このページでは、新具材「ほぼイカ」が入って新しくなった日清食品のカップ麺、「カップヌードル シーフードヌードル」を食べてレビューしていきます。



「カップヌードル シーフードヌードル」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「カップヌードル シーフードヌードル」。2020年10月19日にリニューアル発売された、「カップヌードル」シリーズの商品です。新具材「ほぼイカ」が入って新たに登場です。



大定番商品「カップヌードル シーフードヌードル」


カップヌードル シーフードヌードル」は、1984年の初登場以来、「カップヌードル」シリーズの中でも欠くことのできない鉄板定番フレーバーのひとつです。発売当時のおぼろげな記憶をたどると、周囲の大人がこぞって購入し、おいしいおいしい言って食べていました。カップヌードルと言えば赤いのと黄色いのと相場が決まっていた中で、青いのが加わった瞬間でした。幼いながら、すごい商品が出たんだなと感じたことを覚えています。

最近は、「カップヌードル」シリーズの中でも特にアレンジ商品が多く発売されており、夏の「レッドシーフード」、冬の「ミルクシーフード」は派生商品ながら季節の定番メニューとなっています。下のリンクは今年2020年7月に発売された「カップヌードル レッドシーフードヌードル」。

定番の夏のシーフードヌードルが今年も登場!「カップヌードル レッドシーフードヌードル」を実食レビュー

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新具材「ほぼイカ」




今回のリニューアルでは、「まるでイカのような味わいと食感のかまぼこ具材」である 「ほぼイカ」が新たに加わり、もともとのイカと「味わいW」で楽しめるとのこと。



おそらく、世界的にイカの価格が高騰しているためコストが嵩んできたことが影響しているものと思われますが、日清食品がこれまで作ってきた「ほぼウニ」 や「明太子風かまぼこ」がとてもおいしかったので、今回の「ほぼイカ」も大いに期待できそうです。果たしてどんなリニューアルになっているのでしょうか。

ネット店舗だと、リニューアル前の商品の在庫がなくなり次第のリニューアル後商品の出荷となると考えられるため、どちらが送られてくるかはわかりません。実際に店頭で「ほぼイカ&イカ」のロゴが付いていることを確認して買うのが無難かと思われます。



内容物、価格、購入額など




左がリニューアル後で右がリニューアル前。リニューアルでイカの量が明らかに減っていることがわかります。



これが「ほぼイカ」と思われます。成形された円状で、イカに比べて黄色っぽいです。視認できた範囲では5枚入っていました。

品名カップヌードル シーフードヌードル
メーカー日清食品
発売日2020年10月19日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープなし
定価税別193円
取得価格税別148円(イオン)

栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
栄養成分リニューアル後
75g(めん60g)
リニューアル前
75g(めん60g)
エネルギー340kcal323kcal
∟めん・かやく∟307kcal∟293kcal
∟スープ∟33kcal∟30kcal
たんぱく質8.9g9.8g
脂質13.6g11.2g
炭水化物45.5g45.8g
食塩相当量4.7g4.8g
∟めん・かやく∟2.2g∟2.1g
∟スープ∟2.5g∟2.7g
ビタミンB11.01mg0.94mg
ビタミンB20.31mg0.22mg
カルシウム96mg95mg

リニューアル前後で栄養成分を比較すると、内容量と麺量はまったく同じ、カロリーや脂質はリニューアル後が上回っており、数値的には概ねパワーアップしているようです。たんぱく質が低下しているのは、イカ量の低下が影響しているのでしょうか。

  • 原材料
・リニューアル後


・リニューアル前


原材料を見ると、具の変化だけではなく、スープの構成にも変化が見られました。



シーフードヌードルはリニューアルでここが変化した!




左がリニューアル後で右がリニューアル前。片方しか見なければ変化はわからないレベルかも知れませんが、こう並べてみると結構違うことがわかります。

具の変化




  • イカの量が減った
左がリニューアル後で右がリニューアル前。「ほぼイカ」が新たに加わったのが最大の変更点ですが、「ほぼイカ」とイカを合わせても、リニューアル前のイカの量に比べるとちょっと少なそうです。イカの量が大きな美点だったので残念。

  • カニカマ増加、たまご微減
イカが減った反面、カニカマの量は増えています。6個だったのが8個に増えていました。たまごは微減、キャベツは微増といったところ。全体的な具の総量は同じくらいといったところかと思います。



「ほぼイカ」はどんな味?




そして今回の最大の注目点、「ほぼイカ」。バラバラな形状のイカと違って丸い形で統一されており、色はちょっと黄色っぽいです。食感や味はイカクンとかタコを模したイカの燻製みたいな感じ。イカ以上にイカの味が強くつけられていて、おそらくこれだけ単体で食べてもおいしいです。イカと「ほぼイカ」がダブルで入って味や食感の違いを楽しめるのは良かったですが、イカを減らすなら「ほぼイカ」はもうちょっと量が欲しかった。

スープにも変化がみられた


スープにも変化が感じられました。特に後味のシーフード風味の粘り、そして紅生姜の残り方が、リニューアル前に比べてリニューアル後は弱くなってしまっているように感じられました。スープの奥行きはリニューアル前の方がありそうです。

これがスープの成分の変化によるものなのか、具のイカが減ったことや、「ほぼイカ」から溶け出す成分によるものなのかはわかりませんが、後味に違いが見られました。紅生姜なんて、原材料を見ると記載されているのはリニューアル後の方なんですけどね。リニューアル前の方が強く感じました。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「カップヌードル シーフードヌードル」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
「ほぼイカ」はおいしかったですが、大きな売りだったイカが減ったことを取り返すほどの効果はなく、さらにスープの味にも変化が見られ、シーフードのコク、紅生姜のパンチが減退したように感じました。ひょっとすると、食べ比べずに単体で食べれば些細な違いでしかないのかもしれませんが、比べてみると違いがわかりました。「ほぼイカ」が、以前の「ほぼウニ」や「明太子風かまぼこ」のような、具だけで人が呼べる、買う価値があるとまでは言えませんでした。

ライバル「MARUHCHAN QTTA」シリーズの「MARUCHAN QTTA シーフード味」。こちらは大ぶりのカニカマがセールスポイントです。




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