このページでは、サンヨー食品のカップラーメン、「サッポロ一番 和ラー鹿児島豚しゃぶ風」を食べてレビューしていきます。



「サッポロ一番 和ラー 鹿児島 豚しゃぶ風」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 和ラー 鹿児島 豚しゃぶ風」。2021年4月12日発売の、「和ラー」シリーズの新商品です。人気シリーズの久々の新商品は、「豚しゃぶ」というまたもやラーメンとはまったく関係なさそうな料理の味を再現したカップ麺となっています。



人気の「和ラー」シリーズ久々の新商品


「和ラー」シリーズは、2016年10月に初登場し、またたく間にスーパーなどに並ぶタテ型カップ麺の定番商品になった、ご当地料理の味をカップ麺に落とし込んだシリーズです。和ラーが店頭に並ぶことで、同じサンヨー食品の「カップスター」をあまり見かけなくなった気もしますが、今や「和ラー」は人気シリーズとして定着しています。

人気の割にあまり新商品が積極展開されない気がしますが、前回登場していたのは2020年10月発売の「サッポロ一番 和ラー 愛媛 鯛ちり風」。あっさりながら鯛だしがしっかり感じられ、具として入っていた鯛つみれも優秀でした。

定番「和ラー」シリーズの新商品、「サッポロ一番 和ラー 愛媛 鯛ちり風」を実食レビュー

このページでは、サンヨー食品のカップ麺、「サッポロ一番 和ラー 愛媛 鯛ちり風」を食べてレビューしていきます。「サッポロ一番 和ラー 愛媛 鯛ちり風」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 和ラー 愛媛 鯛ちり風」。2020年10月5日発売の、「和ラー」シリーズの新商品です。愛媛県のご当地料理、「鯛ちり」風のカップ麺となっています。「和ラー」シリーズの新商品...



鹿児島豚しゃぶ風




さて今回の一杯は、鹿児島の「豚しゃぶ」の味をカップ麺で再現した商品となっています。いやはやまったく味の想像ができませんね。鹿児島といえば鹿児島ラーメンがよくカップ麺化されていますが、豚しゃぶというのはどうにも。国産黒豚がスープに使われているそうですが、そのあたりも果たしてどうなのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋はありません。麺とともに細かい具やスープ粉末が入っていました。いつもの和ラーという感じ。

品名サッポロ一番 和ラー 鹿児島 豚しゃぶ風
メーカーサンヨー食品
発売日2021年4月12日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープなし
定価税別193円
取得価格税別118円(イオン)

栄養成分表


1食63g(めん50g)あたり
エネルギー267kcal
∟めん・かやく∟218kcal
∟スープ∟49kcal
たん白質6.2g
脂質8.6g
炭水化物41.2g
食塩相当量4.5g
∟めん・かやく∟1.4g
∟スープ∟3.1g
カルシウム224mg



麺量はいつもの「和ラー」どおり50gと少なく、ともなってカロリーや炭水化物も低めの数値となっています。シリーズ全般に言えますが、小腹が空いた時や、ダイエット中の方に向いた商品かもしれませんね。


スープ


スープは「国産黒豚の深いコクと、かつお節や昆布のうまみを感じられるしょうゆ味のスープ」とのこと。

甘みのあるしょうゆ味のスープに、国産黒豚を使用した豚のだしとかつおなど魚介をほのかに効かせており、豚しゃぶ風の味に仕上げています。



国産黒豚と魚介を使ったあっさりしょうゆ味スープ


  • 甘めのしょうゆ味
国産黒豚による豚の旨みと、かつおなど魚介の旨みを効かせたしょうゆ味のスープです。スープカロリーが49kcalしかないことからも分かる通り、結構あっさりしており、だしの旨みもしょうゆ味の強さもほのかです。ちょっと甘めのしょうゆ味といったところでしょうか。

「和ラー」らしいやさしい味ではありますが、これまでの「和ラー」でよく見られたような一本筋の通った強いだしの味がするわけではなく、ちょっと押しが弱い印象でした。あっさりな中にも、もうちょっとはっきりした味が感じられると、私のようなバカ舌でもわかりやすい味になるのかなと思います。



  • そもそも豚しゃぶの味がイメージできない


これは私の個人的にな問題かもしれませんが、豚しゃぶと言われても、基本的には豚をしゃぶしゃぶしてごまだれかポン酢的な何かにつけて食べるのを想像するため、今回のスープがそもそも「豚しゃぶ」の味を再現できていると言って良いのかもよくわかりませんでした。

豚しゃぶらしさの一つの要素として、スープ表面のもっと豚脂がビシッとたくさん浮いていてくれれば、なんかそれらしくなるのかもしれませんが、そんな感じの量ではなかったです。あっさり系の油の量と言えそう。



麺は「当社独自の特殊製麺技術によるめんのコシと、しっかりとした重量感のある食べ応え十分なめん」で、「密度感のあるコシがあり、なめらかで湯伸びの少ない、生めんにひけをとらない食感」とのこと。

湯戻し時間3分の、中細でほぼストレート形状の油揚げ麺です。



麺密度の高い生麺食感の中細油揚げ麺


和ラーのいつもの中細ストレート油揚げ麺です。説明にも書かれている通り、通常の油揚げ麺に比べて中身が詰まっている感が強く、面密度の高さが油揚げ麺ながらまるで生麺のような食感を生み出しています。さすがに生麺とは言わなくても、これはノンフライ麺なのではないかと疑ってしまうレベルで本格的な食感です。

加えて、油揚げ麺としては、匂いが抑えられており、あっさりスープの邪魔をせずにしっかり馴染んでいます。このあっさりスープと親和性の高い麺こそが「和ラー」の肝であり、成立基盤ではないかと思います。この麺があるからあっさりスープが合わせられるし、この麺があるから「和ラー」シリーズが存在しうるのではないでしょうか。それくらい強い存在の麺です。




具は「豚肉、ねぎ、花形かまぼこの組み合わせ」とのこと。

豚肉、細かいカットのねぎ、そして花形のかまぼこが入っています。



豚肉、ねぎ、花形かまぼこの組み合わせ


豚肉が入っていますが、こちらは国産黒豚が使われているわけではなく、これまでの「和ラー」シリーズだと何かしらの象徴的な具、例えば鯛つみれなどが用いられていたこともありましたが、今回の豚肉はそういう存在ではありませんでした。

敢えて言えば、ねぎが多めで、豚しゃぶの薬味っぽいでしょうか。でもこれも、ピンクのかまぼこ含めて見た目重視のもので、具のボリュームとしては限定的でした。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「サッポロ一番 和ラー 鹿児島 豚しゃぶ風」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
スープに強い押しがなく、そもそも「豚しゃぶ風」の味なのかもよくわからないスープでしたが、あっさりスープと「和ラー」のいつもの麺の相性は抜群で、麺密度の高い麺は油揚げ麺ながら生麺のような食感でした。この麺が使われている限り、あまり無碍な評価はできない気がします。

豚しゃぶと言っても色々味はあるみたいですね。下の豚しゃぶの素は枕崎のかつおを使ったダシダでそうなので鹿児島ですが、塩味なので今回の味とはちょっと違いそうです。




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