このページでは、明星食品のカップ麺、「八乃木 コクとキレの濃厚味噌」を食べてレビューしていきます。
「八乃木 コクとキレの濃厚味噌」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、明星食品の「八乃木 コクとキレの濃厚味噌」。発売日その他諸々の情報不明ですが、おそらくセブンイレブンのみの販路で、しかも北海道限定発売なのではないかと推測しますが、よくわかりませんので粛々と進めていきます。1ヶ月ほど前から北海道のセブン店頭に並び始めました。

「八乃木」はあの「すみれ」の数少ない暖簾分け店
「八乃木」は、北海道札幌市にあるみそラーメンの人気店。所謂「純すみ系」に分類されるみそラーメンが特徴で、あの「すみれ」から暖簾分けされた数少ないお店のひとつとなっています。札幌市内では「彩未」と「八乃木」、他は東京の「大島」と「三ん寅」、そして神奈川県大和市の「ラーメン郷」の計5店。おそらくどのお店も、いずれカップ麺化されるのではないかと思います。
本家の「すみれ」は、日清食品&セブンプレミアムからカップ麺化されています。「日清名店仕込み すみれ 札幌濃厚味噌」。名店再現系カップ麺の元祖であり、セブンのカップ麺の中でも最も有名なもののひとつですよね。
セブンの名作「すみれ」カップ麺がリニューアルされたのでリニューアル前のものと食べ比べてみました!
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「サッポロ一番 名店の味 純連 札幌濃厚みそ」をセブンの「すみれ」と食べ比べ
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内容物、価格、購入額など

別添袋は、「液体スープ」、「粉末スープ」、「かやく」の計3袋。

先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。チャーシュー、メンマ、もやし、ネギが入っています。
品名 | 八乃木 コクとキレの濃厚味噌 |
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メーカー | 明星食品(セブンイレブン限定?北海道限定?) |
発売日 | 2020年6月 |
麺種別 | ノンフライ麺 |
かやく・スープ | 3袋(液体スープ・粉末スープ・かやく) |
定価 | 不明 |
取得価格 | 税別258円(セブンイレブン) |
栄養成分表
1食127g(めん80g)あたり
エネルギー | 517kcal |
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∟めん・かやく | ∟365kcal |
∟スープ | ∟152kcal |
たん白質 | 12.1g |
脂質 | 21.2g |
炭水化物 | 69.5g |
食塩相当量 | 8.4g |
∟めん・かやく | ∟2.5g |
∟スープ | ∟5.9g |
ビタミンB1 | 0.34mg |
ビタミンB2 | 0.32mg |
カルシウム | 201mg |

「すみれ」のカップ麺と麺量は同じですが、カロリー等は低い数値。それでも他と比べると高めで、「彩未」や「純連」のカップ麺と比べるとこってりしていそうです。
スープ

ラードと山椒が特徴のすっきり系みそ味スープ
- おだやかなみそ味
- 山椒と胡椒
- ラードはたっぷり

ここまで、「純すみ系」としては爽やかでスッキリしていると書いてきましたが、なんのなんの、純すみ系ならではのスープ表面に浮くラードの多さでは、諸先輩方に引けを取るどころか勝っているまであります。見事な油の量!これぞ純すみ系という姿です。
みそ味が強くない分、ラードのこってり感や臨場感が強調されており、実は今回のスープの主役はこのラードなのではないかと思います。
麺

中太で縮れのついたノンフライ麺
中太程度で縮れのついたノンフライ麺です。がっしりした角麺形状。いつも思うのですが、札幌ラーメンの形状はカップ麺では再現が難しいようで、他社含めてなかなかこれだ!という麺が現れません。今回の麺は、日清の「すみれ」の麺をひとまわり細くしたような麺で、角麺形状がかなり強いです。東洋水産の「彩未」の麺が雰囲気的には近いのですが、本来よりだいぶ細いです。
スープとの相性はよく、濃い味のスープに主張の強い面で、バランスが良く取れていました。お店を再現できているかはともかくとして、今回の一杯においては縮れ麺がスープをよく拾い、麺とスープに一体感がありました。
具

チャーシュー、メンマ、もやし、ネギの組み合わせ
チャーシュー、メンマ、もやし、ネギが入っていて、お店でも入っている具が一通り入っています。ただ、チャーシューは薄めで、他の野菜類も料が少ないです。特徴的な具であるもやしはもうちょっと入っていて欲しかったですかね。
オススメ度(標準は3です)
- 明星食品 「八乃木 コクとキレの濃厚味噌」
他社含め、純すみ系のカップ麺は多く発売されていますが、今回の「八乃木」カップ麺はしっかり違いを生み出せていました。すっきり系のみそ味に、山椒と胡椒を強く効かせ、ラードはたっぷり、みそ味がおとなしいからこそ伝わるラードと山椒の威力でした。今後、セブンで定期的に登場するカップ麺になるかもしれませんね。
「凄麺」シリーズの札幌味噌ラーメン。正直札幌ラーメンとしてはパワー不足の感は否めませんが、こってりしすぎていない、濃すぎないところが良いところです。