このページでは、寿がきや食品のカップ麺、「富山ブラック風油そば」を食べてレビューしていきます。



「富山ブラック風油そば」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、寿がきや食品の「富山ブラック風油そば」。製造は加ト吉水産。2020年7月20日発売の新商品です。「油そば」を富山のご当地ラーメン「富山ブラック」風に仕上げたカップ麺となっています。



「富山ブラック」風の「油そば」


富山のご当地ラーメン「富山ブラック」は、全国的に知名度が高くなり、富山に行かずとも食べられることが多くなりました。カップ麺もいくつか発売されており、その塩辛いほどの濃いしょうゆ味や、強烈な黒胡椒がラーメンファンを魅了しています。

2019年4月には、今回と同じ寿がきや食品から「富山ブラック風まぜそば」が発売されていました。富山ブラックらしい濃いしょうゆ味と強力な黒胡椒のまぜそばで、完成度の高い一杯でした。

富山ブラックがカップまぜそばに! 「富山ブラック風まぜそば」

このページでは、寿がきや食品のカップ麺、「富山ブラック風まぜそば」を食べてレビューしていきます。「富山ブラック風まぜそば」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、寿がきや食品の「富山ブラック風まぜそば」。製造は加ト吉水産。2019年4月15日発売の新商品です。富山県富山市を中心に供されているご当地ラーメン、「富山ブラック」をまぜそばで再現した商品です。「富山ブラック」をまぜそば...



今回は「まぜそば」ではなく「油そば」




さて昨年は「まぜそば」でしたが、今回は「油そば」に変更になっています。本来意味的にはまぜそばも油そばも違いはないはずですが、今回はパッケージに「こってり背脂もっちり麺」と書かれており、「背脂」というところがどうやら強調点のようです。それゆえの「油そば」と思われます。昨年とは違った姿を見せてくれそうで楽しみです。果たしてどんな一杯になっているのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」、「かやく」、「あとのせかやく」の計3袋。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。入っているのはキャベツのみ。麺は太めの縮れ麺のようです。

品名富山ブラック風油そば
メーカー寿がきや食品(製造は加ト吉水産)
発売日2020年7月20日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・かやく・あとのせかやく)
定価税別238円
取得価格税込257円(ローソン)

栄養成分表


1食117g(めん80g)あたり
エネルギー460kcal
たん白質9.2g
脂質17.9g
炭水化物65.3g
食塩相当量5.1g
カルシウム129mg



昨年の「まぜそば」と比べて重量に大きな違いはないですが、カロリーが427kcalから460kcalに、脂質が13.3gから17.9gに上昇しています。先ほどの「背脂」の効果が大きそうです。


スープ


スープは「富山ブラックをイメージした、胡椒のきいた漆黒の醤油ダレに、背脂を合わせたスープ」とのこと。

鶏豚ベースの濃いしょうゆ味で、背脂を強く効かせることで丸みを帯びた味となっています。



背脂の丸みが光る濃いしょうゆ味のスープ


  • 濃いしょうゆ味のスープでで胡椒はほとんど感じない
鶏豚ベースの濃いしょうゆ味のスープです。しょうゆの香りがかなり濃く、たまりしょうゆ系の風味と色合いの強いしょうゆが使われているものと思われます。胡椒を効かせていると書かれていますが、実際のところ、スープから胡椒の存在はほとんど感じられず、前回の「まぜそば」の時とはだいぶ変化がありました。

黒胡椒が入っている別添の「あとのせかやく」をのせなければ普通に濃いしょうゆ味で、これはこれですごくおいしかったです。富山ブラックらしくはなくなりますが、辛いものが苦手な方でも楽しめる味となっていました。



  • 背脂の存在感
パッケージにも書かれている背脂ですが、スープには油脂がたっぷり入っており、その一部が背脂と思われます。豚の旨みに加え、油脂のこってり感、丸みが加わることで、濃いしょうゆの味と後述の黒胡椒がそれほど刺さってこず、まろやかな味を楽しむことができます。

濃い味で塩気が刺さってくる傾向にある富山ブラックに背脂を組わせたのは、とてもよく練られているアイデアだと感じました。昨年の「まぜそば」より格段に食べやすい味になっています。


麺は「タレがしっかり絡む、もちもち食感のノンフライ太縮れめん」とのこと。

湯戻し時間5分の、太くて縮れのついたノンフライ麺です。



太めで縮れのついたノンフライ麺


縮れのついた太麺です。寿がきや食品のノンフライ麺(加ト吉水産製)は、しっとり食感の上品な麺が多いですが、今回の麺は弾力の強い多加水麺食感で、がっしりした汁なし麺使用となっています。前回の「まぜそば」のときと同じタイプの麺が使われているものと思われます。

太いため主張が強いですが、今回合わせているのは濃いしょうゆ味のスープとパンチの強い黒胡椒のため、麺とスープ&黒胡椒のバランスがとても良く取れています。昨年のまぜそばだと、黒胡椒が強すぎて麺の存在感が弱くなっていましたが、今年はだいぶバランスが改善されていると感じました。




具は「キャベツ、粗挽き胡椒、胡椒味ビッツ」とのこと。

「かやく」に入っているキャベツと、「あとのせかやく」の粗挽き黒胡椒と大豆加工品の組み合わせです。

胡椒、大豆加工品、キャベツの組み合わせ


  • 黒胡椒と胡椒味大豆加工品


「あとのせかやく」には、粗挽きの黒胡椒と胡椒味ビッツ(大豆加工品)が入っています。真っ黒です。しょうゆの黒さと相まって、富山ブラック感が強調されています。結構な胡椒の辛さですが、激辛になるような強さではなく、今回はさらに背脂の丸みを伴っているため、以前の「まぜそば」よりも刺激が抑えられているように感じました。

大豆加工品は、味よりも食感で目立っており、黒胡椒のつぶつぶ感をより強調していました。

  • キャベツはたくさん


「かやく」にはキャベツしか入っていませんが、しっかりたくさん入っています。富山ブラックとしてはまろやかな味ではあるものの、濃いしょうゆ味と黒胡椒の味に対し、キャベツの甘みとみずみずしさは箸休めとしての機能を果たしていました。

黒胡椒やキャベツに関しては、以前の「まぜそば」からそう大きな変化はないように思います。


オススメ度(標準は3です)


  • 寿がきや食品 「富山ブラック風油そば」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
昨年の「まぜそば」から「油そば」に変化した富山ブラック風の一杯を食べてきました。背脂の効果が大きく、濃いしょうゆ味や黒胡椒の刺激に丸みを加え、食べやすくしていました。刺激の点では物足りないかもしれませんが、背脂のコク、しょうゆの香り、そして胡椒の刺激の3つ合わさった味はなかなかおいしかったです。良い一杯だと思います。

今回の商品と同じく寿がきや商品から出ている「全国麺めぐり 富山ブラックラーメン」。カップ麺における富山ブラック定番商品のひとつです。




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