このページでは、ファミリーマート限定の明星食品製カップ麺、「鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺」を食べてレビューしていきます。



「鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、明星食品の「鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺」。2020年7月21日発売の、ファミリーマート限定新商品で、これまでもファミマで登場していた「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」監修のカップ麺となっています。以前出ていたものから、メーカーやカップ形状を変更しての登場となります。



以前の「鬼金棒」カップ麺はヤマダイ製のどんぶり型商品だった


カラシビ味噌らー麺 鬼金棒」は、東京神田に本店のあるシビレの強いみそラーメンでおなじみの人気店です。界隈でも特筆レベルで行列のできるお店として有名です。私が東京滞在する際の定宿が近く、実際この行列を何度か見かけたことがあります。

カップ麺としても、以前から何度も登場しており、古くはスリーエフとミニストップの限定商品として、それ以降はファミリーマートの限定商品として、いずれもヤマダイが製造を担当してカップ麺が発売されていました。どんぶり型のノンフライ麺商品で、最近だと、2018年11月に「鬼金棒 カラシビ味噌らー麺」が発売されていて、カップ麺最強クラスのシビレに加え、お店でも使われているヤングコーンが入っているのが印象的な一杯でした。兎にも角にもシビレが強く、辛味も強烈な激辛な一杯でした。

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明星食品製タテ型カップとして生まれ変わった


今回、約2年ぶりに登場した「鬼金棒」カップ麺は、ヤマダイから明星食品へ、どんぶり型からタテ型になっての登場となりました。以前のヤマダイ製品もかなりおいしくて評判も良かったはずなので、おそらく売れ線のタテ型カップへの規格変更にともなうメーカーの変更だと思われます。ヤマダイは一般的な形のタテ型カップの商品はないですからね。

ヤマダイじゃなくなるのはちょっと惜しい気もしますが、明星食品もシビレスープが得意で、且つタテ型ながら引き続きノンフライ麺使用なのも楽しみ。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「後入れ調味油」1袋。カップにはかやくが多めに入っています。

品名鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺
メーカー明星食品(ファミリーマート限定商品)
発売日2020年7月21日(火)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(後入れ調味油)
定価税込228円
取得価格税込228円(ファミリーマート)

栄養成分表、原材料


1食103g(めん70g)あたり
エネルギー419kcal
∟めん・かやく∟335kcal
∟スープ∟84kcal
たん白質10.5g
脂質11.0g
炭水化物69.6g
食塩相当量6.6g
∟めん・かやく∟2.4g
∟スープ∟4.2g
ビタミンB10.29mg
ビタミンB20.38mg
カルシウム147mg



麺量は70gで、普通サイズと大盛サイズの中間程度。


スープ


スープは「唐辛子の辛さと、近年注目をあつめる山椒のしびれが特徴の濃厚味噌」とのこと。

ポークベースに辛味とシビレを効かせたみそ味のスープです。



カラシビを効かせたみそ味のスープ


  • とんこつとみその太いベース
ポークベースに豚脂を浮かせたみそ味のスープに、唐辛子の辛味や山椒のシビレを加えています。しっかりしたとんこつのベースに、結構濃いめのみそ味が効いていて、辛味とシビレがなくてもそれなりに太いスープに仕上がっています。以前のヤマダイ「鬼金棒」カップ麺では、カラシビの派手さの割にベース部分の味が頼りなかったのですが、今回はそれよりもだいぶしっかりしたベースになっていました。

  • 唐辛子の辛味と山椒のシビレ
一方で、お店では「カラシビ」のスパイスとして調節できる辛さとシビレですが、どちらも確かにきちんと存在感がありますが、以前のヤマダイ時代ほどの暴れっぷりではなく、辛さは辛口程度、シビレと合わせても大辛程度でしょうか。激辛レベルには達していないように思います。以前の「鬼金棒」カップ麺ファンの多くは、シビレの暴れっぷりに魅せられていたと思うので、今回はだいぶ地味に感じられてしまうかもしれません。



  • 後味に感じる魚介やチーズ


シビからはおとなしくなってしまった印象ですが、しっかりしたベース部分に加え他にも複雑な味が感じられ、特に「かつおぶし粉末」により魚介の後味として残る旨みが印象的でした。また、もうひとつ味を感じて、それがなにかわからず原材料を見てみましたが、なるほど「チーズ」が入っていて、これがみそ味に濃厚感を加え、厚みが増していました。

ヤマダイから明星食品へスイッチして派手さがなくなってしまい、同じお店の再現ながら別物感が強いですが、スープの厚みは確実に増しており、一長一短とと言えるのではないでしょうか。私は今回バージョンも結構好きです。



麺は「ノンフライ麺を使用し」たとのこと。

湯戻し時間5分の、太めで縮れのついた油揚げ麺です。



太めで縮れのついた多加水麺食感のノンフライ麺


太めで縮れのついたノンフライ麺です。タテ型ですがノンフライ麺が使用されており、縮れが強くてやや平打ちの、ちょっと手もみ風な感じの麺となっています。麺表面につるみがあって弾力が強い多加水麺食感で、かなり噛み応えがあります。主張が強いのですが、ノンフライ麺なので、揚げた風味が悪目立ちすることなく、またスープの味も強いため、麺とスープのバランスはしっかり取れています。

お店の麺も、太めで平打ち、縮れがついた多加水麺で、今回の麺はそれなりに雰囲気を掴んでいるのではないかと思います。さすが明星食品のノンフライ麺といったところでしょうか。以前のヤマダイカップ麺の「凄麺」シリーズを思わせるノンフライ麺にも負けていないのではないでしょうか。




具は、ダイス状の豚肉、キャベツ、もやし、ニラが入っています。



ダイス肉、キャベツ、もやし、ニラの組み合わせ


ダイス状の豚肉が10粒以上入っていて、具だくさんな印象です。お店再現ものは必ずしも具が充実しないことが多い中で、このボリューム感はうれしいですね。具が充実しているセブンの「中本」カップ麺の影響が大きいかもしれませんね。他の野菜類はとりわけたくさん入っているものはないものの、お店でも使われているもやしが入っているのは良かったです。

その中で、ニラが具としてはあまり目立っていなかったのですが、風味ではとても目立っていて、みそ味や辛味とともにスタミナ感が出ていました。


オススメ度(標準は3です)


  • ファミマ限定 「鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
今回から明星食品製でタテ型カップになった「鬼金棒」カップ麺ですが、シビカラの刺激の強さがなくなった一方で、ポークベースのみそ味が太くなり、さらに魚介やチーズの味で厚みが加えていました。まったく別物になってしまい派手さもなくなりましたが、今回の明星バージョンもしっかりおいしかったです。

シビレカップ麺の名作、「日清ラ王 ビリビリ辛うま 汁なし担々麺」。本当おいしいです。




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