このページでは、日清食品のカップ麺、「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」を食べてレビューしていきます。



「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、日清食品の「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」。2020年4月20日発売の、「カップヌードル」シリーズの新商品です。洋のイメージの強いカップヌードルシリーズに、新たに「鶏白湯」が仲間入りです。パッケージでは「こってり」が強調されています。



カップヌードルシリーズの「鶏白湯」


洋風フレーバーのイメージが強い「カップヌードル」シリーズですが、今回は「鶏白湯」とのことで思い切り漢字です。一応、平仮名で「とりぱいたん」とも書かれていますが、桃白白がどう取り繕っても強者なのと同様、鶏白湯もカップヌードルとしては厳ついイメージなのは間違いありません。

漢字のカップヌードルと言えば、大ヒット商品の「カップヌードル 味噌」。こちらカップヌードルらしく洋風でまとめてくるのかと思ったら、みそに生姜を効かせたガッツリ本格派な一杯で、カップヌードルのイメージとはかけ離れた味で驚きました。おむすびに合うランキング第1位とのことですが、個人的にはスープにごはんをぶち込んで食べたいランキング殿堂入りという感じでした。



鶏のこってり濃厚味を強調




今回の一杯では、パッケージに「鶏の美味しさ際立つこってり濃厚仕上げ」、「罪深き濃さ!鶏の旨味こってり」と書かれており、鶏が濃厚であることがことさらに強調されています。「味噌」がおいしかったがゆえに、今回の鶏白湯にも期待してしまいます。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は、「特製鶏旨香味油」1袋。カップにはスープ粉末とともに白いダイス肉やたまごなどが入っていました。

品名カップヌードル 鶏白湯 ビッグ
メーカー日清食品
発売日2020年4月20日(月)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ1袋(特製鶏旨香味油)
定価税別220円
取得価格税別215円(セイコーマート)

栄養成分表、原材料


1食105g(めん80g)あたり
エネルギー489kcal
∟めん・かやく∟417kcal
∟スープ∟72kcal
たん白質11.0g
脂質21.8g
炭水化物62.1g
食塩相当量7.1g
∟めん・かやく∟3.9g
∟スープ∟3.2g
ビタミンB11.25mg
ビタミンB20.34mg
カルシウム156mg



原材料の「スープ」のところでトップにきているのが、鶏系ではなく「豚脂」というのがちょっと気になるところ。2番手には「チキン調味料」がきています。


スープ


スープは「ざらつきのあるポタージュのような飲み口で、後味までしっかりとした鶏の旨味が感じられる、こってり濃厚な味わい」の、「鶏白湯に野菜を溶かし込んだスープ」で、「深みのある鶏油の香りが特長の『特製鶏旨香味油』」を別添とのこと。

鶏の旨みが感じられるとろみのついたスープで、別添「特製鶏旨香味油」で鶏油の風味を加えています。



ポタージュ状の鶏白湯スープ


  • とろみの強いポタージュ状
鶏の旨みを効かせたとろみのついたスープです。どろどろした白濁のスープで見た目はかなり鶏白湯っぽいのですが、鶏白湯と言うにはちょっと鶏の旨みが弱いように感じました。とろみの強さに割に、鶏白湯特有の甘みのある味や香りが前に出てきません。

ポタージュ状のとろみは、原材料に書かれているポテトフレークやクリーミングパウダーによるものと思われ、鶏風味のポタージュという印象です。言われてみるとたしかに、ポテトのポタージュ感が強かったです。カップ麺らしい洋の味ではありますが、鶏白湯としてちょっと物足りない。



  • 別添「特製鶏旨香味油」


別添の「特製鶏旨香味油」には、鶏油の風味がつけられた油脂が入っています。鶏の風味は確かに感じられ、これを入れることでスープの鶏白湯感が増すのですが、しかし鶏油特有のまったりくるこってり感や甘みはありません。あくまで鶏油の風味付けであって、鶏油そのものではないように感じました。

鶏白湯スープとカップヌードルらしさの釣り合いを取ったのかもしれませんが、カップヌードルらしい洋風感は出ても、鶏白湯らしさはあまり強くありませんでした。



麺は「カップヌードルならではの、しなやかでコシとつるみのある麺」とのこと。

湯戻し時間3分の、中細で縮れのついた油揚げ麺です。カップヌードルらしいヌードルタイプの麺となっています。



ヌードルタイプの縮れのついた油揚げ麺


中細で縮れのついた油揚げ麺です。ノーマルのカップヌードルよりは厚みがあって、カップヌードルカレーの麺の方が近そうですが、原材料の並びを見る限りはどちらもとも違う麺が用いられているようです。他のカップヌードルシリーズの麺量は85gなのに対し、今回の麺は80gとちょっとだけ少なめです。

スープのとろみが強い上に、麺がスープをよく吸うため、かなりどろどろした組み合わせです。このスープと麺が渾然一体となる感じは、カップヌードルならではないでしょうか。今回も鶏白湯スープが麺にしっかり絡み、両者の一体感が強かったです。本来油揚げ麺臭の強い麺ですが、今回はよく絡むスープの味の濃さによって、味を阻害しがちな油揚げ麺臭をあまり意識することなく食べることができたのは良かったです。




具は「味付鶏ミンチ、スクランブルエッグ、ネギ、赤ピーマン」とのこと。

鶏のダイス肉と、たまご、ネギ、赤ピーマンの組み合わせです。



白い謎肉やたまごで具だくさん


  • 白い謎肉がたくさん
メインで入っているのは、鶏のダイス肉。チリトマトヌードルに入っている所謂「白い謎肉」ですね。10個程度入っていて、かなりたくさん入っています。ノーマル謎肉に比べるとがっしりした食感で、スープと麺が渾然一体でドロドロになっている中で、白い謎肉の食感が目立っていました。

  • たまごの甘み
他にた、たまご、ネギ、赤ピーマンが入っていますが、特に目立っているのはたまご。ノーマルカップヌードルにも入っていて、ある意味ではカップヌードルらしい具のひとつです。たくさん入っているたまごの甘みによって、ポタージュスープの甘みが増強されていました。また、たまごの黄、ネギの緑、赤ピーマンの赤が、それぞれスープの中で視覚的に映えていました。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「カップヌードル 鶏白湯 ビッグ」
★★★★☆☆☆☆☆☆(4)
カップヌードルの新商品「鶏白湯」を食べてきました。鶏白湯らしくドロドロしたスープでしたが、とろみの割には鶏の味は強くなく、ポテトのポタージュ感が強いスープが特徴でした。カップヌードルの麺と組み合わせることで、縮れ麺にとろみがよく絡むのとともに、麺がスープをよく吸い、一体感がありました。また、白い謎肉やたまごがたくさん入っていて具だくさん。濃厚鶏白湯を求めるとなにか違う感じはしますが、カップヌードルらしい洋風な味を取り込んだ鶏白湯でした。

2020年3月発売の、「カップヌードル リッチ 参鶏湯味」。高麗人参の香ばしさが印象的な一杯でしたが、鶏白湯スープも今回よりだいぶ鶏の旨みが強く感じられました。

高麗人参の入ったリッチなカップ麺!「カップヌードル リッチ 参鶏湯味」を実食レビュー

このページでは、日清食品のカップ麺、「カップヌードル リッチ 参鶏湯味」を食べてレビューしていきます。「カップヌードル リッチ 参鶏湯味」はどんなカップ麺?今回のカップ麺は、日清食品の「カップヌードル リッチ 参鶏湯味」。2020年3月16日発売の、「カップヌードル」の高級ライン、「カップヌードルリッチ」シリーズの新商品です。韓国の薬膳スープ料理「参鶏湯」をカップヌードルに落とし込んだ一杯と...




 カテゴリ
ブログランキング
  • このエントリーをはてなブックマークに追加