このページでは、東洋水産のカップ麺、「マルちゃん でかまる がっつり豚骨醤油」を食べてレビューしていきます。
「マルちゃん でかまる がっつり豚骨醤油」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、東洋水産の「マルちゃん でかまる がっつり豚骨醤油」。2020年6月8日発売の、「マルちゃん でかまる」シリーズの新商品です。メーカーは何も言っていませんが、黄と黒のデンジャーカラーに「がっつり」や「豚骨醤油」から、どう見ても「二郎インスパイア」の商品となっています。

「でかまる」シリーズの「二郎インスパイア」カップ麺
パッケージの、黄と黒のデンジャーカラー、「がっつり」、「豚骨醤油」、「もやし」、「にんにく」の記載から、どう見ても「二郎インスパイア」の商品です。「でかまる」のガッツリなイメージとぴったりな味と言えるかと思います。
二郎インスパイアといえば、2020年1月に発売された「日清豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」は、カップ麺における二郎インスパイアの金字塔と言って良い商品。キレの鋭いニンニク、大量のアブラ、そしてごつい麺と、二郎らしさをこれでもかと詰め込んだ一杯です。定価税別368円は高価ですが、余裕で元が取れるクオリティでした。歴史の教科書に載るレベル。
二郎インスパイアしすぎた強烈カップ麺!「日清豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」を実食!
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今回の商品とと同じ東洋水産からは、豚ラ王より一足先に、2019年12月に「正麺カップ」シリーズ、「マルちゃん正麺 カップ がっつり系豚骨醤油」が発売されていました。「豚ラ王」の登場によって影が薄くなってしまった感はあるものの、二郎インスパイアの必要要素をきちんと揃えた完成度の高い一杯でした。
二郎インスパイアの正麺カップ登場!「マルちゃん正麺 カップ がっつり系豚骨醤油」を実食レビュー!
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溶き卵にスープを入れてすき焼き風らしいが・・・

パッケージには、「溶き卵にスープを入れてすき焼き風に!」と書かれています。いや二郎インスパイアなのにすき焼き?実は二郎と関係ないのか?と思ってしまいますよね。このちょっとゆるい感じが東洋水産らしさなのかもしれませんが、今回は溶き卵は使わずに食べてみようと思います。
内容物、価格、購入額など

別添袋は、「液体スープ」、「後入れ粉末スープ」、「もやし調理品」の計3袋。カップには予め挽肉が入っています。

こちら「もやし調理品」。レトルトのもやしとニンジンが入っているようです。「でかまる」のレギュラー商品「でかまる バリシャキ!もやし味噌ラーメン」に入っているものと同じだと思われます。

先入れの「もやし調理品」を麺の上に開けた状態。ごま油のようなもので味付けられています。
品名 | マルちゃん でかまる がっつり豚骨醤油 |
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メーカー | 東洋水産 |
発売日 | 2020年6月8日(月) |
麺種別 | 油揚げ麺 |
かやく・スープ | 3袋(液体スープ・後入れ粉末スープ・もやし調理品) |
定価 | 税別220円 |
取得価格 | 税別232円(ローソン) |
栄養成分表、原材料
1食165g(めん90g)あたり
エネルギー | 571kcal |
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∟めん・かやく | ∟472kcal |
∟スープ | ∟99kcal |
たん白質 | 13.2g |
脂質 | 29.0g |
炭水化物 | 64.3g |
食塩相当量 | 7.2g |
∟めん・かやく | ∟2.0g |
∟スープ | ∟5.2g |
ビタミンB1 | 0.44mg |
ビタミンB2 | 0.38mg |
カルシウム | 198mg |

二郎インスパイアらしく、カロリーや脂質は高めです。麺量は90gで、いつもの「でかまる」と同じサイズです。
スープ
ラードを浮かせたとんこつしょうゆ味のスープで、にんにくを強く効かせることで二郎系の味に仕上げています。

二郎を再現したとんこつしょうゆ味スープ
- とんこつしょうゆ味
- にんにく強め
- 背脂の代わりにラード

スープ表面には、ラードが主体の油脂が浮いています。背脂というわけではなさそうですが同じ豚脂で、豚脂特有の風味が感じられ、二郎系の背脂の味が再現されています。また、この油脂からは少し野菜の風味も感じられました。油の量は、二郎系ということを考慮するとちょっと迫力不足かと思います。普通のカップ麺基準では多めの油でも、二郎と考えればもうワンパンチ欲しかったです。
- 二郎の要素をきちんと揃えているスープ
麺
湯戻し時間5分の、平打ちで太い油揚げ麺です。

太くて縮れのついた平打ちの油揚げ麺
太くて縮れのついた油揚げ麺です。「でかまる」で使われている麺は、中太でふかふかした食感の丸麺であることが多いですが、今回はそれとはまったく違うタイプの麺となっています。太麺で平打ち且つ縮れた形状、これは完全に二郎の再現ですね。麺の形状が変化したことで、「でかまる」の雰囲気はほとんどありません。麺が違うとこんな雰囲気変わるんですね。
にんにくが入って濃いめとんこつしょうゆのスープに対し、太縮れ麺がしっかりマッチしています。縮れがスープを拾うことで、両者のバランスがきちんと取れていました。いつもの麺の形状にこだわらずにこの麺にしたことで、スープだけではなく麺方面でもぐっと二郎に近づきました。太い割にコシは少し足りないですが、それは油揚げ麺なので致し方ないところ。
具
レトルト調理品のもやしとニンジン、カップに予め入っている挽肉、そして「後入れ粉末スープ」に入っているねぎの組み合わせです。

レトルトのもやしとニンジン
レトルトのもやしとニンジンが入っています。「でかまる」シリーズ看板商品、「バリシャキ!もやし味噌ラーメン」にも使われているもので、もやしで二郎らしさを出しつつも、麺で発揮できなかった「でかまる」らしさをレトルトで表現しているように見えます。レトルトもやしは食感で目立つだけでなく、もやしの味がスープの中で威力を発揮し、スープが野菜風味、もやし風味を加え、厚みが増していました。かなり効果的な具だと思います。
キャベツは入っていない
一方で、もやしとともに二郎に欠かせない野菜であるキャベツはまったく入っていませんでした。他の二郎インスパイアカップ麺だと、キャベツが入ってもやしが省略されることが多い中で、その逆なのは面白いところです。もやし&ニンジンの他には挽肉とねぎが入っていましたが、それほど目立っていはいませんでした。
オススメ度(標準は3です)
- 東洋水産 「マルちゃん でかまる がっつり豚骨醤油」
「でかまる」シリーズから登場した「二郎インスパイア」の一杯を食べてきました。分厚いとんこつしょうゆ、しっかり効かせたにんにく、スープ表面のラード、麺の形状、そしてレトルトのもやしと、真面目に二郎系を再現したカップ麺で、レベルが高いです。特に、「でかまる」らしい中太丸麺を捨てて二郎の麺に近づけた一方で、レトルトもやしを入れて二郎に近づけつつも「でかまる」らしさも表現しているところが印象的でした。個別に見ると二郎系としては物足りない部分はあるものの、総じてメーカーの気合を感じる一杯です。おいしかった。
ミスター「でかまる」、「でかまる」の代名詞、「バリシャキ!もやし味噌ラーメン」。おそらく、大盛カップ麺の中でもトップクラスに売れている商品ではないかと思います。指名買いなら1番かもしれませんね。もやし&ニンジンのレトルトが入っています。