このページでは、日清食品のカップうどん、「日清のどん兵衛 特盛かき揚げ天ぷらうどん」を食べてレビューしていきます。



「日清のどん兵衛 特盛かき揚げ天ぷらうどん」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「日清のどん兵衛 特盛かき揚げ天ぷらうどん」。2016年11月28日にリニューアル発売された、「日清のどん兵衛」シリーズの新商品です。全然新商品ではないのですが、ブログで食べていないことをご指摘いただき、「鬼かき揚げ」をレビューする良い機会なので食べてみたいと思います。ご指摘いただいた方、本当にありがとうございます!



「鬼かき揚げ」が入った「かき揚げ天ぷらうどん」


「日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん」は、かなり長い歴史を誇る商品で、少なくともこのブログでカップ麺を食べ始めた2000年代後半にはすでに存在しており、このブログでは2008年に、当時まだ紺色パッケージだった「日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん」を食べています。まだ現在のような「鬼かき揚げ」でもありませんでした。その後も何回もリニューアルされているにもかかわらず、以来レビューしていないので、かなりの怠慢ぶりですね。申し訳ない。

日清食品 「日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん」

今回のカップ麺は、日清食品の「日清のどん兵衛 かき揚げ天ぷらうどん」です。9月末にリニューアルされた商品なのでだいぶ時間が経ってますが、年末に買う人の多い商品なので一応レポしときます(後から気づいたんですが、11月25日にまたリニューアルされたみたいですが、この商品はそのリニューアルの前の商品になります)。スープはかなりあっさりしています。鰹ダシがほんのりと効いていて、塩気は少ないです。麺は...



今回食べる「どん兵衛『特盛』かき揚げうどん」も、このブログの歴史では追えないほど以前から発売されており、少なくとも2010年にリニューアル商品が発売されていました。また、「どん兵衛かき揚げうどん」では、玉ねぎがたくさん入って厚みのある「鬼かき揚げ」が名物ですが、この「鬼かき揚げ」が使われるようになったのは、レギュラーサイズが2015年、特盛では2016年からのようです。

「特盛」は麺量100gも大きな特徴




一般的な大盛カップうどんの麺量は90gが多いですが、今回は100g。それ故に大盛ではなくて特盛なのだと思われます。電車だって、快速より特快の方が早いですもんね。

上京して間もない頃、吉祥寺に用事があって御茶ノ水駅からすぐやってきた中央特快に何も考えずに乗ったら、敢えなく吉祥寺駅を通過してしまい、それに気づかず吉祥寺はまだかいなと三鷹駅や国分寺駅までやり過ごし、立川駅でやっと気づくという苦い思い出があります。いくら特快とは言え、まさかあの吉祥寺駅を飛ばすなんてまったく考えてなかったんですよね。私の心のホーム伊勢崎線が北千住駅すっ飛ばしたら暴動起きますよ。まぁそれくらい特盛はすごいってことです。



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「粉末スープ」と「かき揚げ」の計2袋。カップに予め入っているかやく類はなく、どうやらかき揚げのみのようです。



先入れの「粉末スープ」を麺の上に開けた状態。カップの大きさの割にはスープ粉末の量が少ないように見えます。また、ネギが入っているのがわかります。

品名日清のどん兵衛 特盛かき揚げ天ぷらうどん
メーカー日清食品
発売日2016年11月28日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(粉末スープ・かき揚げ)
定価税別220円
取得価格税込232円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食138g(めん100g)あたり
エネルギー652kcal
∟めん・かやく∟621kcal
∟スープ∟31kcal
たん白質11.2g
脂質29.4g
炭水化物85.7g
食塩相当量5.8g
∟めん・かやく∟1.7g
∟スープ∟4.1g
ビタミンB10.24mg
ビタミンB20.27mg
カルシウム215mg



麺量100gは圧巻。スーパーカップMAXと同じ量です。麺量とかき揚げの大きさで、うどんとしてはカロリーが高いですが、一方で、スープのカロリーは低く、先ほどのスープ粉末の少なさと合わせると、相当あっさりしていそうだと推測できます。


つゆ


つゆは「カツオの香りとうまみをしっかりと利かせた味わい深いつゆ」とのこと。

かつおの風味を効かせたしょうゆ味のつゆです。



かき揚げの旨みが溶け出すあっさりつゆ


  • つはあっさり系
色合い的には濃口しょうゆと薄口しょうゆの半々が使われていると思われる、あっさり系のしょうゆ味です。しょうゆの香りはそれほど強くない上、塩気もやわらかめとなっています。かつおだしをしっかり効かせている反面、昆布の丸みはほとんど感じられず、西とも東ともなかなか言い難い味だと感じました。つゆ自体はとてもあっさりしています。



  • かき揚げから溶け出す味や油で厚みが増す


つゆ自体はあっさり系でしたが、汁が染みたかき揚げから溶け出す玉ねぎの旨みや油の風味によって、つゆの味に厚みが加わります。玉ねぎの甘みがしっかりつゆに伝わるのでちょっと甘く感じられ、油も大量に溶け出すためこってり感がありました。かき揚げからいろいろ溶け出すことを念頭に置いたつゆと考えれば、あまり主張が感じられなかったのも納得です。主役はかき揚げの味と言えるでしょう。



麺は「どん兵衛ならではのもっちりとしたつるみのあるうどん」とのこと。

湯戻し時間5分の、太め幅広の油揚げ麺のうどんです。



幅広ストレートで高弾力のいつものどん兵衛の油揚げ麺


太めで幅広の油揚げ麺のうどんです。いつものどん兵衛のうどんとそれほど違いのないタイプと思われます。弾力のある多加水麺食感でストレート形状。他社の油揚げ麺うどんとは一線を画す本格感のある麺となっています。つゆがあっさり系のため、つゆより麺の方が前に出てくるバランスだと感じましたが、かき揚げの油分と同化して油揚げ麺臭はあまり目立っていませんでした。

そしてなんと言っても100gの圧巻の麺量。一般的な大盛麺量90gと100gの違いは結構大きいのではないか思います。良い感じで食べても食べてもなくならないです。麺量の違いだけでこの商品を選ぶ選択肢もありそうです。




具は「玉ねぎをふんだんに使った、ボリューム感のあるサクっとした食感のかき揚げ」と「ほかにネギ入り」とのこと。

大きくて厚みのある「鬼かき揚げ」と、粉末スープに入っているネギの組み合わせです。



「鬼かき揚げ」は驚きの厚み!


今回の主役である「鬼かき揚げ」ですが、まず見た目から他の商品の天ぷらとは異なっており、大きい上に厚みがすごいです。1.5~2cmくらいはありそう。あと、パッケージで描かれているほどエビは入っていなそうで、エビを食べるために選ぶ天ぷらではなさそうです。

食べて驚きなのが、大量に入っている玉ねぎ。他の商品の天ぷらは、良くも悪くも、具を食べているというよりは衣を食べている感、揚げ玉の集合体を食べている感が強いのですが、今回の鬼かき揚げは、衣よりも玉ねぎを食べている感が強いです。こんな感覚はカップ麺ではなかなかお目にかかれません。まさに玉ねぎたっぷりのかき揚げを食べている感じがしました。玉ねぎの甘みが強くて、このかき揚げ本当おいしいです。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「日清のどん兵衛 特盛かき揚げ天ぷらうどん」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
とにかく、1にも2にも「鬼かき揚げ」。玉ねぎを食べている感の半端ない、カップ麺離れした「鬼かき揚げ」がとても食べ応えのある一杯でした。玉ねぎ本当おいしいです。麺量100gの食べ応え十分。つゆにそれほど主張はなく、鬼かき揚げの味を活かす組み合わせだと感じました。鬼かき揚げを食べるための一杯。

東洋水産の「マルちゃん 讃岐風天ぷらうどん でか盛」。天ぷらと大盛麺の組み合わせで今回の商品と競合しています。かき揚げ天は大きいですが従来のカップ麺の天ぷらで、麺量は91gで今回より9g少ないです。ただ、つゆの濃さはこちらが上回っており、今回の商品のつゆに物足りなさを感じるなら、「讃岐風」も大いにありな選択肢だと思います。




 カテゴリ
ブログランキング
  • このエントリーをはてなブックマークに追加