このページでは、日清食品の「チキンラーメン キャベサラダ」、東洋水産の「パリパリ無限キャベツのもと」、ダイショーの「ぱくぱくキャベツ用セット」を食べ食べ比べていきます。



乾燥麺とキャベツ和えるサラダタイプの商品3品


今回は、乾燥麺やたれを別途用意したキャベツと和えるサラダタイプの商品3品、日清食品の「チキンラーメン キャベサラダ」、東洋水産の「パリパリ無限キャベツのもと」、ダイショーの「ぱくぱくキャベツ用セット」を食べ比べます。チキンラーメンは2020年8月17日発売の新商品、パリパリキャベツのもとは2018年8月(2食入りは2018年3月)、ぱくぱくキャベツ用セットは2020年2月発売の商品です。


キャベツとパリパリ麺の3商品を食べ比べ


3品のうち、最も早く発売されたのが東洋水産の「パリパリ無限キャベツのもと」で、ネットで話題になった「無限キャベツ」を、揚げ麺を使って作ることができる商品で、本家の「無限キャベツ」だけではなく、この「パリパリ無限キャベツのもと」も結構話題になりました。

2020年2月にはダイショーの「ぱくぱくキャベツパック」、そして今週2020年8月17日に「チキンラーメン キャベサラダ」が発売になり、ともに「無限キャベツ」を謳っているわけではないものの、「無限キャベツ」もしくは「パリパリ無限キャベツのもと」が念頭にある商品と思われます。ダイショーはもっと以前から「レタスがおいしい パリ麺サラダ用セット」という商品を出しており、その派生商品とも考えられます。今回は、この3品をすべて食べて、食べ比べていきたいと思います。



セブンプレミアムの「千切りキャベツ」を使用




いずれの商品も、麺やたれは入っていますが、合わせる野菜が入っていません。そこで今回は容易に手に入れられて洗ったり切ったりせずに手軽に使える、コンビニの「千切りキャベツ」を使用することにしました。セブン、ローソン、ファミマなど、コンビニ各社で千切りキャベツが発売されていますが、今回はセブンの千切りキャベツを使用します。最近は、キャベツを普通に買っても高いので、こういう商品を買うのにあまり抵抗がなくなってきたように感じています。みなさまはどうでしょうか。



日清食品 「チキンラーメン キャベサラダ」




まずは新商品の、日清食品「チキンラーメン キャベサラダ」から食べていきます。こちらは「あっさり香味醤油味」とのこと。他2商品が1食入りなのに対し、この商品は3食入りとなっています。いつものチキンラーメンの塩分2/3の麺を使い、別添のたれを使って仕上げる構成です。

内容物、価格、購入額など




内容物は、麺の入った袋と、「特製たれ」。それぞれ3つずつ入っています。他の2品に比べて定価税別230円は高いですが、3食入っていると考えると逆にかなりお得な構成となります。麺量も少なくはありません。

品名チキンラーメン キャベサラダ
メーカー日清食品
発売日2020年8月17日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(特製たれ)
定価税別230円
取得価格税込192円(コープ)




栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
1食40g(めん30g)あたり
エネルギー197kcal
たん白質3.5g
脂質11.3g
炭水化物20.2g
食塩相当量2.1g
ビタミンB10.27mg
ビタミンB20.30mg
カルシウム43mg

カロリー、脂質、食塩相当量のすべて、今回の3品な中で2番めの数値となっています。3食合算するとすべて最も高い数値になります。

  • 原材料



「チキンラーメン キャベサラダ」作り方




大きめのボウルにキャベツを盛り、「特製たれ」をかけます。



キャベツとたれをよく混ぜ合わせます。キャベツの量は150g~200gとのことですが、今回の150gでもキャベツの量に対してたれが少ない気がしました。あまりうまく全体に混ざりません。



キャベツとたれを混ぜ合わせたら、予め砕いておいた麺を入れます。麺の袋に切込みを入れ、手で揉むように砕いていきます。



キャベツと麺を混ぜ合わせて完成です。カップ麺と比べると手間ですが、袋麺調理やサラダを作ることを考えればとてもお手軽です。1分程度でできてしまいます。



「チキンラーメン キャベサラダ」を食べてみた!




醤油をベースにごま油の風味とペッパーの香りをきかせた」特製たれと、いつものチキンラーメンの塩分量2/3という鶏ガラしょうゆ味の麺によってキャベツに味をつけています。ごま油の強さが際立つ一方で、しょうゆ味は抑え気味で、いつものチキンラーメンの味もそれほど前に出てきません。薄味という印象を持ちました。

パッケージに「こどもがよろこぶ」と書かれていることから、あまり濃い味にしないのはある程度計算づくなのかもしれません。何か他にしっかりした味のメニューがある上に、この商品がサラダとして添えてあるなら、この味で満足できるのではないかと思います。ごま油が香ばしくてなかなかおいしかったです。



東洋水産 「パリパリ無限キャベツのもと」




続いては、東洋水産の「パリパリ無限キャベツのもと」。チキンラーメンは「あっさり香味醤油味」でしたが、こちらは「うましお味」とのこと。他に期間限定商品として「焼肉のたれ風 鬼うまガーリック味」があります。また、「パリパリ無限もやしのもと」や「パリパリ無限豆苗のもと」もありラインナップが豊富となっています。

今回の3品の中でもは最も有名な商品であり、一時期ちょっとした話題にもなりました。話題になった商品なのでおいしいのはわかりきっていますが、他と比較してどうなのかは気になるところです。

内容物、価格、購入額など




内容物は、パリパリの麺と、「粉末スープ」、「特製油」の2袋の別添袋が入っています。この麺、皿うどんみたいです。

品名パリパリ無限キャベツのもと
メーカー東洋水産
発売日2018年8月27日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(粉末スープ・特製油)
定価税別160円
取得価格税込159円(トライアル)




栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
1食54g(めん40g)あたり
エネルギー293kcal
たん白質4.3g
脂質17.6g
炭水化物29.4g
食塩相当量2.2g

今回の3品の中では、圧倒的に高カロリー高脂質となっています。また、食塩相当量も最も高いため、いちばん強い味が期待できそうです。麺量40gで、他2品より10g多くなっています。

  • 原材料



「パリパリ無限キャベツのもと」作り方




予め砕いていた麺とキャベツをボウルに入れます。麺はビニール袋を別に用意してそこに入れて砕けとのことでしたが、今回はもともとの外装袋に入れて砕きました。特に問題はなかったです。



キャベツと麺を混ぜ合わせます。先ほどのチキンラーメンより麺が細いため、キャベツと混ぜ合わせた雰囲気がだいぶ違います。こっちの方が本格感があリそうな感じがします。



キャベツと麺を混ぜ合わせたら、次は「粉末スープ」と「特製油」を入れます。



チキンラーメンのたれに比べると、今回の粉末と油は、キャベツにしっかり行き渡っているように見えます。



「パリパリ無限キャベツのもと」を食べてみた!




チキンの旨味 をベースに、ガーリックなどの香辛料を利かせたインパクトのある塩味のスープ」と「自家製香味油を使用し」た特製油によって味付けられています。麺はしお味以外ついていませんが、塩だれとごま油主体と思われる香味油の組み合わせはかなりパンチがあり、先ほどのチキンラーメンとは一転、濃い味となっています。

ごはんのおかずにも、お酒のおつまみとしても良さそうな濃い味で、これ、一時期話題になった牛角などの塩キャベツのたれの味とよく似ているように思います。初めてあの塩キャベツを食べた時の感動を思い出しました。そして、揚げ麺の香ばしさが塩だれと相性良く、素晴らしくおいしかったです。ちょっと突き抜けていますね。150gのキャベツをあっという間に食べ尽くしてしまいました。



ダイショー 「ぱくぱくキャベツ用セット」




最後に、ダイショーの「ぱくぱくキャベツ用セット」。この商品、私はこの商品のことを知らなかったのですが、「チキンラーメン」や「無限キャベツのもと」を探す中で、実はこの商品を一番多く見かけました。スーパーの野菜コーナーに加え、セブンでも売っているのを見ました。ダイショーの販売網恐るべしですね。

この商品は2020年3月発売で東洋水産より後発ですが、もっと以前から「レタスがおいしい パリ麺サラダ用セット」というキャベツではなくレタスを使う商品を発売しています。

内容物、価格、購入額など




内容物は、パリパリ麺と「クリーミーコーンドレッシング」。3つとも味が違いますね。これはコールスローみたいな感じになるのでしょうか。麺は「パリパリ無限キャベツのもと」と同じ感じの、皿うどんっぽい形状となっています。

品名ぱくぱくキャベツ用セット
メーカーダイショー
発売日2020年2月3日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(クリーミーコーンドレッシング)
定価税別200円
取得価格税込171円(コープ)




栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
1食70g(めん30g)あたり
エネルギー123kcal
たん白質1.6g
脂質8.2g
炭水化物10.8g
食塩相当量0.5g

今回の3品な中では圧倒的低カロリー、低脂質、そして食塩相当量も低く、ヘルシーな商品となっています。

  • 原材料



「ぱくぱくキャベツ用セット」作り方




ボウルにキャベツを盛り、「クリーミーコーンドレッシング」をかけます。たれやスープではなくてドレッシングなので、他2つとは別物感が強いです。



キャベツとドレッシングを混ぜ合わせていきます。一般的なサラダに比べるとちょっとドレッシングが足りない感じがします。



予め砕いておいた麺を投入します。「パリパリ無限キャベツのもと」とほぼ同じもののように見えますが、麺量は10g少ないです。



キャベツと麺を混ぜ合わせます。クリームベースのドレッシングなので、最もサラダっぽく仕上がります。



「ぱくぱくキャベツ用セット」を食べてみた!




スイートコーンの風味が特徴のクリーミーなドレッシング」でキャベツを味付けしています。サラダバーとかでよく置いていそうな、コールスローのドレッシング的な、コーンの甘みとほのかな酸味が感じられる、マヨネーズタイプのドレッシングです。チキンラーメンのしょうゆ味、無限キャベツのもとの塩味ときて、この商品はマヨネーズ味です。三者三様全然違います。

当然ながら、3つの中で最もサラダ感が強く、シャディばりのサラダ館、いやサラダ感となっています。味はそれほど濃くなく、キャベツの甘みが前面に押し出される形。無限キャベツのもとと同様、麺はしお味以外の味は特についていないものの、ドレッシングの味がそれほど強くないので、揚げ麺の風味が目立って感じられました。これはこれで悪くありません。カロリーや脂質、食塩相当量の数値にも現れている通り、最もヘルシーな味で、サラダとして以外あまり用途が思い浮かばなかったです。



オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「チキンラーメン キャベサラダ」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
  • 東洋水産 「パリパリ無限キャベツのもと」
★★★★★★★☆☆☆(7)
  • ダイショー 「ぱくぱくキャベツ用セット」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)

キャベツに合わせるパリパリ麺の商品3つを食べてきましたが、東洋水産の「パリパリ無限キャベツのもと」一択と言っても良いくらいおいしかったです。濃い味に加え、ガーリックのパンチやごま油の香ばしさが光っており、キャベツが立派なおかずになってしまいます。日清食品やダイショーは東洋水産とは用途が異なっていそうで、どちらも食事の中で脇役として光りそうな商品でした。私オサーン、ダイショーの甘いコーンの味のドレッシングがあまり得意な味ではなかったので、ちょっと不当に低評価になってしまったかもしれません。主観では一択でしたが、それぞれの商品に良さはありそうだと感じました。

ダイショーの評価を低くしてしまいましたが、文中で触れた「レタスがおいしい パリ麺サラダ用セット」は焙煎ごまドレッシングとのことで、個人的にはこっちのほうがおいしそうに見えました。いずれ試してみたいと思います。




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