このページでは、サンポー食品のカップ麺、「井手ちゃんぽん」を食べてレビューしていきます。



「井手ちゃんぽん」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンポー食品の「井手ちゃんぽん」。2020年9月28日発売のリニューアル商品です。佐賀県武雄市にある佐賀ちゃんぽんの名店、「井手ちゃんぽん」の味を再現したカップ麺となっています。



「井手ちゃんぽん」は佐賀ちゃんぽんの名店


井手ちゃんぽん」は、佐賀県武雄市にある佐賀ちゃんぽんの名店。佐賀ちゃんぽんは、長崎ちゃんぽんに比べると野菜が多いことが特徴のようで、中でも井手ちゃんぽんは多く、ちゃんぽんの二郎と言われるほどとのことです。創業80年を超える伝統を誇り、佐賀県グルメに欠かせないお店となっています。

ちゃんぽんは佐賀のお隣長崎が本場。長崎ちゃんぽんのカップ麺と言えば、マルタイの「長崎ちゃんぽん」が定番。九州ではどこに行っても売っている商品です。

マルタイ 「長崎ちゃんぽん」

九州では定番の長崎ちゃんぽんカップ麺今回のカップ麺は、マルタイの「長崎ちゃんぽん」。棒ラーメンで有名なマルタイ製のカップ麺です。東日本の人から見ればそれほど馴染みのない商品かと思いますが、九州、私が見た福岡と長崎では多くのコンビニやスーパーでこの商品の取り扱いがあって、長崎ちゃんぽんの中でもかなりメジャーな商品かと思われます。コンビニの棚に並んでいるマルタイとか、私の生活圏ではあまり見かけないも...



豚骨ベース&たっぷり野菜




今回の一杯では、「井手ちゃんぽん」の特徴を踏まえ、豚骨ベースとたっぷり野菜を特徴としているようです。また、お店のメニュー「特製ちゃんぽん」で増量されるキクラゲがリニューアル前から30%増量されているとのことです。野菜たっぷりの一杯が期待できそうです。果たしてどんな一杯なのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「粉末スープ」、「かやく」2袋、「調味油」の計4袋。4袋とはリッチですね。



先入れの「粉末スープ」と「かやく」2袋を麺の上に開けた状態。スープ粉末の量もかやくの量も多いです。かやく2袋どちらにもキャベツが入っていました。

品名井手ちゃんぽん
メーカーサンポー食品
発売日2020年9月28日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ4袋(粉末スープ・かやく2袋・調味油)
定価税別220円
取得価格税込232円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食135g(めん90g)あたり
エネルギー609kcal
たん白質14.7g
脂質24.2g
炭水化物83.1g
食塩相当量6.9g
∟めん・かやく∟2.8g
∟スープ∟4.1g
ビタミンB10.46mg
ビタミンB20.46mg
カルシウム227mg




スープ


スープは「本店の味に近づけるためポークエキスを増量」した、「濃厚さを増したとんこつスープ」とのこと。

たっぷりのスープ粉末でとんこつが分厚いスープで、別添「特製油」で炒め野菜の風味をつけています。



とんこつが濃いちゃんぽんスープ


  • 分厚いとんこつ
たっぷりのスープ粉末を用いた、分厚い豚骨ベースのちゃんぽんスープです。いや、ちゃんぽんスープと書いたのですが、何も言われなければ普通にとんこつスープと見紛うレベルでとんこつが分厚いです。そしてちょっと軽くですが、他社では見られないとんこつのツンとくる匂いが感じられます。さすが九州のメーカーと言いましょうか、このあたりのとんこつスープの作り方はさすがといえるでしょう。

これが長崎ちゃんぽんなら、ちょっと海鮮の風味が感じられたりするのですが、今回のスープはまったく感じませんでした。本当とんこつスープです。ちゃんぽんにも色々あって、奥が深いですね。面白いです。



  • 別添「調味油」


別添の「調味油」は、サンポー食品の看板商品である「焼豚ラーメン」でも用いられていますが、今回役割がだいぶ異なっていて、焼豚ラーメンではちょっとしたとんこつの風味を加えているのに対し、今回は炒めたもやしなど野菜の風味がつけられています。スープだけならとんこつスープですが、この油脂がちゃんぽんらしい部分になっていました。



麺は「ちゃんぽんらしいプリプリした食感を高めた食べ応えのある麺に改良し」たとのこと。

湯戻し時間5分の、中太で縮れのついた油揚げ麺です。



ちゃんぽん麺を再現した弾力のある中太麺


中太で縮れのついた油揚げ麺です。ちゃんぽん麺としては縮れがついているところはらしくないですが、ちょっとかためで弾力のある食感や、中太丸麺形状はちゃんぽん麺らしく、カップ麺でしかも再現が難しそうな油揚げ麺としては、再現性はかなり高いのではないかと思います。

スープもとんこつの旨みが太いので、弾力の強い今回の麺と相性が良くバランスが取れていました。麺が縮れていることでスープのりが良くなっており、しっかりなじんでいることも大きいのではないかと思われます。




具は「従来のたっぷりのかやく量からさらにキクラゲ30%増量でボリュームアップ」し、「使用具材はキャベツ、カマボコ、キクラゲ、チャーシュー風大豆肉」とのこと。

2袋のかやくどちらにも入っているキャベツをメインに、かまぼこ、キクラゲ、大豆ミートの組み合わせでです。



キャベツ、かまぼこ、キクラゲなどの組み合わせ


  • 大量のキャベツ
たっぷり入ったキャベツが具の中心。ちゃんぽんの二郎との異名があるそうで、お店は野菜がてんこ盛りとのことですが、今回てんこ盛りとはいかないまでも、キャベツがかなりたくさん入っており、ボリュームを再現しようとする意図は十分に窺えます。お店だともやしや玉ねぎもたくさん入っていますが、今回それらは入っていません。

  • 増量したというキクラゲ
今回のリニューアルでキクラゲが30%増量したとのこと。リニューアル前を食べていないので何とも言えないのですが、今回キクラゲの量はかなり多いのは確か。お店だと「特製ちゃんぽん」を注文するとキクラゲたっぷりのちゃんぽんが出てくるそうです。


オススメ度(標準は3です)


  • サンポー食品 「井手ちゃんぽん」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
佐賀ちゃんぽんの名店、「井手ちゃんぽん」を再現した一杯を食べてきました。とんこつの強いちゃんぽんスープに野菜の風味の油を加えたスープは、長崎ちゃんぽんに比べてとんこつラーメンに近い印象を受けました。濃いスープに高弾力の麺、そしてたっぷりのキャベツやキクラゲで、かなり食べ応えのある一杯でおいしかったです。これは良い商品だと思います。

全国的に手に入りやすいちゃんぽんカップ麺と言えばこれでしょうか。東洋水産の「マルちゃん ごつ盛り ちゃんぽん」。味は断然今回の井手ちゃんぽんが上ですが、コスパは抜群です。




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