このページでは、東洋水産のカップ焼そば、「マルちゃん やきそば弁当 復刻デザイン キャベツ増量」を食べてレビューしていきます。



「マルちゃん やきそば弁当 復刻デザイン キャベツ増量」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん やきそば弁当 復刻デザイン キャベツ増量」。2020年9月7日に北海道限定で発売された、「やきそば弁当」シリーズの新商品です。やきそば弁当45周年を記念した、復刻パッケージの商品となっています。北海道以外では手に入り難い商品なので、北海道以外の全国の方はこんな商品もあるんだ程度に見ていただけると幸いです。



「やき弁」45周年復刻デザインパッケージ


1975年発売の「やきそば弁当」シリーズは今年で45周年を迎え、今回復刻パッケージデザインの商品が発売されました。まだプラ製のフタと容器で、湯切りの時にフタを押さえながら傾ける、あの当時のパッケージ。熱湯を捨てるとシンクがバコッっていうんですよね。あ、それは今も変わらないですねw 間違って手を離して中身がシンクに飛び出てしまい、泣いてしまったことが何度あったことか。

小さい頃からよく慣れ親しんだやきそば弁当なのですが、今回の復刻デザインを見ても正直ピンときませんでした。当時なかったものが多すぎるんですよね。45周年ロゴとか北海道限定ロゴとか、そしてキャベツ1.5倍増量ロゴとか。もうちょっときちんと復刻してもらいたかった。でもこの「やきそば弁当」の文字デザインは見覚えがあり、なかなか懐かしい気持ちがこみ上げてきました。



キャベツ1.5倍




さて今回の商品、復刻パッケージデザインのみならず、キャベツが1.5倍に増量されているとのことです。おそらくそれ以外に違いはないものと思われますが、一応現行の「やきそば弁当」と食べ比べてみたいと思います。徒労に終わること必至ですが、果たして今回の復刻商品、どんな一杯なのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




左が復刻デザインで右がのやき弁。外側のシュリンクを取るとまったく同じ姿になってしまい区別が付きません。中の人の正体を見てしまったようでちょっと気まずいですね。いやまさかバルタン・・・



左が復刻デザインで右がのやき弁。どちらも別添袋は3袋で、両者の違いは「かやく」袋のみのようです。他の袋、麺の形状もまったく同じとなっています。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。わかりづらいですが、キャベツが確かに多く、肉もちょっと多く入っていました。

品名マルちゃん やきそば弁当 復刻デザイン キャベツ増量
メーカー東洋水産
発売日2020年9月7日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ3袋(液体ソース・かやく・ふりかけ+中華スープ)
定価税別193円
取得価格税別184円(セイコーマート)

栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
栄養成分復刻デザイン
134g(めん100g)
通常やき弁
132g(めん100g)
エネルギー586kcal581kcal
たんぱく質13.5g13.1g
脂質27.7g27.8g
炭水化物70.7g69.7g
食塩相当量6.5g6.4g
∟スープ∟2.3g∟2.3g
ビタミンB10.53mg0.50mg
ビタミンB20.49mg0.51mg
カルシウム214mg224mg



復興デザインが内容量で2g、カロリーで5kcal高く、キャベツ増量の分と思われますが、栄養成分の数値を見ると、中には通常やき弁の方が高い数値を示すものもあり、単純にキャベツが増えただけとは言えなそうです。ちなみに、原材料の並びは両者まったく同じとなっています。また両者ともに東洋水産北海道工場で製造されています。


復刻デザインと通常やき弁の違いを見てみる


ソース




左が復刻デザインで右が通常やき弁。具の量に違いはありますが、言われなければわからないくらいしかないように見えます。

ソースの味はどちらも同じで、他社のソースに比べてちょっとやわらかい味。おそらく、別添の「中華スープ」ありきのソースの味となっており、やきそばを食べながら中華スープを飲むことで、味が最適化されるように作られているものと思われます。

道民の中には、マヨネーズを入れて初めてやき弁が完成すると言って憚らない人もいるようです。






麺は中細で縮れのついた油揚げ麺で、麺量は普通サイズとしては一般的(ノーマルUFOなどと同じ)な100g。これも両者に違いはなく、まったく同じ麺が使われているようです。ソースの味がやさしいため、ちょっと油揚げ臭が前に出てきてしまいますが、そこ含めてやき弁の味と言えるかと思います。

これも、中華スープと一緒に味わうことで、中に入っている香辛料が油揚げ麺臭を中和し、目立たないようにすることができるように感じています。やき弁は中華スープと一緒に食べる方がおいしいです。





具の構成は鶏肉ミンチとキャベツで、どちらも同じ。ただ、パッケージに書かれている通り、復刻デザインのキャベツの量が1.5倍となっており、確かにたくさん入っています。

そして、鶏肉ミンチも、復刻デザインの方が数個多く入っていました。こちらは特にアナウンスされているわけではないので、単なる個体差かもしれません。私ブログを書くに当たり、写真を撮り忘れて同じものを2個食べたりするのですが、具の個体差は結構大きく、まったく入っている量が違ったりすることがよくあります。



ふりかけも両者まったく同じでした。あおさと紅生姜が入っています。



中華スープ




最後に「中華スープ」。左の復刻デザインの方がちょっと色が濃く見えました。これは個体差なのか、製造時期による誤差なのかはよくわかりませんでしたが、意図的なようには見えませんでした。味は特に違いは感じられず、スパイスの強さが感じられる中華スープで塩気強め。焼そばと一緒に飲むことで、焼そばの味がピリッと引き締まります。

麺を戻したお湯で作ることになっていますが、普通のお湯で作っても特に問題はないと思います。もちろん、戻し油の油揚げ麺の香ばしさが一味加えることになるのですが、それがなくてもまずくなるわけではありません。別にお湯を用意しなければならない手間の問題はありますが、戻し湯には油揚げ麺の油などの成分が溶け込んでいるので、それが気になるなら使わないのもありだと思います。


オススメ度(標準は3です)


  • 東洋水産 「マルちゃん やきそば弁当 復刻デザイン キャベツ増量」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
やきそば弁当45周年記念の復刻パッケージデザインの商品を食べてきました。感謝を込めてキャベツがいつもの1.5倍入っているとのことで、確かに量が多く、さらに鶏肉ミンチもちょっと多かったです。他に明らかにわかるような違いは見られませんでした。なんか当たり前の結果になってしまいました。同じ価格で買えるなら通常版よりオススメですが、価格差があるなら通常版を買う方が幸せになれそうです。

北海道のソウルフード的な位置づけの「やきそば弁当」ですが、東日本ではその位置にいるのは「ペヤング」ですよね。なんだかんだこれがいちばん好きという方も多いのではないかと思います。




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