このページでは、セブンイレブンのレンジチルド麺、「札幌すみれ監修 濃厚みそラーメン」を食べてレビューしていきます。
「札幌すみれ監修 濃厚みそラーメン」はどんな商品?
今回は、セブンイレブンの「札幌すみれ監修 濃厚みそラーメン」。2020年8月18日発売の、セブンイレブンのお弁当コーナーに並んでいる、レンジで調理するチルド麺商品です。「セブンプレミアム」の元祖名店再現系カップ麺でもおなじみの、札幌の名店「すみれ」の味を再現したレンジチルド麺となっています。今回はこのレンジチルド麺と、同時に発売された「札幌すみれ監修特製チャーハンおむすび」も食べていきます。

「すみれ」は札幌みそラーメンの名店
「すみれ」は、札幌に本店おある札幌ラーメンの名店。札幌ラーメンで最も有名なお店のひとつとして知られ、全国的な知名度を誇ります。セブンプレミアムのカップ麺としても知られており、同じくセブンプレミアムの「一風堂」や「山頭火」と並んで、名店再現系カップ麺の元祖と言われています。お店の味は知らなくても、カップ麺は食べたことがあるという方はとても多いと思われます。
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レンジチルド麺もセブンの定番商品化
カップ麺は大定番の「すみれ」ですが、レンジチルド麺としても昨年の発売以来すっかり定番化しており、何度かリニューアルされて現在に至ります。このブログでは最初の発売時に食べて以来となりますが、当時からはだいぶ変化があるようです。果たしてどんな一杯になっているのでしょうか。
内容物、価格、購入額など

レンジに放り込むだけなので、本来なら必要ない工程ですが、写真を撮るためにフタを開けています。フタを開けると2段構造になっていて、上のトレイに麺や具が入っています。

下の段には、液体状のスープが入っています。ちょっとあまりきれいじゃなくて申し訳ありませんが、本来なら見なくて良い姿です。冷えた状態のため、油脂の塊ができています。最初に発売された「すみれ」では、2段構造になっておらず、麺や具の下にゼラチン状のスープが入っていて、レンジ調理すると液体状になるという形でした。

「一味」が別添されているのですが、2袋入っていました。おそらく本来なら1袋で、間違って2袋入ってしまったものと思わわれます。せっかくなのでありがたく使わせてもらいます。
品名 | 札幌すみれ監修 濃厚みそラーメン |
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メーカー | セブンイレブン(製造会社は地域により異なる) |
発売日 | 2020年8月18日(火) |
麺種別 | チルド麺 |
かやく・スープ | 1袋(一味) |
定価 | 税込540円 |
取得価格 | 税込540円(セブンイレブン) |
栄養成分表、原材料
1食524g(めん150g)あたり
エネルギー | 600kcal |
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たん白質 | 24.1g |
脂質 | 27.8g |
炭水化物 | 66.6g |
∟糖質 | ∟60.3g |
∟食物繊維 | ∟6.3g |
食塩相当量 | 7.7g |

最初の「すみれ」レンジチルド麺と比べると、カロリーが730kcalから600kcalに、脂質が38.8gから27.8gと、大幅に減少しています。麺量150gは同じでも、総重量は570gから524gと少なくなっており、栄養成分上はだいぶパワーダウンしているように見えます。ちょっと心配になってきました。
調理方法
レンジ調理時間

レンジ調理時間は、家庭用の500Wレンジで5分30秒、店頭の1500Wレンジで1分30秒となっています。600Wのレンジではまた調理時間は異なると思われます。最初の「すみれ」チルド麺よりもだいぶ短い調理時間となっています。総量が減ったことが影響しているのでしょうか。
レンジ調理後、トレイの麺と具をスープへ投入

以前だと、麺や具と一緒に入っているゼラチンスープがレンジ調理で液化し、そのまま完成となりましたが、今回はトレイに入っている麺と具を下のスープに投入するという工程を踏まなければなりません。

レンジ調理後にフタを開けた状態。レンジ調理前よりひと回り小さくなっています。

こちらは下の段のスープ。先ほどの油脂の塊みたいなものがなくなり、きちんとスープっぽくなっています。ここに先ほどの麺と具を入れて完成です。スープが熱いので注意です。
スープ
スープ表面にラードをたっぷり浮かせたみそ味のスープで、「一味」が別添されています。

ラードの力強いみそ味スープ
- カップ麺の「すみれ」と比べて・・・
実際食べてみても、お店さながらのラードの迫力、みその濃さを感じられ、これはカップ麺の「すみれ」に勝る力強さとなっていました。一方で、生姜や山椒といった、「純すみ系」に共通する刺激は乏しく、この点ではあまりすみれっぽくはありません。カップ麺だと山椒も生姜ももっとしっかり効いています。一長一短と言えるかと思います。
- 栄養成分の低下ほどパワーダウンは感じない

スープ表面のラードは、発売当時のものに比べると減った感じがしましたが、それでもたっぷりで、お店の油の強さをある程度再現できていました。この油の量が最も「すみれ」らしい部分だと思います。
そして、レンジ調理時に麺とスープを一緒に調理しないことが功を奏してか、麺の成分がスープに溶け出しておらず、スープの味がすっきりストレートに感じられました。これは以前のリニューアルから同じ状況でしたが、最初の「すみれ」レンジチルド麺と比べると大きな変化だと思います。
栄養成分の数値がだいぶ低下いているのでパワーダウンは必至なんですが、実際はあまりそんな感じはせず、スープの味がすっきりストレートに感じられることが大きく寄与しているのかもしれません。
麺
中太で縮れのついた麺です。すべて北海道産小麦が使用されているとのことです。

食感、麺量ともに完璧な中太縮れ麺
- 麺とスープを別々に調理することで食感を維持
- 麺量150gで相変わらずの大盛サイズ
具
挽肉、玉ねぎ炒め、ボイルもやし、メンマ、ネギが入っています。
挽肉、玉ねぎ炒め、ボイルもやし、メンマ、ネギの組み合わせ
- 挽肉がたくさん入っている

挽肉はたくさん入っています。他商品と比べると十分な肉量なのは認めるところですが、最初の「すみれ」の時は、ほぼ同じ量の挽肉に加え、ドドーンと大きなチャーシューも入っていて豪勢でした。それに比べるとさすがに見劣りしていて、重量が以前よりだいぶ減っていたのは、この肉の変化によるところが大きそうです。
- 玉ねぎの甘みが大きな役割

初期のすみれには入っていなかった玉ねぎが入っています。玉ねぎの甘みはお店ではとても幅を利かせているのに対し、カップ麺の「すみれ」では弱いのですが、今回の商品にはたっぷり入っていて、甘みの強さがスープの味に大きく作用していました。かなり効果的です。初期の「すみれ」レンジチルド麺には「Ramen Pork & Miso broth」と英語表記されていたのに対し、今回は「Miso Ramen with Stir-Fried Onion & Minced Pork」となっており、玉ねぎの追加やチャーシュー廃止によって、別の商品名になっていることがわかります。
オススメ度(標準は3です)
- セブンイレブン 「札幌すみれ監修 濃厚みそラーメン」
初期に比べると、大きなチャーシューがなくなったり、スープのラードが多少減ったりで、マイナス部分も散見されますが、麺とスープを別調理することにより、スープの味をすっきりさせ、麺の食感もきちんと維持できる利点があり、格段においしくなった印象です。また、以前はなかった玉ねぎの甘みも重要な役割を果たしていました。コストはカットしたけど技術が増した印象です。もうちょっとすみれらしさ、山椒や生姜を効かせてくるとさらに良い商品になりそうですが、今のままでも十分素晴らしく、定価税込540円を惜しみなく出せる価値ある商品でした。
同時発売の「札幌すみれ監修特製チャーハンおむすび」も食べてみました!

同時発売の「札幌すみれ監修特製チャーハンおむすび」も食べてみました。実は「すみれ」はラーメンだけではなく、チャーハンも絶品。ラーメンで使用されるラードをたっぷり使い、これでもかと油ギッシュで熱々なのが特徴となっています。

家庭用500Wレンジで20秒、お店の業務用1500Wレンジで10秒加熱すると良いとのことなので、温めて食べてみたいと思います。

紅生姜がたっぷり入っています。一瞬、赤いサーキュレーターかなんかかと思いました。もちろん嘘ですが。紅生姜はお店のチャーハンでもたくさん入っています。

そしてたまごや角切りのチャーシューが入っています。どちらもたくさん入っていて、特にチャーシューなんか、お店のものより大きなやつが入っていました。
紅生姜、角切りチャーシュー、たまごの多さが大きな特徴のチャーハンですが、すみれチャーハンの最大の特徴であるラードの油感が不足している印象。セブンでよく見かけるチャーハンおにぎりに味は似ており、具だくさんでありますが価格も高めです。お手軽に食べられるのは良いですが、時間とお金をかけられるならセブンで売っている冷凍食品の「すみれチャーハン」をおすすめしたいです。
カップ麺ブロガーがセブンの冷食「すみれチャーハン」を食べてみました!!
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