このページでは、ローソンのお弁当コーナに並んでいるカップチルド麺、「金色不如帰監修 真鯛とあさりのだし冷し塩そば」を食べてレビューしていきます。



「金色不如帰監修 真鯛とあさりのだし冷し塩そば」はどんな商品?


今回食べていくのは、ローソンのお弁当コーナーに並んでいるカップチルド麺、「金色不如帰監修 真鯛とあさりのだし冷し塩そば」。2020年7月28日発売の新商品です。ローソン限定のカップ麺でもおなじみ、東京新宿御苑にある人気ラーメン店、「SOBA HOUSE 金色不如帰」監修の夏向け「冷し」な一杯。「真鯛」と「あさり」のだしを使用した、いかにも繊細そうな商品となっています。



ミシュラン一つ星獲得の人気店が送り出すカップチルド麺


SOBA HOUSE 金色不如帰」は、東京新宿御苑にある人気ラーメン店。ミシュランガイドで一つ星を獲得していることで知られ、看板メニューは「真鯛と蛤の塩そば」。今回は蛤ではなくあさりですが、基本的にはこの看板メニューの味を「冷し」に落とし込んだ商品と思われます。

「金色不如帰」はカップ麺としてもサンヨー食品から何度か発売されており、最近ではローソン限定で商品が登場しています。2018年10月発売の「金色不如帰 濃厚貝だし塩そば」。真鯛のやさしい味に、貝だしを強烈に効かせ、トリュフで香り付けをした、カップ麺離れしたとてもおいしい一杯でした。今回のチルド麺でこのレベルのスープが出てきたら、それはもう殿堂ものだと思われます。

【トリュフ香る】ローソン限定の「金色不如帰 濃厚貝だし塩そば」を食べてみました!【貝だし】

東京新宿御苑の人気店「金色不如帰」の味を再現したカップ麺今回のカップ麺は、サンヨー食品の「金色不如帰 濃厚貝だし塩そば」。2018年10月30日発売のローソン限定新商品です。東京新宿御苑の人気店「SOBA HOUSE 金色不如帰」の味を再現したカップ麺です。おそらくお店のメニュー「真鯛と蛤の塩そば」の味を再現しているものと思われます。「金色不如帰」は、蛤だしとトリュフのスープで人気のお店で、今年本店を東京幡ヶ谷...



内容物、価格、購入額など




フタを開けると、具の入っているトレイと、麺やスープ袋の入ったカップに分けられます。先日食べた「彩未 冷やし味噌らーめん」と同じ。具はチャーシューが多めで、味玉も入っています。



カップからスープの袋を取り出します。黄色っぽいスープと白っぽい麺に分離します。

品名金色不如帰監修 真鯛とあさりのだし冷し塩そば
メーカーローソン(製造会社は地域により異なる)
発売日2020年7月28日(火)
麺種別チルド麺
かやく・スープ1袋(スープ)
定価税込550円
取得価格税込550円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食-g(めん-g)あたり
エネルギー402kcal
たん白質22.8g
脂質10.0g
炭水化物57.1g
∟糖質∟53.5g
∟食物繊維∟3.6g
食塩相当量5.44g



栄養成分の数値はコンビニカップチルド麺としてはおとなしめ。あっさりしていそうなのと、麺量があまり多くなさそうなのが窺えます。

栄養成分は、各地域の製造工場によって数値は異なるものと思われます。


調理方法




「冷し」なので調理方法は簡単。スープを麺にかけて、麺をほぐしながら混ぜていき、具をのせて完成。調理とは言えないですね。





麺の上にスープをかけます。スープの量は一般的なラーメンとしてはかなり少なく、汁なし麺としてはスープが余るので多めとなっています。



混ぜ合わせていくとそれっぽくなってきます。底の方にスープがたまっています。



麺とスープを混ぜたら、具を上にのせて完成です。本当簡単ですね。



スープ


スープは「鯛と鶏をベースに魚介のうまみとしてあさりを付与した塩だしスープ」とのこと。

鶏ベースのしお味スープで、やわらかい鯛のだしと鼻を抜けるあさりだしを加えています。



鯛とあさりのしお味スープ


  • 鶏だしベースのしお味
鶏だしがベースのしお味のスープです。今回は鯛やあさりが主役なので、鶏はかなりあっさりめで香る程度。縁の下の力持ち的に脇役に徹しています。しお味はそれなりに強いですが、キリっと塩辛いというほどではなく、やわらかみも伴っていました。汁なし麺仕様の濃い味のスープというよりは、普通のスープの量が少ないだけという印象でした。

  • 鯛とあさりを効かせている
主役は鯛だしとあさりだし。鯛だしが最も強く感じられますが、とてもやわらかい味わい。かなり上品です。あさりだしも鼻を通っていきますが、鯛だしの邪魔をせずに立てている感じ。どちらもかなりやわらかい効かせ方です。お店のスープの強い魚介だしを求めるとだいぶ肩透かしを食うかもしれません。

上で紹介した「金色不如帰」のカップ麺と比較しても、だしがだいぶ弱いです。カップ麺では、鯛だしを活かしつつもあさりを強く効かせており、さらにトリュフまで香っていました。今回のスープは同じお店のスープとは思えないくらいやわらかいです。お店やカップ麺に比べると物足りなさは否めませんが、これはこれで上品な味で悪くありません。すだちを入れすぎるとだいぶ味が変わってしまうレベルで上品なので注意が必要です。




麺は「熟成ストレート麺」とのこと。

中細ストレートで、薄褐色。



全粒粉入りの中細低加水麺


中細~細めでストレート形状の麺です。麺表面にチルド麺ならではのつるみがありますが、しっとり低加水麺食感となっています。チルド麺の欠点であるちょっと伸びてしまっているようなソフトな食感ですが、「金色不如帰」の麺も細めのソフト食感なので、雰囲気は悪くないのではないかと感じました。チルド麺の特性をうまく利用できているように思います。

薄褐色の色合いで、よく見ると黒っぽい粒が混ざっています。特に記載説明等はなかったですが、実際のお店と同じく、全粒粉が使用されているものと思われます。その効果かはわかりませんが、やや甘みが感じられ、やさしい味のスープの中でほのかに主張できていました。




具は、細切れチャーシュー、味玉、ねぎ、ほうれん草、すだち。

細切れチャーシュー、味玉、ねぎ、ほうれん草、すだちの組み合わせ


  • 細切れのチャーシューがたくさん


細切れのチャーシューがたくさん入っています。ちょっと硬めの昔ながらの食感で、肉感十分。普通のチャーシューなら2枚分くらい入っているでしょうか。ラーメン店のようなこだわったチャーシューではないですが、こういうのでいいいんだよ~と唸りたくなる、良い意味で普通のチャーシューでした。

  • 半身の味玉


普通のゆで玉子ではなく、味がつけられた玉子となっています。半身入っています。味のつき方はお店のような濃い味ではないものの、きちんと味がつけられている上、多少ですが黄身が半熟っぽくなっているは好印象です。



  • ねぎとほうれん草


他には、ねぎとほうれん草が入っています。どちらもまずまずの量入っています。ほうれん草はお店だと「つけそば」で使われているようです。また、すだちも入っていますが、スープが穏やかなため、入れるとかなり香りが目立ちました。実はすだちが主役まであります。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン 「麺屋彩未監修 冷し味噌らーめん」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
ミシュラン一つ星獲得店「金色不如帰」のチルドカップ麺を食べてきました。お店やカップ麺に比べると、鯛だしやあさりだしの効きがおとなしく、物足りなくもあり、上品な一杯でもありました。麺量がそれほど多くないのでボリューム感には欠けますが、具がしっかり入っていて、スープもおいしい良品だと感じました。上品な鯛だしが印象的。

あさりじゃなくてしじみですが、イトメンの名作「しじみラーメン」。地味にうまいです。




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