このページでは、マルハニチロの冷凍麺、「WILDish 魚介豚骨まぜそば」と「WILDish 汁なし担々麺」を食べてレビューしていきます。



冷凍食品「WILDish」はどんな商品?


今回はカップ麺ではなく、マルハニチロの冷凍食品、「WILDish 魚介豚骨まぜそば」と「WILDish 汁なし担々麺」。ともにマルハニチロの冷凍食品シリーズ「WILDish」の商品です。冷凍飯や冷凍麺がラインナップされており、冷凍麺は今回の2品の他に「ソース焼そば」もラインナップされています。



袋がそのまま皿になるお手軽商品


「WILDish」は、冷凍飯(5種)と冷凍麺(3種)からなる冷凍食品シリーズ。3月にはもっと種類が拡充されます。別の容器に移し替えることなく袋のままレンジに入れて調理することができる上、そのまま皿になって食べることができるお手軽さが大きな売りとなっています。



こんな感じで、袋がそのまま皿になることが大きなセールスポイントとなっています。ただ、「WILDish」の冷凍飯は全種食べたことがあるのですが、決してお手軽さだけで売りの商品ではなく、若年層に向けたと思われる、濃くてハッキリした味付けも大きな特徴となっており、いや私は冷凍チャーハンが大好きなんですが、このシリーズの冷凍飯は個人的に大のお気に入りです。

残念ながら今回、「ソース焼そば」は手に入りませんでしたが、「魚介豚骨まぜそば」と「汁なし担々麺」の冷凍麺2品には冷凍飯同様に大きな期待を寄せています。



30回まぜてうまい




「魚介豚骨まぜそば」には「混ぜるほどウマイ!」、「汁なし担々麺」には「30回混ぜてウマイ!」と書かれています。どうやらどちらも、調理後によく混ぜることが必須のようです。そこまではお手軽にはできなかったいうことなのか、混ぜる工程くらい残した方が調理した感じが出てよりおいしく感じられることを狙ったのでしょうか。どちらにせよ楽しみです。

こんなお手軽な商品があるんですね。生ラーメンに合わせるたれは結構高いのですが、これさえあれば麺と具を用意すればつけ麺として成立しそう。



品名WILDish 魚介豚骨まぜそば
WILDish 汁なし担々麺
メーカーマルハニチロ
発売日2020年3月2日(月)
麺種別冷凍麺
かやく・スープなし
定価オープン価格
取得価格税別198円(ドン・キホーテ)

栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
栄養成分魚介豚骨まぜそば
250g
汁なし担々麺
250g
エネルギー409kcal413kcal
たんぱく質14.3g12.5g
脂質15.8g20.0g
炭水化物52.4g45.7g
食塩相当量4.0g2.9g
カリウム220mg258mg
リン143mg128mg

両者比較すると、全体的に「汁なし担々麺」の方が数値が高い傾向ですが、食塩相当量は「魚介豚骨まぜそば」がかなり高くなっています。味にも影響してくるのでしょうか。

  • 原材料


「魚介豚骨まぜそば」の原材料。



「汁なし担々麺」の原材料。



WILDish 魚介豚骨まぜそば




まずは青のパッケージの「WILDish 魚介豚骨まぜそば」から食べていきます。冷凍食品で「魚介豚骨まぜそば」というのはとても珍しい感じがしますよね。特にこちらを食べるのをすごく楽しみにしていました。なかなか売ってないんですよね。

混ぜれば混ぜるほどおいしくなるらしい




レンジ調理後、袋を開けた状態。中身がよく混ざっていないのが確認できます。これを混ぜれば混ぜるほどおいしくなるそうなので、気合を入れて混ぜます。

「魚介豚骨まぜそば」を食べてみた!




タレにカツオ、サバ、イリコの魚粉をきかせた豚骨醤油味のまぜそばです。具材はほぐしチャーシュー、もやし、青ねぎを使用。麺は、タレが絡みやすい中太麺を使用しました。


  • 魚介のパンチと濃厚とんこつしょうゆだれ
魚介のパンチが効いたとんこつしょうゆ味のたれ。初撃の魚介のパンチが強烈なインパクトで、あっという間に虜になってしまいます。あんまりこんな言葉使いたくないですが、クッソ濃厚!袋がそのまま皿になるなんて売りは今すぐやめにして、この濃厚な味を前面に出しても良さそうなくらいです。

合わせるのは中太でコシの強い麺と、ほぐれたチャーシューなど細かい具。麺の食べ応えは十分で、濃いたれと好相性。具は細かくてあまり存在感なく物足りないです。

  • 後半戦濃すぎる味でごはんが欲しくなる
食べ始めて前半戦は濃厚なたれ、魚介のパンチの虜になりましたが、後半に差し掛かってくるとちょっと濃すぎるなと感じるようになり、ごはんが欲しくなってきてしまいました。麺とごはんを一緒に食べられる方なら、ごはんは必須かもしれません。最終的には塩気もちょっと気になりました。

とんでもなくおいしいしコスパも抜群で、もうホント文句はないのですが、ここまで濃くなくても良いんじゃないかというのが正直な感想です。チチやビーデルじゃなくてもごはんが恋しくなります。



WILDish 汁なし担々麺




続いては「WILDish 汁なし担々麺」。パッケージには「広島式」と銘打たれており、花椒のシビレが期待できそうな商品となっています。

30回混ぜるとウマイらしい




こちらもレンジ調理後に取り出してみると、やはり混ざってない状態です。30回混ぜるとおいしくなるらしいので、しっかり混ぜて食べます。

「汁なし担々麺」を食べてみた!




“広島式”の、花椒の痺れる辛さと風味豊かな香りを再現した、汁なし担々麺です。具材に豚ひき肉、青ねぎを使用しています。ラー油を加えることで“旨み”と“やみつき感”をさらに引き出しました。


  • 濃くて風味の良い練りごま
商品説明では「花椒」を前面に押し出していますが、それよりもまずは練りごまが特徴的。かなり濃厚な練りごまで、風味の良さ、そしてこってり感が際立っています。おいしい担々麺はまずは辛さやシビレの派手さの前に、練りごまのをしっかり効かせてこそと常々思っていますが、今回の練りごまはオリ吉田正尚選手の下半身の安定感に負けないくらいどっしりしています。いやこれは三冠王松中選手レベルかもしれません。

  • 花椒のシビレが強い広島式
濃厚な練りごまにラー油の辛味と花椒のシビレがのり、広島式の汁なし担々麺として申し分ない刺激となっています。激辛とまではいきませんが、辛いものが苦手な方は注意が必要なレベルです。カップ麺でも練りごまと花椒のシビレを高レベルでまとめた担々麺はそうそうないように思います。

合わせている麺は、中細でソフトな食感。先の「魚介豚骨まぜそば」の太めの麺を食べていると、こっちの麺はちょっと心もとないものに感じられますが、担々麺らしい低加水麺を再現できています。具は挽肉とネギが入っていますが、「魚介豚骨まぜそば」同等にちょっと物足りない印象でした。


オススメ度(標準は3です)


  • マルハニチロ 「WILDish 魚介豚骨まぜそば」
★★★★★★☆☆☆☆(6)
  • マルハニチロ 「WILDish 汁なし担々麺」
★★★★★★★☆☆☆(7)

どちらもとんでもなくおいしい冷凍食品でした。冷凍飯の「WILDish」シリーズは濃い味なのが大きな特徴でしたが、こちら冷凍麺でも同様の特徴を持っていました。「魚介豚骨まぜそば」は魚介のパンチ、そして「汁なし担々麺」は濃い練りごまと花椒のシビレが印象的で、どっちを食べても満足できると思います。ただ、「魚介豚骨まぜそば」はあまりに濃すぎて、後半戦持て余し気味になったのに対し、「汁なし担々麺」は最後まで濃厚練りごまと花椒のシビレのハーモニーを楽しめました。

カップ麺「汁なし担々麺」の最強候補の一角、東洋水産の「マルちゃん 正麺カップ 汁なし担々麺」ですが、今回の「WILDish 汁なし担々麺」相手だとちょっと分が悪いかもしれません。




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