
このページでは、寿がきや食品のカップ麺、「吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン」を食べてレビューしていきます。
「吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン」はどんなカップ麺?
今回のカップ麺は、寿がきや食品の「吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン」。製造は加ト吉水産。2020年5月18日発売の商品です。東京吉祥寺の家系ラーメンの人気店、「吉祥寺 武蔵家」の味を再現したカップ麺です。

「吉祥寺 武蔵家」は「六角家」の流れを汲む家系ラーメンの人気店
「吉祥寺 武蔵家」は、元六角家姉妹店の歴史を持つ、六角家系の家系ラーメン店です。同じく六角家系のたかさご家から独立した家系ラーメンの有名店、新中野の「武蔵家」もあって紛らわしいですが、今回は吉祥寺の武蔵家です。
お店では、家系ラーメンだけではなく、トビウオのだしを使った「あごしおラーメン」というメニューもあり、また、キャベツとチャーシューを合わせた「キャベチャー」という、六角家系の特徴的なトッピングもあります。
「アジコメ アブラオオメ カタメ」を再現

今回の一杯では、「武蔵家」の人気メニューである「アジコメ アブラオオメ カタメ」(通称「MAX」)が再現されています。「アジコメ」というのはラブコメの仲間ではもちろんなく、「味濃いめ」のことで、こちらも「キャベチャー」と同様、六角家系のお店で使われる言葉です。要するに、かなりデフォルメされた家系ラーメンの味が楽しめるということになりますね。イエーイって感じです(寒)。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。
内容物、価格、購入額など

別添袋は、「液体スープ」、「かやく」、「海苔」の計3袋。

先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。チャーシューはちょっと安っぽい感じがしますが、緑鮮やかなほうれん草はしっかり入っていそうです。麺はちょっと太め。
品名 | 吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン |
---|---|
メーカー | 寿がきや食品(製造は加ト吉水産) |
発売日 | 2020年5月18日(月) |
麺種別 | ノンフライ麺 |
かやく・スープ | 3袋(液体スープ・かやく・海苔) |
定価 | 税別260円 |
取得価格 | 税込246円(イトーヨーカドー) |
栄養成分表
1食133g(めん70g)あたり
エネルギー | 463kcal |
---|---|
∟めん・かやく | ∟239kcal |
∟スープ | ∟224kcal |
たん白質 | 12.5g |
脂質 | 20.1g |
炭水化物 | 57.9g |
食塩相当量 | 8.8g |
∟めん・かやく | ∟3.0g |
∟スープ | ∟5.8g |
カルシウム | 293mg |

ノンフライ麺で脂質20.1gは多め。スープのカロリー224kcalも分厚いですね。食塩相当量8.8gもかなり高い数値です。さすが家系といったところでしょうか。8.8gはさすがに気になります・・・。
スープ
スープは「鶏と豚の旨みに醤油を合わせた濃厚でコクとキレのある豚骨醤油味の家系ラーメンスープ」とのこと。
とんこつしょうゆ味のスープに大量の油脂を浮かせた、家系ラーメンの味です。

全方位に濃い濃厚とんこつしょうゆスープ
- しょうゆ濃いめのとんこつしょうゆ
- 全方位に濃い味
- 鶏油もたっぷり

スープ表面には、大量の油脂が浮いています。かなりの量です。鶏油が主体のようで、さすが鶏油たっぷりの六角家系らしい量です。ただ、しょうゆ味がかなり濃いため、六角家系の鶏油の風味の広がりというよりは、しょうゆの味を下支えする鶏油という印象でした。直系と六角家系の良いところ取りをしている感じがしました。家系らしさの詰まったおいしいスープです。
麺
麺は「硬めに仕上げたもっちりとした食感のノンフライ太めん」とのこと。
湯戻し時間5分の、太めで縮れのついたノンフライ麺です。

太めで縮れのついたノンフライ麺
中太程度の太さで縮れのついたノンフライ麺です。角麺形状なのはお店と共通ですが、やや平打ちでお店に比べると細く、お店より縮れているように見えます。がっしりした食感なのはお店の再現ができており、濃い味のスープと合わせても負けない主張の強さがありました。ちょっと細いし形状も違っていますが、食感は家系ラーメンらしさがあります。かためではなくデフォルトの麺の食感のように感じます。
麺量は70gで、寿がきやカップ麺のいつもの量で、他社と比べて少ないわけでもありませんが、家系ラーメンだとどうしても量を食べたいという気持ちになってしまい、70gだと不足感がありました。家系ラーメンの定番カップ麺である「麺NIPPON」や「凄麺」は麺量が同じか少ないので、この商品だけの問題ではないんですけどね。家系とか二郎インスパイアとか、大盛をデフォにしてもらいたいところ。
具
具は「チャーシュー、ほうれん草、焼き海苔」とのこと。
1枚チャーシュー、ほうれん草、別添の焼きのりが3枚入っています。

チャーシューとほうれん草
チャーシューはいかにも安っぽくてあまり肉感のないタイプ。それでも以前に比べると大きくはなったのですが、定価税別260円の商品と考えると物足りないです。ほうれん草は色鮮やかで、量もそれなりに入っている上にほうれん草らしい味もしっかりあり、家系ラーメンらしさを演出できていました。
焼きのりが3枚
別添袋に焼きのりが3枚入っていました。こちらもほうれん草とともに家系ラーメンを特徴づける存在。今回のスープは油がたくさん浮いているため、家系ラーメンの油をくぐらせたのりの味を堪能できました。ごはんをくるんで食べたいくらいです。
オススメ度(標準は3です)
- 寿がきや食品 「吉祥寺武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
東京吉祥寺の家系ラーメン店、「吉祥寺 武蔵家」の味を再現したカップ麺を食べてきました。しょうゆ味ととんこつスープのどちらも濃く、特にしょうゆの濃さは、本来の六角家系というよりは、吉村家直系を思わせる味でした。また、スープ表面に鶏油を中心とする油脂がたくさん浮いていますが、これも六角家系の鶏油のまったり感全開というよりは、濃いしょうゆ味と組み合わさって、家系の良いとこどりという感じがしました。高価格なので手放しでは絶賛できない部分はあるものの、スープのおいしさは特筆モノでした。
東京吉祥寺の家系ラーメン店、「吉祥寺 武蔵家」の味を再現したカップ麺を食べてきました。しょうゆ味ととんこつスープのどちらも濃く、特にしょうゆの濃さは、本来の六角家系というよりは、吉村家直系を思わせる味でした。また、スープ表面に鶏油を中心とする油脂がたくさん浮いていますが、これも六角家系の鶏油のまったり感全開というよりは、濃いしょうゆ味と組み合わさって、家系の良いとこどりという感じがしました。高価格なので手放しでは絶賛できない部分はあるものの、スープのおいしさは特筆モノでした。
家系カップ麺の定番商品と言えばこれでしょう。歴史も古いです。「ニュータッチ 凄麺 横浜とんこつ家」。
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