このページでは、エースコックのカップ麺、「THE中華 練りごまを利かせた濃厚旨辛担担麺」を食べてレビューしていきます。
「THE中華 練りごまを利かせた濃厚旨辛担担麺」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、エースコックの「THE中華 練りごまを利かせた濃厚旨辛担担麺」。2020年9月7日発売の、「THE中華」シリーズの新商品です。「THE中華」シリーズの第3弾商品にして、これまでタテ型油揚げ麺商品だったのが、今回初となるどんぶり型ノンフライ麺で、しかも久々のエースコックが得意とする練りごまを効かせた本格担々麺となっています。

「THE中華」シリーズの第3弾商品
「THE中華」は、「中華めん料理をカップめんで味わえる」シリーズで、これまでに「THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン」と「THE中華 揚げねぎの風味を利かせたワンタン麺」の2品が発売されていました。いずれもタテ型カップの油揚げ麺を使用したカップ麺でした。
「THE中華」シリーズの第1弾は「タンメン」! 「THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン」
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「THE中華」シリーズ第2弾はワンタン麺!「THE中華 揚げねぎの風味を利かせたワンタン麺」
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どんぶり型カップでノンフライ麺使用の本格担々麺

今回は「THE中華」シリーズ発のどんぶり型カップのノンフライ麺を使用した商品です。しかも、エースコックが得意としてきた練りごまを効かせた担々麺が久々の登場。最近は鳴りを潜めていましたが、以前は担々麺と言えばエースコックというイメージがありました。下のリンクは、エースコック担々麺最高傑作だと思っている「練り胡麻の恵み 担担麺」。練りごまと辛味が高レベルでバランスを取った珠玉の一杯でした。
今回のカップ麺は、エースコックの「練り胡麻の恵み 担担麺」。エースコックHP上ではリニューアル商品の扱いになっているので、おそらくは今年3月に発売された「ゴマが決め手の 担担麺」のリニューアルなんじゃないかと思われます。当時書いたことを見てみると、「エースコックの特長といえる練りゴマの存在感をもっと際立たせて欲しかった」と書いています。今回のリニューアルポイントはその練りゴマとのことなので、私の当時の...
内容物、価格、購入額など

別添袋は、「後入れ液体スープ」と「かやく入り粉末スープ」の計2袋。カップには麺のみが入っています。

「かやく入り粉末スープ」を麺の上に開けた状態。白っぽい粉末がたくさん入っていました。かやくも入っていますが、量はあまり多くなさそう。
品名 | THE中華 練りごまを利かせた濃厚旨辛担担麺 |
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メーカー | エースコック |
発売日 | 2020年9月7日(月) |
麺種別 | ノンフライ麺 |
かやく・スープ | 2袋(後入れ液体スープ・かやく入り粉末スープ) |
定価 | 税別270円 |
取得価格 | 税込288円(ローソン) |
栄養成分表、原材料
1食108g(めん55g)あたり
エネルギー | 399kcal |
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∟めん・かやく | ∟212kcal |
∟スープ | ∟187kcal |
たん白質 | 11.8g |
脂質 | 16.5g |
炭水化物 | 50.9g |
食塩相当量 | 6.6g |
∟めん・かやく | ∟1.4g |
∟スープ | ∟5.2g |
カルシウム | 284mg |

麺量は55gと少なめ。練りごまを効かせた担々麺としては、カロリー399kcalもちょっと心もとない印象ではあります。
スープ
みそ味ベースに練りごまを加えた濃厚な担々麺スープで、唐辛子や花椒などで刺激を加えています。

練りごまと辛味シビレのバランスが良好な担々麺スープ
- 練りごまは濃厚感の割にコクは弱い
スープ粉末に大量の「おからパウダー」が入っており、今回の商品に限らず、おからパウダーやきな粉が練りごまの濃厚感を出すために使われると思われますが、今回これの割合がちょっと大きく、そのため、スープの濃厚感ほど練りごまのコクが強くなかったのではないか感じました。それでも普通なら大満足の練りごまなんですが、今回税別270円の高額設定だと考えると、もうちょっと練りごまの押し出しが欲しかったです。
- 練りごまとバランスの取れた辛味やシビレ

液体スープには辛味がつけられていて、言えるとスープ表面が赤くなります。豆板醤、花椒、ウーシャン粉などが入っているようで、辛味は中辛程度、シビレは辛味よりちょっと弱い程度に効いています。それなりに刺激がついていますが、練りごまを立てつ感じでバランスを取っており、前に出過ぎていないのが特徴のように見えました。
麺
湯戻し時間4分の、中細でストレート形状のノンフライ麺です。

低加水麺食感の中細ノンフライ麺
中細でストレート形状のノンフライ麺です。麺表面にややつるみはあるものの、基本的にはしっとり低加水麺食感の麺となっています。巷で見かける担々麺も低加水麺のものが多いため、それに合わせた形となっています。以前はもっと縮れていてかための麺が使われていたこともありましたが、だいぶ上品な質感になったように思います。
細めでしっとり食感なので主張は控えめで、練りごま主体のスープと合わせても、スープの味をきちんと立てたバランスとなっています。低加水麺ならではの小麦感、甘みがあり、スープの練りごまの甘みを増幅させる効果がありました。麺とスープの相性は良好です。ただ麺量55gはちょっと少ないですね。ノンフライカップ麺定番である「ラ王」や「正麺カップ」などが概ね麺量70gオーバーだと考えると、食べ応えではだいぶ見劣りしていました。
具
肉そぼろ、チンゲン菜、粒ごま、唐辛子の組み合わせです。

肉そぼろ、チンゲン菜、粒ごま、唐辛子の組み合わせ
肉そぼろ、チンゲン菜、粒ごま、唐辛子が入っていますが、大物の具は入っていません。チンゲン菜や唐辛子はそれなりに入っていますが、やはり定価税別270円の価格設定を考えれば、もうちょっとボリュームが欲しかったです。
その中にあって、粒ごまの香ばしさが最も目立っていました。「通常よりも深く焙煎した」とのことで、その影響もあるのかもしれません。練ごまとはまた違う、鋭角の香ばしさがありました。
オススメ度(標準は3です)
- エースコック 「THE中華 練りごまを利かせた濃厚旨辛担担麺」
練りごまの担々麺でしたが、練りごまのコクと辛味シビレのバランスが秀逸な一杯でした。これで「ラ王」や「正麺カップ」と同じくらいの価格設定だったら手放しで高評価していましたが、今回は税別270円と高額で、その割には売りの練りごまの押し出しが弱く、麺や具のボリュームにも欠けていました。おいしいですがちょっと高かったですね。
「正麺カップ」シリーズの担々麺、「マルちゃん 正麺カップ うま辛担々麺」。今回の一杯に比べると唐辛子や花椒の刺激が強いのが特徴です。今回よりだいぶコスパに優れています。