このページでは、サンヨー食品のカップラーメン、「銀座カリー風味ヌードル 中辛」を食べてレビューしていきます。



「銀座カリー風味ヌードル 中辛」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「銀座カリー風味ヌードル 中辛」。2021年3月22日発売の新商品です。市販のレトルトカレーの中でも最強の呼び声が高い、「銀座カリー」の「中辛」の味を再現したカップ麺となっています。



安定の「銀座カリー」の味を再現したカップ麺登場!


今回の一杯は、レトルトカレーの中でも広く出回る市販品の中では最強の呼び声が高い「銀座カリー」の「中辛」をカップ麺です。これまでにも他社製のレトルトカレーとタイアップした商品はありましたが、「銀座カリー」は中でも最もハードルが高いのではないかと個人的には思っていました。

グリコの「LEE」とタイアップした「LEE 辛くて旨いカレーラーメン」。エースコックが製造し、セブン&アイグループ限定で発売された商品でした。さすが「LEE」とタイアップしただけあって、なかなかパンチのあるスパイスを堪能できました。これは大成功のタイアップでした。

エースコック 「LEE 辛くて旨いカレーラーメン」

「LEE」の名を冠した江崎グリコ監修のカレーラーメン今回のカップ麺は、エースコックの「LEE 辛くて旨いカレーラーメン」。セブン&アイグループ限定商品となっています。江崎グリコ監修によるカレーラーメンで、実際のLEEのカレーは用いられていないものの、LEEの味に近いものを再現していると思われます。LEEといえばレトルトカレーの中でもスパイスの強さ、辛さでファンの多い商品なので、今回もスパイスで辛い一杯に期待した...

「ボンカレー」も何度かカップ麺化されています。2018年1月にはエースコックの「スーパーカップ」の商品として出ていましたが、2018年6月には今度はローソン限定で東洋水産からカップ焼そばが登場していました。

ローソン先行発売のボンカレー中辛カップ焼そばはスパイス感のある本格派でした!!

ボンカレーカップ麺のバトンはエースコックから東洋水産へ今回のカップ麺は、東洋水産の「ボンカレーゴールド 中辛風焼そば」。2018年6月26日発売の、ローソン先行発売の商品です。今回はタテ型の「東洋水産 ボンカレーゴールド 中辛風ヌードル」との同時発売となっています。こちらも近いうちレポする予定です。ボンカレーの50周年の年ということで、今年1月にエースコックから「スーパーカップ1.5倍 ボンカレーゴールド辛...



「銀座カリー中辛」をヌードル専用仕様に




パッケージの説明書きを見ると、「銀座カリー中辛」の味わいをヌードル専用に仕上げたとあります。銀座カリーの味わいそのままにカップ麺化した場合、成功は間違いないと思われます。また、話題性も十分と思われるのに、今回、取り扱いのある店があまり多くないことがちょっと気になりました。いつも行くコンビニやスーパーを巡っても出会わず、たまたま立ち寄ったいつもは行かないお店に置いていました。懸念点はありますが、果たしてどんな味に仕上がっているのでしょうか。

本家レトルトカレーの「銀座カリー 中辛」。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「仕上げの小袋」1つ。かやくはかなり少なそうです。

品名銀座カリー風味ヌードル 中辛
メーカーサンヨー食品
発売日2021年3月22日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(仕上げの小袋)
定価税別220円
取得価格税込213円(イトーヨーカドー)

栄養成分表


1食96g(めん70g)あたり
エネルギー425kcal
∟めん・かやく∟333kcal
∟スープ∟92kcal
たん白質8.3g
脂質16.6g
炭水化物60.7g
食塩相当量6.2g
∟めん・かやく∟2.3g
∟スープ∟3.9g
ビタミンB10.68mg
ビタミンB20.59mg
カルシウム220mg




スープ


スープは「トマトのうまみ、オニオンの甘み、ビーフのコク、キレのあるスパイスの風味をバランスよく合わせた、カレー味のスープ」とのこと。

牛の旨みをベースに、玉ねぎの甘みやトマトの香りで「銀座カリー」らしく仕上げたカレースープです。



牛の旨みや玉ねぎの甘みで「銀座カリー」を再現したスープ


  • 「銀座カリー」らしい要素は揃っているが・・・
「銀座カリー」の大きな特徴である牛の旨みをベースに、玉ねぎの甘み、トマトの香り、さらにスパイス感を加えたカレースープです。「銀座カリー」らしい要素は揃ってるなと感じつつも、実際より玉ねぎが弱くてトマトが前に出ている印象を受けます。

さらに、牛は牛脂風味が強い一方で、肉の旨みが弱く感じられました。これは実際具として牛肉が入っている本家と比べるのは間違っているかもしれませんね。正直、要素はそれなりに揃っていても、あまり「銀座カリー」らしい味だとは感じませんでした。



  • カレー粉?が溶けにくい


カレー味のスープですが、ちょっと気になったのが意外とサラサラしていたこと。これだけなら、サラサラ形状のカレーラーメンスープはたくさん存在しているので問題ないのですが、実は、カレーの粉末が非常に溶けづらく、かき混ぜてもかき混ぜても溶け切らずにダマが残るのが気になりました。これがひょっとすると、銀座カリーらしくない味になってしまう理由なのかもしれません。完成度としてはちょっと物足りないように感じました。



麺は「表面に張りがあり、芯の歯切れがよく、食べやすいめん」とのこと。

湯戻し時間3分の、中細で縮れのついた油揚げ麺です。



中細で縮れのついたヌードルタイプ


中細で縮れのついた油揚げ麺です。基本的にヌードルタイプの麺ですが、カップヌードル等に比べると麺表面につるみがあり、ちょっとラーメンらしい食感となっています。麺に縮れがついているためスープのりが良く、しっかりスープと一体化して馴染んでいました。

麺量は70gで、サンヨー食品のお店再現カップ麺や調味料タイアップカップ麺などのタテ型商品は概ねこの量となっています。サンヨー食品は基本麺量が少ないので、70gでもおそらく大盛サイズという位置づけだと思われます。他社だと80g以上という感じですが、サンヨー食品でこのサイズは汁なし以外ではあまり見ません。




具は「肉そぼろ、玉ねぎの組み合わせ」とのこと。

挽肉と玉ねぎが入っています。



具は少ない


挽肉と玉ねぎが入っていますが、どちらもかなり量が少なく、全体量としては物足りません。本家のレトルトも具が多いわけではないですが、今回は輪をかけて少ないです。具が少ないのもサンヨー食品のタテ型の共通する傾向です。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「銀座カリー風味ヌードル 中辛」
★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2)
レトルトカレーの中でも安定のおいしさを誇る「銀座カリー」の再現カップ麺ということで期待しましたが、銀座カリーの味を構成する要素は再現できていても、バランスや粉の溶け難さの問題から、あまり銀座カリーっぽい味だとは感じませんでした。期待してしまったのでもうちょっと頑張って欲しかったですかね。あまり取り扱っているお店が多くないのはこういうことだからなのかもしれませんね。

200円クラスのレトルトカレーだと「銀座カリー」がおいしいと思いますが、100円クラスだと、スーパーなどに売っているこのカレーがおいしいと感じています。地味ですが、しっかり牛肉と玉ねぎが香っていておいしいです。




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