このページでは、日清食品のリニューアルされたカップ麺、「カップヌードル 欧風チーズカレー」を、リニューアル前と食べ比べてレビューしていきます。
「カップヌードル 欧風チーズカレー」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、日清食品の「カップヌードル 欧風チーズカレー」。2021年3月1日にリニューある発売された、「カップヌードル」シリーズの商品です。カップヌードルになくてはならない存在としてすっかり定着した「欧風チーズカレー」が久々のリニューアルです。

「欧風チーズカレー」が久々のリニューアル
「カップヌードル 欧風チーズカレー」は、2003年に初登場した商品で、牛やトマトの旨み、そしてチーズのまろやかさを加えることで、「カップヌードルカレー」が存在していながらも、「欧風チーズカレー」もレギュラー商品として共存、定着していきました。今回のパッケージデザインは、チーズを前面に押し出しており、チーズのパワーアップが期待できそう。
前回リニューアル発売されたのは2014年4月。結構短期間のスパンでリニューアルをするカップヌードルの商品としては、久々のリニューアルということになります。
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3種のチーズが配合された「特製チーズパウダー」

今回のリニューアルの特徴は、3種のチーズが配合された「特製チーズパウダー」とのこと。これまではチーズキューブがたくさん入っていましたが、今回はチーズパウダーが入っています。果たしてチーズが強化されたのか注目されるところ。どんな一杯になっているのでしょうか。
内容物、価格、購入額など

左が今回リニューアルされた商品で、右がリニューアル前の商品。リニューアル後は「特製チーズパウダー」が別添されている一方、リニューアル前商品にはチーズキューブが2種類入っていて量も多いです。今回のリニューアルで必ずしもチーズが強化されたとは言えなそうです。
品名 | カップヌードル 欧風チーズカレー |
---|---|
メーカー | 日清食品 |
発売日 | 2021年2月15日(月) |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 1袋(特製チーズパウダー) |
定価 | 税別193円 |
取得価格 | 税別184円(セイコーマート) |
栄養成分表・原材料
- 栄養成分表
栄養成分 | リニューアル後 85g(めん60g) | リニューアル前 85g(めん60g) |
---|---|---|
エネルギー | 420kcal | 414kcal |
∟めん・かやく | ∟337kcal | ∟312kcal |
∟スープ | ∟83kcal | ∟102kcal |
たんぱく質 | 8.8g | 9.5g |
脂質 | 21.9g | 20.4g |
炭水化物 | 46.9g | 48.1g |
食塩相当量 | 4.4g | 5.1g |
∟めん・かやく | ∟2.1g | ∟2.3g |
∟スープ | ∟2.3g | ∟2.8g |
ビタミンB1 | 0.21mg | 0.24mg |
ビタミンB2 | 0.25mg | 0.23mg |
カルシウム | 124mg | 142mg |
リニューアル前後で栄養成分の数値に大きな違いはありませんが、食塩相当量はだいぶ低下しており好感持てます。カロリーや脂質は微増しています。
- 原材料

リニューアル後の原材料。

リニューアル前の原材料。麺もスープも並びにだいぶ違いがあることが分かります。
スープ
スープは「ビーフ、オニオン、トマトのうまみが溶け込んだデミグラスベースにチーズのコクを加えた、まろやかで濃厚なカレースープ」で、「パルメザン、エメンタール、ゴーダの3種のチーズが入った『特製チーズパウダー』」が別添とのこと。
ビーフやトマトが感じられるデミグラスベースのカレースープで、具とパウダーでチーズのまろやかさを加えています。

リニューアル後。チーズパウダーが特徴。
チーズパウダー別添の欧風カレースープ
- 牛の旨み、トマトの酸味、チーズのコク
具のチーズキューブと別添の「チーズパウダー」によって、まろやかに仕上がるのも特徴で、牛の旨み、トマトの酸味、そしてチーズのまろやかなコクが3種の神器としてこの商品を特徴づけています。
- リニューアル前との比較

リニューアル前。大量のチーズキューブがスープに溶け込んでいる。
リニューアル前後で比較すると、大枠で同じ系統の味なのは間違いありませんが、リニューアル後のスープの方がトマトが立っていて酸味が強め、リニューアル前の方が牛の旨みが強く感じられる印象でした。酸味でわかりやすい味なのはリニューアル後、よく味わうと魅力があるのはリニューアル前の方でしたが、それほど大きな違いがるわけではありません。食塩相当量がだいぶ低い数値になっていましたが、その影響を感じなかったのは良かったです。
- チーズパウダーの効果

今回、以前までのチーズキューブが半分近く少なくなり、代わりに後入れのチーズパウダーが加わりました。これによって、選択の余地なくチーズが大量にスープに溶け込んでしまっていたのが、溶かさない状態でカレースープの味を楽しめるようになったのは利点ではないでしょうか。それでもチーズキューブの部分は溶けてしまっています。
ただ、両者全開でチーズを溶かした状態を比較すると、リニューアル前の方がチーズが濃い印象で、チーズが好きならばリニューアル前の方が良かったようにも感じました。ただこれも誤差の範囲で、リニューアル前後ともにチーズの味をきちんと堪能できます。
麺
麺は「スープの味わいに負けない、つるみのある少し太めのしなやかな麺」とのこと。
湯戻し時間3分の、中細で縮れのついたヌードルタイプの油揚げ麺です。カップヌードルカレー仕様のちょっと太めの麺となっています。

スープをよく吸う油揚げ麺
中細で縮れのついたヌードルタイプの油揚げ麺ですが、いつものカップヌードルの麺に比べると厚みがあり、カレー仕様のちょっと太めの麺となっています。スープにとろみがついていることに加え、麺も猛烈にスープを吸い込むため、麺とスープが渾然一体化します。麺とスープというよりは、麺とスープが合体して別の食べ物になった感じ。カレーヌードルにも共通する特徴です。
リニューアル前と比較すると、原材料に違いが見られますが、食べた感じだと違いはよくわかりませんでした。「カップヌードルカレー」含めて、同じ麺のように感じます。
具
具は「チェダーチーズ、味付牛ミンチ、マッシュルーム、ニンジン」とのこと。
チーズキューブ、牛謎肉、マッシュルーム、ニンジンの組み合わせです。

チーズキューブや牛謎肉入り
チーズキューブは2種類入っていましたが、今回はチェダー1種類になり、量も半分くらいになりました。代わりに「チーズパウダー」が別添されています。お湯を入れると溶けてしまうので、あまり具としての存在感はありません。
牛謎肉は4個から3個になっていましたが、個体差の可能性もあり何とも言えません。1個あたりが大きくなっている印象も受けました。マッシュルームとニンジンはカットが小さくなり、量も減っているように感じましたが、これも個体差の可能性があるので、全体的な傾向とは断言できません。チーズが溶けてしまう分、他のカップヌードルシリーズに比べると具は少なく見えます。
オススメ度(標準は3です)
- 日清食品 「カップヌードル 欧風チーズカレー」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
今回のリニューアルで、一部チーズキューブがチーズパウダに代わり、チーズが前面に押し出されたパッケージになりましたが、必ずしもチーズが強化されたわけではありません。ただ、チーズキューブの一部が後入れのパウダーになったことで、溶かさないでスープを味わえる利点が生まれました。酸味や牛の旨みに変化が感じられましたが、大枠ではリニューアル前後で同等の魅力があり、引き続きおいしい一杯と言えるでしょう。
今回のリニューアルで、一部チーズキューブがチーズパウダに代わり、チーズが前面に押し出されたパッケージになりましたが、必ずしもチーズが強化されたわけではありません。ただ、チーズキューブの一部が後入れのパウダーになったことで、溶かさないでスープを味わえる利点が生まれました。酸味や牛の旨みに変化が感じられましたが、大枠ではリニューアル前後で同等の魅力があり、引き続きおいしい一杯と言えるでしょう。
実は私、オサーンという名前ですが、グリコのチーザ大好き「チーザー」の別名も持っています。フリーザみたいですね。ウソですけど。チーザは本当おいしい。
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