このページでは、日清食品のカップ麺、「日清×食べログ 百名店 MENSHO 和牛担々麺」を食べてレビューしていきます。
「日清×食べログ 百名店 MENSHO 和牛担々麺」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、日清食品の「日清×食べログ 百名店 MENSHO 和牛担々麺」。2020年6月15日発売の、「日清×食べログ 百名店」シリーズの新商品です。東京護国寺の人気ラーメン店、「MENSHO」の限定メニュー「和牛担々麺」を再現したカップ麺となっています。

「日清×食べログ 百名店」シリーズの第2弾商品
今回の商品は、「日清×食べログ 百名店」の第2弾商品です。日清食品の高級ラインカップ麺と言えば、以前は具が豪勢な「日清GooTa」シリーズや、スープにこだわった「行列のできる店のラーメン」が代表的でした。しかし、ネットでのレビューを見て飲食店におもむくのが当たり前になった昨今、カップ麺においても高付加価値商品を売り出すには、単にメーカーが自己申告で豪勢と謳うよりも、「食べログ百名店」という権威づけ、ブランド化によって説得力をもたせる必要性が増しているものと思われます。
食べログだけではなく、「ミシュランガイド」掲載という謳い文句もやたらともてはやされますよね。定価295円で売り出すには、ブランド力が必要なのでしょう。店選び、商品選びで失敗したくないという気持ちの現われなのでしょうか。私なんかもついつい行く店の食べログ評価を見てしまいます。実際は、評価が高いから自分の舌に合うわけでもないんですけどね。
「日清×食べログ 百名店」シリーズの第1弾商品は、2020年3月に発売された「日清×食べログ 百名店 ロックンビリーS1 しょう油らぁめん」でした。兵庫県尼崎市の淡麗しょうゆラーメンの名店「ロックンビリーS1」の味を再現した一杯で、鶏ガラと鶏油で鶏の旨みや甘みを感じられるおいしいしょうゆラーメンでした。
食べログのカップ麺誕生!「日清×食べログ 百名店 ロックンビリーS1 しょう油らぁめん」を実食レビュー
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「MENSHO」の限定メニュー「和牛担々麺」を再現

今回の一杯では、「MENSHO」の床野智治氏の代表作とされる限定メニュー、「和牛担々麺」が再現されています。お店の実際のラーメンでは、A5ランクの和牛が使われているそうですが、今回はビーフエキスのうち25%が和牛で、具には和牛は使われていないとのことで、リッチなのかよくわからない状況ですが、普通のカップ麺でエキスとは言え和牛が使われるなんてことはまずないと思われます。
「MENSHO」グループのお店では、2019年11月に発売された「明星 ラーメンぴあ 釈迦監修 スパイスらぁめん天空」で、グループの「スパイスらぁめん 釈迦」というお店の一杯が再現されていました。
明星食品 「明星 ラーメンぴあ 釈迦監修 スパイスらぁめん天空」
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内容物、価格、購入額など

別添袋は、「液体スープ」、「かやく入り粉末スープ」、「ねりごま」の3袋。個人的においしいカップ担々麺の必須条件として練りごまの充実が挙げられるので、今回練りごまが単体で袋になっているのは期待が高まります。

先入れの「かやく入り粉末スープ」を麺の上に開けた状態。この状態ですでに牛の香りが漂っています。
品名 | 日清×食べログ 百名店 MENSHO 和牛担々麺 |
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メーカー | 日清食品 |
発売日 | 2020年6月15日(月) |
麺種別 | ノンフライ麺 |
かやく・スープ | 3袋(液体スープ・かやく入り粉末スープ・ねりごま) |
定価 | 税別295円 |
取得価格 | 税込318円(ファミリーマート) |
栄養成分表、原材料
1食135g(めん80g)あたり
エネルギー | 576kcal |
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∟めん・かやく | ∟351kcal |
∟スープ | ∟225kcal |
たん白質 | 11.4g |
脂質 | 26.6g |
炭水化物 | 72.8g |
食塩相当量 | 6.8g |
∟めん・かやく | ∟2.6g |
∟スープ | ∟4.2g |
ビタミンB1 | 0.42mg |
ビタミンB2 | 0.52mg |
カルシウム | 205mg |

スープカロリー225kcalはかなり高い数値です。かなり分厚い味のスープが期待できそうです。
スープ
別添練りごまの入ったしょうゆ味ベースの担々麺スープで、唐辛子の辛味、山椒の香りに加え、牛の風味を効かせています。

おいしさとオリジナリティを両立した驚異の担々麺スープ
- しょうゆベースで練りごまが濃い
- ラー油や山椒も強力
- 牛の風味がおいしくてオリジナリティー高い

ここかでの段階で、すでに練りごまのコク、辛味、そしてシビレという、おいしい担々麺に必要と思われるおおよその要素は揃っており、かなりおいしい担々麺スープなのですが、これ加えて、今回の主役である牛の風味がつけられています。和牛エキスが25%入っていることの高価は残念ながら私の舌ではよくわからないものの、担々麺スープの中で牛の風味が適度に目立っており、オリジナリティが高くてしかもおいしい。
スープに付けられている甘みや練りごまのコクと、今回の牛の風味はびっくりするほど相性が良く、ただでさえバランスの良かった味をさらにリッチに仕上げていました。パッケージに「床野智治氏の代表作」と書かれていましたが、カップ麺を食べても納得できる味。いやー誰よりもカップ麺の可能性を信じて疑っていないつもりでしたが、本当にカップ麺でこんなスープが作れてしまうんですね。
麺
湯戻し時間5分の、中太でストレート形状のノンフライ麺です。

中太でストレート形状、高弾力のノンフライ麺
「太ストレートノンフライ麺」と書かれていますが、中太くらいの太さに見えるストレート形状のノンフライ麺です。弾力の強い多加水麺食感で、麺の主張は強め。スープも濃厚味で強いため、麺とスープのバランスはきちんと取れています。牛や練りごまの強い味の中で、麺の食感、自然な甘みがしっかり目立っていました。
お店の「和牛担々麺」で使われているのは、さらに太くて弾力の強い麺のようです。今回の麺はお店に比べるとスケールは小さいですが、質感や形状はそれなりに雰囲気が出ているように見えました。麺量が80gで、ある程度食べ応えがあるのもポイントが高かったです。なんかべた褒めですね・・・これは★いくつつけるのだろうか。
具
そぼろ状の肉とネギが入っています。

具は物足りない
ミンチ肉とネギが入っていますが、どちらも量は少ないです。ミンチ肉に和牛が使われていないことはパッケージに書かれていましたが、何の肉かは明示されていません。実際に食べた感じだと、牛肉でもないように感じました。仮に牛肉だったとしても、量が少ないので効果は薄そう。
ネギは青ネギだけで白は入っていませんが、こちらもそもそも量があまり多くなかったです。税別295円の価格設定を考えると具はボリュームは物足りない印象でした。スープと麺は完璧でしたが、具が欠点となっていました。
オススメ度(標準は3です)
- 日清食品 「日清×食べログ 百名店 MENSHO 和牛担々麺」
「食べログ百名店」シリーズの第2弾商品、「MENSHO 和牛担々麺」を食べてきました。いや~おいしそうだなと思っていましたが、ここまでおいしいとは。練りごまのコク、ラー油の辛味、山椒のシビレのバランスが良く、普通に担々麺としてとてもおいしいです。そしてその味に牛の風味がしっかりマッチし、おいしさに加えてオリジナリティもしっかり確立。欠点は具が充実していないことと、価格が税別295円で税込だと300円を大きく上回ってしまうこと。それでも価格に代えがたいおいしさだと判断し、今年初の★8としました。
「食べログ百名店」シリーズの第1弾商品、「ロックンビリーS1」も巷では大好評でした。現行商品です。

普段、健康を考えてスープにごはんを入れるのは自粛していますが、久々にやってしまいました。見ておわかりの通り、ほんのちょこっと入れただけですけどね。一口かな。二口かな。ごはんの粒の大きさで判断していだだければと思います。決してどんぶり大盛の量じゃないですよ(汗)