このページでは、セブンプレミアムのカップ麺、「すみれ 黒胡麻味噌」を食べてレビューしていきます。
セブンプレミアム「すみれ 黒胡麻味噌」はどんな商品?
今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「すみれ 黒胡麻味噌」。製造は日清食品が担当。名店再現系の元祖のひとつとしておなじみ、セブンプレミアムゴールドのレギュラー「すみれ」ですが、今回はタテ型の変わり種カップ麺となっています。

「すみれ」は名店再現系カップ麺の元祖
「すみれ」は、北海道札幌市にある札幌みそラーメンの名店。札幌で最も有名なラーメン店なのは間違いありません。「すみれ」の名を飛躍的に広めて全国区にしたのは「新横浜ラーメン博物館」への出店で、出店した「すみれ」と「一風堂」はその後、日清食品&セブンイレブンから「日清名店仕込み」シリーズとしてカップ麺化され、名店再現系カップ麺の元祖とされています。
つい先日、2021年2月に、セブンプレミアムゴールドの「すみれ 札幌濃厚みそ」がリニューアル発売されました。20円ほど値上げされ、スープや麺の質は向上しましたが、一方で、具はちょっと退化した印象も受けました。「日清名店仕込み」の冠がなくなったこと、そしてついに税込300円まで上がったのが印象的でした。
リニューアルされたセブンプレミアムのカップ麺「すみれ 札幌濃厚味噌」をリニューアル前と食べ比べ!
このページでは、リニューアルされたセブンプレミアムのカップ麺、「すみれ 札幌濃厚味噌」をリニューアル前と食べ比べます。セブンプレミアム「すみれ 札幌濃厚みそ」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「すみれ 札幌濃厚みそ」製造は日清食品。名店再現系カップ麺の元祖がリニューアルして登場です。今回はリニューアルされた商品を、リニューアル前のものと比較しながらレビューしてい...
黒胡麻味噌

さて今回の味は、おそらくカップ麺オリジナルと思われる「黒胡麻味噌」。いつもの「札幌濃厚みそ」とはだいぶ違いそうです。黒いスープだと、「すみれ」はしょうゆラーメンも評判が良いのですが、こちらは残念ながらカップ麺化されていません。個人的には、すみれで食べたいのはチャーハンかしょうゆラーメンです。チャーハンはセブンプレミアムの冷凍食品で製品化されています。
カップ麺ブロガーがセブンの冷食「すみれチャーハン」を食べてみました!!
カップ麺ブログなのに「すみれ」の冷凍チャーハン食べますカップ麺のブログなのに先日冷凍ラーメンの「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」を食べたばかりですが、今回またもやカップ麺ではなく、今度は冷凍食品のチャーハンを食べます。セブンプレミアムの「すみれチャーハン」。製造はニチレイフーズ。2018年3月12日に発売された商品です。セブンで「すみれ」と言えば、先日リニューアル商品をレポしたセブンプレミアムゴールドの...
内容物、価格、購入額など

別添袋は、「特製焙煎胡麻風味オイル」1袋。カップには麺とともに粉末やかやくが入っていますが、粉末黒いです。
品名 | すみれ 黒胡麻味噌 |
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メーカー | セブンプレミアム(製造は日清食品) |
発売日 | 2021年3月8日(月) |
麺種別 | ノンフライ麺 |
かやく・スープ | 1袋(特製焙煎胡麻風味オイル) |
定価 | 税込224円 |
取得価格 | 税込224円(セブンイレブン) |
栄養成分表、原材料
1食101g(めん70g)あたり
エネルギー | 388kcal |
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∟めん・かやく | ∟283kcal |
∟スープ | ∟105kcal |
たん白質 | 10.4g |
脂質 | 11.3g |
炭水化物 | 64.0g |
∟糖質 | ∟58.4g |
∟食物繊維 | ∟5.6g |
食塩相当量 | 7.0g |
∟めん・かやく | ∟2.4g |
∟スープ | ∟4.6g |
ビタミンB1 | 0.37mg |
ビタミンB2 | 0.47mg |
カルシウム | 187mg |

麺量は70gで、タテ型カップとしては普通と大盛の中間程度。スープカロリーが100kcal超えとは言え「すみれ」としては低く、脂質も11.3gはまったくすみれっぽくない低い数値となっています。
スープ
黒い粉末に黒い別添オイルで、真っ黒に仕上がったごまみそスープです。

真っ黒なみそ味スープ
- 甘みが後を引くみそ味
- スープは黒いが黒ごまの風味は強くない
- 特製焙煎胡麻風味オイル

別添の「特製焙煎胡麻風味オイル」には、黒ごまの入った真っ黒なオイルが入っています。確かに黒ごまの風味は感じられますが、豚脂の風味なども強く、黒ごまを使う理由は黒ごま風味をつけるというよりは、黒い色味の方が目的のようにも見えました。ただ、先ほど書いた甘みの強さがなんとも後を引くんですよね。
麺

細めながら食感は再現性の高い黄色いノンフライ麺
中太で縮れのついたノンフライ麺です。タテ型カップながらノンフライ麺が使用されているのは、同じセブンプレミアムの「銘店紀行」(明星食品)と同様。札幌ラーメンを再現した黄色いたまご麺ですが、すみれの麺に比べてだいぶ細いです。
実際、レギュラー商品の「すみれ 札幌濃厚みそ」とは、太さも食感もまったく違っており、太さこそ本家の「濃厚みそ」の方が近いですが、食感は今回の方が近いのではないかと感じました。今のバージョンではなく、以前販売されていたリニューアル前の東洋水産「彩未」カップ麺と似ている麺のように感じました。
札幌ラーメンの王者「麺屋彩未」を再現した商品今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 麺屋彩未 札幌味噌らーめん」。2018年2月19日にリニューアル発売された商品で、このブログでもリニューアル前の商品を何度かレポしています。「麺屋彩未」は札幌でナンバーワンと言って差し支えないみそラーメンの名店で、連日行列ができる人気店です。もう長いこと札幌ラーメンの王者として君臨しています。有名店「すみれ」出身の店主...
具

具はかなり物足りない
挽肉やチンゲン菜が入っていますが、これはかなり少ないです。上の写真、かなり寄っています。最も特徴的なのはすりごまで、もちろん黒い部分もあるのですが、すった時に剥がれてしまったのか、白いすりごまの方が多かったです。このすりごまが今回の一杯の中で最もごま感が強かったです。
オススメ度(標準は3です)
- セブンプレミアム 「すみれ 黒胡麻味噌」
「すみれ」のパワフルなみそラーメンや、カップ麺の「すみれ」と比較すると、味や油のパワーが違いすぎるので、いつものすみれをイメージすると肩すかしを食う可能性が大です。また、過度に黒ごまの香ばしさを求めても、それはそれで色以外は満足できないかもしれません。具も少ないです。しかしながら、妙に後を引く甘みの強いみそ味、そして細いながら非常に秀逸なノンフライ麺は魅力で、この2つだけで十分おいしかったです。
このみそラーメン、信州愛が強すぎる名作だと思っています。「ニュータッチ 凄麺 信州味噌ラーメン」。