このページでは、サンヨー食品のカップ麺、「野郎ラーメン ニンニクマシマシ野郎」を食べてレビューしていきます。



「野郎ラーメン ニンニクマシマシ野郎」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、サンヨー食品の「野郎ラーメン ニンニクマシマシ野郎」。2020年6月8日発売の新商品です。東京を中心に関東や海外に18店展開する人気ラーメン店「野郎ラーメン」の味を再現した商品。パッケージの黄と黒のカラーリングからも分かる通り、二郎インスパイア店です。



「野郎ラーメン」は関東に店舗展開する二郎インスパイア店


野郎ラーメン」は、東京を中心に関東や外国にも店舗展開する二郎インスパイアのラーメン店です。渋谷に総本店、品川の「品達」に本店を構えています。東京の街を歩いているとよく見かけるお店なので、ご存じの方も多いのではないかと思います。

野郎ラーメンは、今回と同じくサンヨー食品から過去に何度かカップ麺化されています。最初に登場したのは2017年2月発売の「サッポロ一番 野郎ラーメン 豚骨野郎ラーメン」。二郎インスパイアとしては物足りないデキで、野菜ラーメン的な雰囲気でした。

サンヨー食品 「サッポロ一番 野郎ラーメン 豚骨野郎ラーメン」

今回のカップ麺は、サンヨー食品の「サッポロ一番 野郎ラーメン 豚骨野郎ラーメン」。この商品を見た時、以前同じサンヨー食品から発売されていた「富士郎」という二郎インスパイアカップ麺を思い浮かべたんですが、野郎ラーメンはせたが屋系列のれっきとしたラーメン店で、東京とその近郊にたくさんお店があります。二郎インスパイアのお店ですが、ネットで見る限り味はぜんぜん違うという人が多くいるようです。今回のカップ麺は...

その他にも、「汁なし野郎」や、「激辛大爆発野郎」といった商品が出ていました。



今回は「ニンニクマシマシ」




今回の一杯は、お店の看板メニューである「豚骨野郎ラーメン」にニンニクを入れた味をイメージしているとのことです。もともと「豚野郎ラーメン」にはニンニクが入っているので、おそらくさらに追加して入れたイメージだと思われますが、実際のお店にはニンニクマシの無料トッピングはなく、本家二郎のようにはいかないようです。



内容物、価格、購入額など




別添袋は「特製調味油」1袋。カップには挽肉やキャベツなどのかやくが入っていますが、量は少なそうです。

品名野郎ラーメン ニンニクマシマシ野郎
メーカーサンヨー食品
発売日2020年6月8日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(特製調味油)
定価税別220円
取得価格税込232円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食99g(めん70g)あたり
エネルギー428kcal
∟めん・かやく∟330kcal
∟スープ∟98kcal
たん白質8.7g
脂質15.6g
炭水化物63.1g
食塩相当量6.9g
∟めん・かやく∟2.1g
∟スープ∟4.8g
ビタミンB10.33mg
ビタミンB20.58mg
カルシウム210mg




スープ


スープは「豚骨のうまみに、ニンニクの風味とコクを合わせ、炒めた野菜の香ばしい風味をきかせた、ニンニクの風味が特徴の豚骨醤油味スープ」とのこと。

ニンニクの風味効かせたとんこつしょうゆ味のスープで、別添の「特製調味油」によって炒めた野菜の風味がつけられています。



野郎ラーメンを再現したとんこつしょうゆ味スープ


  • ベースはあまり太くなく二郎らしくない
とんこつしょうゆ味のスープです。二郎インスパイアのスープとしては、とんこつもしょうゆも弱めで、ベースの太さはちょっと心もとないです。とんこつの太さは一般的なとんこつしょうゆスープとしては十分なのですが、二郎系と考えるとちょっともの足りず、残念ながらあまり二郎っぽさは感じませんでした。

ニンニクをしっかり効かせることである程度二郎らしさは担保されていますが、二郎を思わせるようなキレがあるわけではなく、「ニンイクマシマシ」というほどのニンニクの力強さはなかったです。



  • 別添「特製調味油」で野菜の風味


二郎インスパイアとしては力強さに欠けるスープですが、別添の「特製調味油」によって野菜の風味が付与されます。後述する具の野菜はキャベツだけで、もやしは入っていないのですが、油に強くもやしの風味がつけられていて、二郎感が出ています。スープの中でもやしの風味が最も印象的です。

豚脂をはじめとする油も多めに入っていますが、二郎系の匂い立つような強力な背脂は感じられず、これも物足りないです。最近発売されている二郎インスパイアのカップ麺ではスープがかなり充実しているので、今回のスープも野菜の風味が感じられて決しておいしくないわけではないのですが、二郎系と考えるとあまり強みがないように感じました。



麺は「味付けをすることでスープのなじみのよい太めんに仕上げ」たとのこと。

湯戻し時間5分の、太くて縮れのついた油揚げ麺です。



太くて縮れの強い油揚げ麺


太くて縮れのついた油揚げ麺です。お店の麺に比べると縮れが強いですが、太さや形状はお店の雰囲気を掴んでいるように見えます。二郎系の太い麺です。これまで「野郎ラーメン」のカップ麺で使われてきた麺と同じタイプと思われます。間口の狭いタテ型カップの中に太い麺が入っているのは、カップ麺でしか見ることのない佇まいなのかなと思います。

太い油揚げ麺が使われていますが、二郎系のスープで濃いめなことと、さらに麺に味がつけられていることもあり、スープの中で麺がきちんとなじんでしました。麺とスープのバランスを取ることに関しては、サンヨー食品の商品はいつも優れていると感じています。




具は「キャベツ、肉そぼろ、フライドガーリックの組み合わせ」とのこと。

キャベツ、にくそぼろ、そしてフライドガーリックの粒が入っています。

キャベツと肉そぼろ




キャベツと肉そぼろが入っています。キャベツは二郎系の特徴的な具のひとつで、量もそれなりに入っていましたが、肉そぼろは量が少なく、豪快なイメージの二郎系としては物足りなかったです。サンヨー食品のタテ型商品の場合、たいていは具が弱点となってしまうことが多く、今回も同じ状況でした。

フライドガーリックのチップ




フライドガーリックをサルベージ。大きく写していますが、実際は2~3mm四方くらいの大きさです。

ここまで、「ニンニクマシマシ」感があまりない感じがしていましたが、粒大きめなフライドガーリックが入っていて、これがおそらくマシマシの部分だろうと思われます。確かに、スープだけだと二郎系として物足りなかったニンニクが増強され、口に入れた時の香ばしさは光っていました。びっくりするほど入っているわけではありませんが、確かにマシているのは間違いありません。


オススメ度(標準は3です)


  • サンヨー食品 「野郎ラーメン ニンニクマシマシ野郎」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
東京を中心に店舗展開する二郎インスパイアの人気店、「野郎ラーメン」の再現カップ麺を食べてきました。今回は「ニンニクマシマシ」とのことで、フライドガーリックが入っていましたが、全体的に二郎系としては物足りない印象です。最近発売された二郎インスパイアのカップ麺に比べて見劣りします。単にとんこつしょうゆ味のカップ麺と考えれば、もやしの風味がアクセントになっていておいしかったです。

こちらも二郎を意識したと思われるカップ麺。安価商品なので多くを求めてはいけませんが、麺量とにんにくの強烈なキレが素晴らしいのは間違いありません。だきょ二郎としてぜひ。




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