このページでは、ローソン限定発売、日清食品製造のカップ麺、「名店 日清 中華そば勝本 芳醇煮干ししょうゆ」を食べてレビューしていきます。



ローソン限定「名店 日清 中華そば勝本 芳醇煮干ししょうゆ」はどんな商品?


今回のカップ麺は、日清食品の「名店 日清 中華そば勝本 芳醇煮干ししょうゆ」。2020年5月26日発売の商品です。ローソン名店シリーズの商品で、東京水道橋にある中華そばの人気店、「勝本」の味を再現しています。



「勝本」は東京水道橋にある中華そばの人気店


勝本」は、東京水道橋にある中華そばの人気店です。煮干ししょうゆの中華そばの他に、あさりだしの塩そば、そして煮干しとんこつの濃厚煮干しそばを供しています。今回の一杯では「中華そば」が再現されています。

私オサーンは、水道橋の黄色いビルや青いビルに足繁く通っていた時代があるので、その時にこの店があったらいつも行ってただろうなぁと勝手に想像しています。特に煮干しとんこつスープこそ至高と思っているので、通い詰めていたのではないかと思います。



鶏と煮干しのWスープ




今回の商品では、鶏のベースに煮干しを加えたWスープとなっているようです。鶏系であることや、パッケージに描かれているラーメンのスープの色を見ても、煮干しラーメンのいわゆるセメント系と呼ばれるような濃厚煮干しではなさそうですが、いかにも上品な佇まいでおいしそうです。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」、「調味オイル」、「かやく」、「ねぎ」、「焼きのり」の計5袋。5袋も入っているとは、さすが税込285円の高級カップ麺。桃太郎なら、犬、猿、雉に1袋ずつあげた上に、猫とカラスにも渡せそうです。最強の布陣ですね。あげても一緒に戦ってくれるかはわかりませんが(特に猫)。



先入れの「かやく」と「ねぎ」をカップに開けた状態。日清食品の高額カップ麺としてはチャーシューがペラペラでちょっと物足りない感じがします。

品名名店 日清 中華そば勝本 芳醇煮干ししょうゆ
メーカー日清食品(ローソン限定)
発売日2020年5月26日
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ5袋(液体スープ・調味オイル・かやく・ねぎ・焼きのり)
定価税込285円
取得価格税込285円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食119g(めん70g)あたり
エネルギー461kcal
∟めん・かやく∟307kcal
∟スープ∟154kcal
たん白質9.0g
脂質20.6g
炭水化物60.0g
食塩相当量6.9g
∟めん・かやく∟1.4g
∟スープ∟5.5g
ビタミンB10.22mg
ビタミンB20.38mg
カルシウム135mg



原材料を見ると、魚介系と鶏由来の材料が並んでいます。


スープ


スープは「煮干しだしの芳醇な醤油ベースのスープが特徴」とのこと。



中華そばの範疇で煮干しを効かせたしょうゆ味スープ


  • 鶏ベースのしょうゆ味
鶏ガラなど鶏をベースに、煮干し粉末を加えたしょうゆ味のスープです。しょうゆ色が強く、味も濃いめ。しょうゆの香りと塩気の強さがハッキリ感じられました。ベースとなっている鶏は穏やかで、しょうゆがキリッとしていながらも、鶏の存在がスープの味に丸みを持たせています。

  • 煮干しの風味が強め
煮干しやかつお節の粉末によって、魚介の風味が強く感じられます。バランス的には魚介3しょうゆ2鶏1くらいの感じでしょうか。セメント系スープのようなどろどろの粉っぽさみたいなものはない澄んだしょうゆ色のスープで、極端に煮干しが強いわけではないですが、中華そばスープの範疇の中で煮干しの風味がしっかり強く感じられました。



  • 分厚いオイルでこってり感


別添の「調味オイル」には、豚脂、鶏油、魚介調味油などが入っていて、結構たっぷりな油の量です。特に魚介の風味が強く、スープの魚介風味を補強していました。また、スープ表面に油が多く浮いた状態になり、中華そばのあっさりな味と油脂のこってり感を両立していました。

スープの魚介粉末と調味オイルの魚介調味油によって、食べ始めて前半戦は煮干しが結構強く感じられるのですが、口が慣れてきた後半戦になると、煮干しよりもしょうゆや鶏が前に出てくる印象で、煮干し風味の持続性はあまりありません。何が原因なのかはわからないのですが、お店のラーメンでもカップ麺でも、煮干しとかえびだしは、風味が持続するスープとそうでないものがあるように思います。私だけかもしれませんが。



麺は、湯戻し時間5分の中細ストレート形状のノンフライ麺です。



ストレート形状でほぐれの良いノンフライ麺


中細でストレート形状のノンフライ麺です。縮れがないのでほぐれが良くなっています。がっしりして中身が詰まっている食感の麺で、ややかための食感です。煮干しを効かせたスープに対し、麺が食感や甘みで出過ぎない程度に主張していました。麺とスープの相性は良好です。

お店で使われているのは浅草開化楼の特注麺で、今回の麺に比べるとひとまわり太くて主張も強そうです。お店ではラーメンの種類によって同じ浅草開化楼の麺でも太さを使い分けていて、スープだけではなく麺にも強いこだわりがあるようです。あの浅草開化楼の麺を使い分けるってすごいですね。




具は、チャーシュー、メンマ、ネギ、焼のりの組み合わせです。

チャーシュー、メンマ、ネギ、焼のりの組み合わせ


  • チャーシュー、メンマ、ネギ


「かやく」に入っているチャーシューとメンマ、「ねぎ」の袋に入っているネギの組み合わせです。日清お得意の乾燥チャーシューですが、ラ王などに入っているものに比べるとちょっと薄いです。価格設定を考えるとちょっと物足りないです。ネギだけ袋が分けられているのは、製造上の都合なのか、ネギ自体に対するこだわりなのかはよくわかりませんでした。別段特徴のあるネギとは感じませんでした。

  • 焼のり2枚


他には、焼のりが2枚入っています、お店の「中華そば」にも入っています。魚介系のスープと焼のりはかなり相性が良い上に、今回はスープ表面に油脂がたっぷり浮いていて、油を通したのりもかなりおいしいです。家系ラーメンの鶏油をたっぷり含んだのりもおいしいですよね。チャーシューは寂しい印象でしたが、焼のりをオミットせずにきちんと入れたのはファインプレーだと思います。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン限定 「名店 日清 中華そば勝本 芳醇煮干ししょうゆ」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
ローソン限定のカップ麺、水道橋の人気ラーメン店「勝本」の「中華そば」を再現した一杯を食べてきました。中華そばのイメージを逸脱しない程度に煮干しを強く効かせたスープは、表面に油脂をたっぷり浮かせ、中華そばのあっさりイメージを持ちながらもこってり感を両立させた味に仕上がっていました。煮干し好きとしてはもっとガツンが欲しいところではありますが、高額ながらおいしい一杯でした。

煮干しスープのラーメンと言えば、青森か、新潟の燕三条系ラーメンが有名ですね。




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