麺量は謹製シリーズと同量の70gです。それほど主張が強いわけではなく、まろやかなスープの邪魔をしている感じはありませんでした。スープのりも良く、麺とスープに一体感がありました。

お店の麺は丸麺形状で、あまりお店の麺を再現できているとは言えません。てか、既成の麺を使っただけで、そもそもあまり再現しようとする意図もないのではないかと思われます。東洋水産限らず、名店再現系商品で麺までしっかり再現するのは、もっと高価なノンフライ麺商品の仕事なんでしょうね。




具は、背脂加工品、豚肉、メンマ、ねぎが入っています。



背脂加工品、豚肉、ねぎの組み合わせ


背脂加工品が最も目立っています。確固たる主役として鎮座しているほどではないですが、まろやかなスープの甘みを増幅し、同時にスープにこってり感を加えていました。東洋水産の他のカップ麺でもよく見かける背脂です。

他には豚肉やねぎが入っていますが、量は少なめ。東洋水産のタテ型カップ麺は具が充実していることが多いですが、今回はお店再現商品としてコストが割かれたのか、具のボリュームはイマイチでした。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン限定 「らーめん五丈原 塩とんこつ」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
ローソン限定の、札幌の有名店「らーめん五丈原」の味を再現したカップ麺でしたが、看板メニューである「とんしお」の雰囲気は、特にスープにおいてそれなりに感じられる一杯でした。麺や具は再現性があまり高くないですが、かつての大行列店の雰囲気を久々に感じられたのは良かったです。

「五丈原」といえば、個人的には三国志で孔明が仲達と戦った舞台が思い浮かびます。特に横山光輝三国志の59巻のタイトル、「秋風五丈原」は、悲しいというか寂しいというか、そんな思いで読んだ記憶があります。




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