このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん 珍々亭 油そば」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん 珍々亭 油そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 珍々亭 油そば」。2020年11月9日発売の新商品です。東京武蔵境にある油そばの名店、「珍々亭」の味を再現した毎年恒例のカップ麺です。



「珍々亭」は油そば発祥とされるお店のひとつ


「珍々亭」は、1954年に創業し、1958年に「油そば」をメニュー化した、「油そば」発祥のお店のひとつとされる名店です。武蔵野系油そばのルーツであり、ラスボス的な存在としても有名です。

「珍々亭」は東洋水産から色々と商品化されており、カップ麺も毎年恒例の定番商品となっています。安定の味で、毎年発売を首を長くして待っている方も多いのではないかと思います。昨年も、2019年9月に「マルちゃん 珍々亭 油そば」が発売されていました。

東洋水産定番の「マルちゃん 珍々亭 油そば」を実食レビュー!元祖油そばの味をカップ麺化

このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん 珍々亭 油そば」を食べてレビューしていきます。「マルちゃん 珍々亭 油そば」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん 珍々亭 油そば」。2019年9月9日発売の、「珍々亭カップ麺」シリーズの新商品です。東京武蔵境にある油そばブームの元祖と言われる名店、「珍々亭」の「油そば」を再現したカップ麺です。「珍々亭」は油そ...



特製カップスープ付




昨年発売の「珍々亭カップ麺」から、やきそば弁当や焼そばバゴォーンと同じように、特製カップスープが別添されています。実際にお店で油そばを注文した際に供される「ラーメンスープ」の味を再現しています。最近は、湯戻しスープではなくて、新しいお湯でスープを作ることが推奨されています。

武蔵野系油そばのひとつで、油そばブームの火付け役としてもおなじみの「ぶぶか」のカップ油そば。毎年リニューアルされる定番商品です。



内容物、価格、購入額など




別添袋は3袋。東洋水産の汁なし系商品で見かけるちょっと浅黒い太麺。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。豚肉やメンマ、ナルトなどが入っています。

品名マルちゃん 珍々亭 油そば
メーカー東洋水産
発売日2020年11月09日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・かやく・特製カップスープ)
定価税別220円
取得価格税込232円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食169g(めん130g)あたり
エネルギー725kcal
たん白質15.9g
脂質34.6g
炭水化物87.6g
食塩相当量7.4g
∟スープ∟1.4g
ビタミンB10.71mg
ビタミンB20.95mg
カルシウム254mg



昨年発売のものと栄養成分、原材料がまったく同じです。昨年とパッケージが多少違うだけで中身は同じのようです。


スープ


スープは「珍々亭の油そばの味を再現した、ポークとチキンの旨味をベースにした醤油味のスープ」とのこと。

豚脂を強く効かせたしょうゆ味のたれで、お酢をしっかり効かせています。



豚脂とお酢を効かせたしょうゆ味のたれ


  • 濃いしょうゆ味で豚脂が強い
豚脂を強く効かせた豚鶏ベースのしょうゆ味のたれです。しょうゆ味はかなり濃いめで香りも塩気も強く感じられます。食塩相当量の数値が特別高いというわけではありませんが、ちょっと塩辛いと感じる向きもあるかもしれません。ある程度の塩気は汁なしカップ麺の宿命でしょうか。

そしてなんと言っても豚脂。豚脂由来の豚の旨みがふわっと広がり、今回のたれの味を特徴づけています。豚脂の風味、旨み、そして豚脂によるこってり感の強さが、たれの味の主役と言えるかと思います。



  • 酸味のアクセント
昔ながらの油そばと言えば、お酢とラー油の卓上トッピングが定番ですが、今回のたれもお酢の香りと酸味がしっかり感じられ、豚脂やしょうゆの強い中でアクセントになっていました。特に豚脂のまったり感を引き締める役割をしていて効果的でした。

ラー油も入っているのかもしれませんが、味としてはあまり感じられませんでした。かなり濃い味で、ある程度のアレンジではびくともしない強さがあるため、油そばのトッピングとしておなじみのラー油、マヨネーズ、卵黄、海苔など、自分でアレンジを加えてみても面白いと思います。もちろんそのままでもとてもおいしかったです。



麺は「太くてモチモチとした食感の、食べごたえのある角麺」とのこと。

湯戻し時間5分の、まるでうどんのような極太の油揚げ麺です。縮れがついていて、しょうゆが練り込まれているためか、ちょっと浅黒い色に見えます。



極太で縮れのついた油揚げ麺


極太で縮れのついた油揚げ麺です。角麺形状で、たれと混ぜる前はちょっと浅黒い色をしています。まるでうどんのような太さで、カップ麺でも最太クラスと思われます。太さと角麺形状でかなり存在感がある麺ですが、今回はたれの味も強いためバランスはきちんと取れており、両者の相性は抜群です。

お店の麺も結構太くてごついようですが、今回のような角麺ではなく、縮れも今回ほどは強くないので、お店に近い見た目ではありませんが、珍々亭カップ麺の麺は一貫してこの麺が使われており、いつも食べているとこの麺じゃなければ珍々亭らしくないとすら思えます。



具は「味付豚肉、メンマ、なると、ねぎ」とのこと。

細切れの豚肉、メンマ、ナルト1枚、ねぎが入っています。



油そばのオーソドックスな具の構成


細切れの豚肉、メンマ、ナルト1枚、そしてねぎが入っていて、王道油そばのオーソドックスな具の構成という印象です。豚肉はそれなりに量入っていて、肉感もしっかりあります。なるとは大きめのものが1枚入っています。メンマやねぎは量が少なめでした。特にメンマはたれとの相性が良かったので、もうちょっと量が欲しかったところです。


別添の「ラーメンスープ」


チキンの旨味をベースにホタテ、かつお、こんぶ、生姜などを利かせたあっさり醤油味スープ」で「ねぎ入り」とのこと。



生姜の香りがほのかに感じられるしょうゆ味のスープですが、油そばに比べるとあっさりな味で、一緒に食べると油そばの濃い味を穏やかにする効果がありました。やきそば弁等の中華スープだと、やさしい味の焼そばにエッジを立てる感じがしますが、今回の組み合わせはそれとは逆。箸休め的なな存在。



油そばをつけ麺に状態にして食べてみました。せっかく油そばの濃い味が薄まってしまうので、別々に食べるのが良いと思います。ただ、スープの方は油そばのたれが溶けることで、一味加わっておいしくなる感じがしました。スープをおいしくするために一口分くらいつけて食べるのも良いと思います。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん 珍々亭 油そば」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
濃厚こってりな豚脂のコクと、濃いしょうゆ味が特徴の油そばで、今年もおいしい一杯でした。豚脂のまったり感に、お酢の酸味や風味によってアクセントを加えています。太麺との相性もよく、スープまで付いてお得感もありました。昨年バージョンとまったく同じだったのは残念ですが、また来年、新しい「珍々亭」カップ麺に期待したいです。

こんな商品もあるんですね。袋麺の麺だけ使って油そばを作るの良さそうです。




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