このページでは、日清食品のカップ麺、「日清旅するエスニック カップ トムヤムクン」と「日清旅するエスニック カップ グリーンカレー」を食べてレビューしていきます。



「日清旅するエスニック カップ」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「日清旅するエスニック カップ トムヤムクン」と「日清旅するエスニック カップ グリーンカレー」。2020年3月23日発売の、「日清旅するエスニック」シリーズの商品です。袋麺で出ていた商品のカップ麺バージョンとなっています。


袋麺「旅するエスニック」のカップ麺バージョン


旅するエスニック」は、家庭で食べることができるお手軽エスニックのシリーズで、袋麺として「トムヤムクン」と「グリーンカレー」が出ていました。トムヤムクンやグリーンカレーの袋麺は外国食品のお店などで本場タイのものをよく見かけますが、いずれも油揚げ麺商品なのに対し、「旅するエスニック」はノンフライ麺が使われており、本格的且つヘルシーな商品となっています。





今回の商品は、その袋麺「旅するエスニック」のカップ麺バージョン。袋麺と同じくノンフライ麺を使用し、本格的でありながらどちらも300kcal以下というヘルシーな商品となっています。商品名を見ても、女性向きの一杯と言えそうですが、果たしてどんな味になのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




左が「トムヤムクン」で右が「グリーンカレー」。どちらも別添袋は3袋で、「粉末スープ」と「具材」に加え、トムヤムクンは「トムヤムペースト」、「グルーンカレー」は「グリーンカレーオイル」が入っています。「トムヤムクン」の「粉末スープ」は後入れですが、「グリーンカレー」の「粉末スープ」は先入れなので注意が必要。

品名日清旅するエスニック カップ トムヤムクン
日清旅するエスニック カップ グリーンカレー
メーカー日清食品
発売日2020年3月23日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(粉末スープ・具材・トムヤムペースト(トムヤムクン)orグリーンカレーオイル(グリーンカレー))
定価税別193円
取得価格税別138円(西友)

栄養成分表・原材料


  • 栄養成分表
栄養成分トムヤムクン
76g(めん60g)
グリーンカレー
76g(めん60g)
エネルギー298kcal287kcal
たんぱく質6.1g6.3g
脂質7.8g5.6g
炭水化物50.8g52.8g
食塩相当量5.1g5.0g
∟めん・かやく∟1.3g∟1.9g
∟スープ∟3.8g∟3.1g
ビタミンB10.20mg0.10mg
ビタミンB20.28mg0.15mg
カルシウム125mg125mg

どちらの商品も、カロリーは300kcal以下に抑えられており、その要因は脂質の低さで、脂質が低い理由はノンフライ麺使用によるところが大きいものと思われます。

  • 原材料
・「日清旅するエスニック カップ トムヤムクン」


・「日清旅するエスニック カップ グリーンカレー」




日清旅するエスニック カップ トムヤムクン




まずは、「日清旅するエスニック カップ トムヤムクン」から食べていきます。今やすっかり市民権を得て、我が国の食文化においても欠かせないものとなったトムヤムクン。「カップヌードル トムヤムクンヌードル」の大ヒットも記憶に新しいところですが、今回はノンフライ麺使用という大きな違いがあります。



スープ




7種のスパイスを使用した、辛みと酸味が後を引くトムヤムクンスープ」で、「パクチーとレモングラスの香りでアクセントを加え」たとのこと。

酸味の強いトムヤムクンスープです。辛味は初動のパンチが強く後に引かないタイプで、辛口くらいでしょうか。パッケージに書かれている辛さレベルは「2/5」とのことですが、個人的には3くらいに感じました。酸味の強さと7種のスパイスを使用したというスパイス感は素晴らしい一方で、本場のインスタント麺のようなクセのある味ありません。このあたりは「カップヌードル トムヤムクンヌードル」と共通。

ヘルシーさも売りにしているためか、後味の厚さ、特にココナッツミルクの味はそれほど強くなく、良くも悪くも後味さっぱりな味に仕上がっていました。エスニックの刺激とヘルシーさを両立した、明らかに女性向けを狙った味だと感じました。




つるみのある食感が特長のノンフライ細ストレート麺」とのこと。

中細でストレート形状のノンフライ麺で、表面のつるみとかため食感が特徴ですが、しっとり感も併せ持っています。全粒粉を入れる前の一昔前の「日清麺職人」の麺という感じで、麺らしい小麦感や甘みが感じられ、なかなかおいしいです。ノンフライ麺を使用することで油揚げ麺臭がスープに溶け出さないため、ヘルシーなスープの味でもしっかり成立させる利点がありました。



エビ、パクチー、ネギ」とのこと。

具として存在感があるのはエビのみですが、そのエビも小ぶりな上に量も多くありません。カップヌードルのなどのエビに比べると小さいですね。具というよりはスープの一部として細かいパクチーが入っていて、こちらは風味の強さで目立っていました。



日清旅するエスニック カップ グリーンカレー




続いては、「日清旅するエスニック カップ グリーンカレー」。ターカレーの代名詞的存在のグリーンカレー。本場のインスタントものも多く存在していますが、どれもココナッツミルクがかなり甘いのに対し、日清食品のグリーンカレー商品はココナッツミルクが抑えてあって食べやすいです。「カップヌードル グリーンカレー」も食べやすい味でした。今回の一杯はどうでしょうか。



スープ




22種のスパイスを使用し、ココナッツミルクのコクと青唐辛子の辛みをきかせたグリーンカレースープ」で、「柑橘系の香りでアクセントを加え」たとのこと。

ココナッツミルクなどでクリーム感と甘みが感じられるグリーンカレースープです。先ほどのトムヤムクンに比べると甘いですが、タイのインスタントと比べると甘みやクリーム感は控えめ。エスニック感を控えることで、食べやすい味に仕上げています。辛さはトムヤムクンより弱くて中辛程度。こちらは辛さレベル「2/5」の通りの辛さだと感じました。

トムヤムクンと同様、グリーンカレーとしてはこってり感は控えめで、後味がすっきりしています。こってり感が欲しくて食べるなら「カップヌードル グリーンカレー」、軽く食べたいなら今回の商品と、棲み分けができているように感じました。



つるみのある食感が特長のノンフライ細ストレート麺」とのこと。

中細でストレート形状のノンフライ麺で、トムヤムクンの麺とまったく同じだと思います。麺にほのかな甘みがあるため、グリーンあkれーすーぷの甘みと合わさることで、甘みが増幅して感じられました。

いやほんと一昔前の「日清麺職人」の麺とそっくり。「日清旅するエスニック」は麺職人シリーズで出すには味がそぐわないトムヤムクンとグリーンカレーの受け皿として、事実上の麺職人シリーズの一員なのではないかと思います。価格も同じです。




マッシュルーム、ネギ、唐辛子」とのこと。

マッシュルーム、ネギ、唐辛子が入っていますが、いずれもカットが細かくて量も少ないです。トムヤムクンでもそうでしたが、具はほとんど捨てているような感じで、このあたりも「麺職人」シリーズにそっくりです。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「日清旅するエスニック カップ トムヤムクン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
  • 日清食品 「日清旅するエスニック カップ グリーンカレー」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)

どちらもエスニックらしいらしいパンチがある上、クセは抑えられていて、後味すっきりでヘルシーさも併せ持った一杯でした。どちらか食べるならパンチの強いトムヤムクンを上位と見ましたが、グリーンカレーもしっかりおいしかったです。トムヤムクンとグリーンカレーどちらが好きから選んで問題ないし、何なら2つとも食べても文句なくおいしいです。エスニック版の「麺職人」感が強い両商品でした。

「旅するエスニック」シリーズはあまりお店で見かけないのが困りどころですが、アマゾンでは買えます。




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