このページでは、ローソン限定発売、エースコック製造のカップ麺、「名店 麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺」を食べてレビューしていきます。



ローソン限定「名店 麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺」はどんな商品?


今回のカップ麺は、ローソン限定発売、エースコック製造の「名店 麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺」。2020年6月23日発売の新商品です。カレーの名店「新宿中村屋」と「麺屋武蔵」がコラボした、カップ麺ならではの商品となっています。



「新宿中村屋」×「麺屋武蔵」


「新宿中村屋」は、新宿などに店舗を構える洋食レストランです。洋食レストランとしても超老舗ですが、一般的には和洋菓子や菓子パンなどの製造で知られているかもしれません。レストランの人気メニューであるカレーを使ったカレーパンが有名ですが、シュークリームをヒントに、日本で初めてクリームパンを製造販売した会社としても知られています。

一方の「麺屋武蔵」は、東京西新宿にある人気ラーメン店。花の96年組の一角として知られています。一時期は長蛇の列ができるお店としても有名で、2時間待ち3時間待ちもザラでした。ローソンのレギュラー商品として、「麺屋武蔵」のカップ麺が店頭に並んでいます。

エースコック 「麺屋武蔵監修 節鶏(ふしちょう)ら~麺」 (ローソン先行発売)

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2019年11月には、「かんだやぶそば」とコラボした「麺屋武蔵×かんだやぶそば 前代未麺!ヤバそば」が発売されていました。麺屋武蔵要素もやぶそば要素も中途半端な印象でしたが、あまりの意外な組み合わせにカップ麺らしさとときめきを感じずにはいられませんでした。

ローソン限定の異色コラボカップ麺「麺屋武蔵×かんだやぶそば 前代未麺!ヤバそば」を食べてみました!

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両店の良さを活かせるかが課題




パッケージをみると、「新宿中村屋」の要素として「鮮烈な香りと辛さ」、「麺屋武蔵」要素として「動物・魚介濃厚Wスープ」と書かれています。両者の強みをしっかり活かしきれるかどうかが、成功の鍵なのではないかと思います。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」、「かやく入り粉末スープ」、「特製スパイス」の計3袋。



先入れの「かやく入り粉末スープ」を麺の上に開けた状態。カレー粉主体と思われる粉末が入っています。

品名名店 麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺
メーカーエースコック(ローソン限定)
発売日2020年6月23日
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・かやく入り粉末スープ・特製スパイス)
定価税込318円
取得価格税込318円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食108g(めん65g)あたり
エネルギー400kcal
∟めん・かやく∟246kcal
∟スープ∟154kcal
たん白質9.6g
脂質13.7g
炭水化物59.6g
食塩相当量7.9g
∟めん・かやく∟2.2g
∟スープ∟5.7g
カルシウム243mg



スープカロリーの分厚さは大きな魅力ですが、食塩相当量7.9gと高いのが気になります。花椒が入っていそうなので、あまりに塩分が多いと塩辛く感じてしまうんですよね。果たしてどうでしょうか。


スープ


スープは「麺屋武蔵らしい鶏と鰹のうまみをしっかりときかせた白湯スープに中村屋らしい花椒の風味豊かなカレー感を加えたスープが特長」で、「XO醤の風味を立たせ、花椒の爽やかな辛味を味わえ」るとのこと。

鶏ベースのしょうゆ味のスープに魚介、カレー、XO醤などをほのかに効かせ、別添「特製スパイス」の花椒でパンチをつけています。



「麺屋武蔵」と「新宿中村屋」のかけ合わせたシビレが強力なスープ


  • 「麺屋武蔵」要素の動物と魚介のWスープ
鶏ベースに魚介を効かせたしょうゆ味のスープです。ベース部分は「麺屋武蔵」の動物と魚介のWスープとなっていますが、Wスープスープがそれほど前面に出てくるわけではなく、「麺屋武蔵」要素はあまり強くないように思います。物理的に弱いのか、他の要素が強いのか、おそらく後者なのではないかと思います。



  • 「新宿中村屋」要素のカレー味やXO醤


スープ表面は赤く染まっており、いかにも辛そうな色をしています。XO醤や唐辛子由来と思われますが、色味だけなら激辛に見えるものの、実際はそこまで辛くありません。中辛~辛口程度でしょうか。そしてスープ粉末に含まれていたカレー味も感じられますが、Wスープと同様、それほど存在感は強くありません。どちらも控えめという意味で、カレー味とWスープとバランスが取れていると感じました。

  • 花椒入りの強烈なスパイス


別添「特製スパイス」にはスパイスが入っていますが、おそらく花椒が中心と思われます。これがかなり強烈で、全部入れると花椒によるシビレがかなり強くなります。入れなくてもスープの味は十分成立しており、むしろWスープやカレー味をしっかり感じ取れるため、勇気を持って入れないという選択肢もありだと思います。

スパイスを全部入れると、シビレがスープ全体を支配し、唐辛子の辛味と合わせて激辛レベルと感じられる辛さになります。これだけ辛くありながらも、ほのかに感じられるWスープの味がちょっと新鮮に味に感じられました。「新宿中村屋」と「麺屋武蔵」両方の良さが活きているスープとは違うように思いますが、強力なシビレの中で麺屋武蔵らしさが微かに感じられたのは良かったです。




麺は、湯戻し時間4分の、中細ストレート形状のノンフライ麺です。黄色みが強め。



低加水麺食感のノンフライ麺


中細でストレート形状のノンフライ麺です。表面につるみはありますが、食感はしっとりしていて低加水麺食感の麺となっています。スープが強烈なのに対し、麺は細めで主張が小さくてバランスが悪くなってしまうのかと思いきや、麺の甘みがしっかり感じられ、刺激の強いスープに対して清涼剤的に映えていました。

強面とベビーフェイスの凸凹コンビみたいで、良い組み合わせです。威圧的なおっさんが家帰ると奥さんに頭上がらないみたいな感じがちょっとしました。




具は、肉そぼろ、玉ねぎ、ねぎ、パクチーの組み合わせです。



肉そぼろ、玉ねぎ、ねぎ、パクチーの組み合わせ


肉そぼろ、玉ねぎ、ねぎ、パクチーが入っていて、パクチーはほとんど存在感ありませんが、他はそれなりに入っています。玉ねぎあたりはカレーの具でもあるのでそのあたり多少は意識があるのかもしれませんが、カレーらしさはそれほど強くないスープで、普通にラーメンの具としておいしかったです。激しいスープの中でも玉ねぎの風味がアクセントとして効いていました。

税込300円オーバーの高額商品なので、もうちょっと具のボリュームが欲しいし、主役級のドカンとした具が欲しいところですが、ショボいというほど物足りないわけでもありません。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン限定 「名店 麺屋武蔵×新宿中村屋 麻辣カリー麺」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
ローソン限定の「新宿中村屋」と「麺屋武蔵」のコラボカップ麺を食べてきました。中村屋と麺屋武蔵両方の良さが活きるというような商品ではなく、花椒の強烈なシビレに対し、麺屋武蔵らしさ、中村屋らしさがほのかに感じられる一杯でした。税込300円オーバーの高額商品としては具が物足りないですが、スープのインパクトの強さは価格相応でした。


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