このページでは、セブンプレミアムの冷凍麺、「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」を食べてレビューしていきます。



「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」はどんな商品?


今回の商品は、セブンプレミアムの「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」。製造は日清食品冷凍が担当。2020年6月1日にリニューアル発売された、「蒙古タンメン中本」監修の冷凍食品です。



お店では食べられない冷凍麺オリジナルメニュー「汁なし麻辛麺」


「蒙古タンメン中本」は、東京上板橋に本店があり、東京を中心に多店舗展開する激辛ラーメンの人気店です。セブン店頭のタイアップカップ麺でもおなじみで、その知名度は全国クラスと言えます。

今回の冷凍麺「汁なし麻辛麺」は、2018年6月の初登場以来、セブン&アイグループ各店の店頭に並んでいた冷凍食品のリニューアルで、途中何度か再発売はされていましたが中身に変化はなく、今回が本格的なリニューアルとしては初となるのではないかと思います。

2018年6月に発売されていた初代の「汁なし麻辛麺」。肉味噌、麺の本格感に加え、激辛であることも踏まえると、ちょっと非の打ち所のないデキの商品で、カップ麺ブロガーとして悔しいですが、冷食とカップ麺の現時点でできることの差を痛感せずにはいられませんでした

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カップ麺でも、蒙古タンメンの汁なし麺は発売されています。「蒙古タンメン中本 辛旨焼そば」で、こちらも最近では常時店頭に並んでレギュラー商品化しています。辛味噌風味マヨの辛味と酸味が強く、ちょっとバランスが悪い感じはしますが、貴重な存在の激辛焼きそばです。

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内容物、価格、購入額など




内容物は、麺や具が一緒になった冷凍物と、「花椒入り辣油」。麺と具の袋のみをレンジに入れ、辣油はレンジ調理しません。



別添袋の「花椒入り辣油」。全部入れると北極ラーメン級、半分入れて蒙古タンメン級、そしてまったく入れなければ味噌タンメン級とのことです。前回全部入れて北極以上に辛いと感じましたが、果たして今回はどうでしょうか。

品名蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺
メーカーセブンプレミアム(製造は日清食品冷凍)
発売日2020年6月1日
麺種別冷凍ゆで麺
かやく・スープ1袋(花椒入り辣油)
定価税込321円
取得価格税込321円(セブンイレブン)

栄養成分表、原材料


1食350gあたり
エネルギー532kcal
たん白質17.5g
脂質21.1g
炭水化物70.9g
∟糖質∟65.3g
∟食物繊維∟5.6g
食塩相当量3.7g



リニューアル前に比べてややカロリーが低下していますが、あまり大きな数値ではありません。カップ麺に比べると食塩相当量がマイルドで好感が持てます。

調理は、麺と具の入った袋をそのまま皿にのせ、レンジに入れます。調理時間は500Wで7分30秒、600Wで6分30秒。麺が太いためか、調理時間はちょっと長めです。



調理後レンジから取り出した状態。袋を開けて盛り付けて完成です。袋がかなり熱いのでご注意ください。白線の内側までお下がりください。



たれ


たれは「蒙古タンメンの辛い麻婆たれに、牛、豚、鶏を使ってうま味を加えた、辛旨麻婆たれに仕立」て、「別添の花椒入りラー油で辛さを調節でき」るとのこと。

肉の旨みが感じられる麻婆ソースで、別添の「花椒入り辣油」で強烈な辛味を加えています。



激辛にもマイルドにもできる肉味噌たっぷりの麻婆だれ


  • 牛肉が加わったのがリニューアルポイント
豚、鶏、牛肉の入った肉味噌で肉の旨みが感じられる麻婆だれです。今回のリニューアルで牛肉が新たに加わっているのですが、前情報で知って食べると、確かに牛の旨みがきちんと感じられます。知らなければスルーしてしまいますかね。肉味噌の名の通り、挽肉がかなり分厚いです。また、「北極ラーメン」ほどではないですが、中本らしくにんにくがきちんと効いていました。



  • 豆腐や肉味噌で麻婆感が強い


カップ麺でも「麻婆麺」がよく発売されますが、挽肉や豆腐など具だくさんな上、肉の旨みがしっかり感じられる肉味噌が入っているため、どのカップ麺の「麻婆麺」よりも今回のたれの方が麻婆っぽく仕上がっていました。この肉味噌を再現するのはカップ麺だとなかなか難しいように思います。

  • 別添「花椒入り辣油」で激辛に


別添の「花椒入り辣油」。まったく入れない状態だと、お店の「味噌タンメン」と同レベルとのことですが、ピリ辛以下レベルの辛味しかありません。しかしながら、別添の「花椒入り辣油」を入れることで激変。半分入れて蒙古タンメン、全部入れて北極ラーメンの辛さになるとのことですが、今回全部入れて、北極ラーメン以上に辛いと感じました。

つい最近発売された「北極ラーメン」。毎年夏の限定商品です。これ辛いですが、辛さだけなら今回の方が上ではないかと。

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麺は「もちっとした平打ち麺」とのこと。

麺表面のつるみと弾力が強い平打ち太麺です。



多加水麺食感の平打ち太麺


太くてストレート形状、そして平打ちの麺です。表面のつるみと弾力の強さが特徴的で、完全に多加水麺食感の麺となっています。実際の「蒙古タンメン中本」の麺はこんな食感ではありませんが、おそらくこれは冷凍食品としてレンジ調理に耐えうる食感の麺ということだと思われます。もっと低加水麺食感だと、レンジ調理に耐えられず伸びた食感になってしまいそうです。

麺の食感や形状はお店のと異なるものの、麻婆だれとの相性は抜群で、濃い味に加え、麺によく絡む肉味噌の存在もあり、主張の強い太くて強弾力の麺が相手でも、たれとのバランスがきちんと取れていました。麺量もカップ麺の大盛サイズ以上にある感じで、食べ応えも十分でした。ずっしりきます。




具は、豆腐、にらに加え、肉味噌としてたまねぎ、ねぎ、たけのこ水煮、しょうが、豚鶏牛肉、粒状大豆たん白、ザーサイなどが入っています。



豆腐、ニラ、挽肉たっぷりの肉味噌の組み合わせ


  • 豆腐、ニラ、肉味噌で麻婆らしい仕上がり
たれのところでも触れましたが、豆腐、ニラ、肉味噌がしっかり入っていることで、麻婆らしく仕上がっています。紛うことなき麻婆です。豆腐の量は、中本カップ麺のレギュラー商品「辛旨味噌」ほど多くありませんでしたが、それでも十分な量だと思います。

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  • 肉味噌には3種の肉と玉ねぎ、たけのこ、ザーサイなど充実
肉味噌には、豚鶏牛の挽肉と、玉ねぎ、たけのこ、ザーサイなどが入っていて、肉の旨味、そして本格感がとても強いです。カップ麺ではなかなか表現できなそうな領域です。カップ麺が超えなければならない壁は高いですね。いろんなライバルがいますが、冷食の壁がいちばん高いのではないでしょうか。


オススメ度(標準は3です)


  • セブンプレミアム 「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」
リニューアルされた冷食の「蒙古タンメン中本 汁なし麻辛麺」を食べてきました。言われてみるとわかるレベルで牛の旨みが加わっていました。引き続きかなりの激辛であり、豆腐や肉味噌の本格感によって麻婆らしさもしっかりあり、カップ麺ではなかなか再現不可能なレベルでおいしい商品でした。★をつけるとしたら高額設定を考慮しても★8か★9になってしまいますが、カップ麺ブロガーとしては悔しいので評価はしません。おいしかったです。

正麺カップの汁なし担々麺。冷食ほどの迫力はありませんが、これもすごくおいしいです。




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