このページでは、寿がきや食品のカップ麺、「徳川町如水 如水流たいわんラーメン」を食べてレビューしていきます。



「徳川町如水 如水流たいわんラーメン」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、寿がきや食品の「徳川町如水 如水流たいわんラーメン」。製造は加ト吉水産。2020年3月30日発売の新商品です。愛知県名古屋市にある「ラーメン専門店 徳川町 如水」のメニュー、「如水流たいわん」を再現したカップ麺です。



「徳川町 如水」の「如水流たいわん」を再現


徳川町 如水」は、愛知県名古屋市にある人気ラーメン店です。お店の看板メニューは塩ラーメンで、無化調なのにしっかりパンチのある鶏主体のラーメンだそうです。他にもしょうゆ系、担々系、そして今回再現している「たいわん」のラーメンやつけ麺があります。



今回再現している「如水流たいわん」は、「味仙」発祥の名古屋のご当地ラーメン「台湾ラーメン」を、如水流に再現しています。一般的な台湾ラーメンとはだいぶ違いそうで、「シャキシャキ玉ねぎが旨い!」「ほんのり辛い台湾ラーメン」と書かれています。玉ねぎがたっぷりだと、「台湾ラーメン」というよりは「勝浦タンタンメン」が思い浮かびますよね。玉ねぎの多い台湾ラーメン、果たしてどんな一杯なのでしょうか。

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内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」、「かやく」、「あとのせかやく」の計3袋。



先入れの「かやく」を麺の上に開けた状態。肉そぼろと玉ねぎが入っているようです。

品名徳川町如水 如水流たいわんラーメン
メーカー寿がきや食品(製造は加ト吉水産)
発売日2020年3月30日(月)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ3袋(液体スープ・かやく・あとのせかやく)
定価税別238円
取得価格税込257円(ローソン)

栄養成分表


1食114g(めん65g)あたり
エネルギー367kcal
 ∟めん・かやく∟319kcal
 ∟スープ∟48kcal
たん白質10.8g
脂質11.7g
炭水化物54.5g
食塩相当量6.9g
 ∟めん・かやく∟2.1g
 ∟スープ∟4.8g
カルシウム114mg




スープ


スープは「魚介だしのきいた鶏・豚スープに、醤油だれと香味油、ラー油を加えた如水流台湾スープ」とのこと。

魚介の風味を効かせた鶏ガラベースのあっさりしょうゆ味に、ほんのりと辛味を加えたスープです。



鶏ガラベースのあっさり台湾ラーメンスープ


  • 台湾ラーメンとしてはおとなしい
鶏豚ベースのしょうゆ味のスープで、ほんのり魚介の風味を効かせています。鶏ガラが主体と思われ、魚介系節系の風味や、昆布の丸みが感じられました。スープ表面に油脂は浮いているものの、基本的にはかなりあっさりしています。

一方で、一般的な台湾ラーメンの特徴であるにんにく、そして豆板醤など醤系の辛味はほとんど感じられず、ものすごくおとなしい印象を受けました。「如水流たいわん」とのことですが、ちょっと辛いこと以外はどこが台湾ラーメンなのか、なかなか共通項を見つけ出すのに苦労する味だと感じました。大人たいわん的な感じでしょうかね。



  • スープ表面の牛脂と辛味


スープ表面には油脂が浮いており、この油は牛脂が中心。ほんのりと牛脂の香りも漂いますが、ベースの鶏、魚介、そして牛脂含め、核となるような存在はなく、全体的にあっさり味でまとめられている印象を受けます。なにか核があるとすれば、具に入っている玉ねぎの風味ということになるのではないかと思います。

また、スープ表面が赤く染まっていますが、辛味はせいぜいピリ辛程度で、台湾ラーメン的な辛味はありませんでした。本当、全体的にあっさりしています。辛いものを求めて買うならば、別の選択肢を考えるべきかと思います。じわっとおいしい大人の味で、刺激は皆無でした。



麺は「全粒粉入りのノンフライ中太めん」とのこと。

湯戻し時間4分の、全粒粉入りのノンフライ麺です。しっとり低加水麺食感となっています。



縮れのついた全粒粉入りノンフライ麺


全粒粉入りの縮れのついたノンフライ麺です。中太麺とのことですが、中細程度に感じられます。しっとり感の強い低加水麺食感の麺で、全粒粉入りの効果か、甘みが強め。あっさり系のスープの中で、上品な食感とほのかな甘みを感じ取ることができました。

お店で使われている麺は、中細程度のストレート麺のようで、今回の麺と形状などは異なっていそうです。今回の麺はこの商品用に作られた麺ではなく、これまでの寿がきや商品(加ト吉水産製)でも多用されてきた麺だと思われます。残念ながらお店とはちょっと違っていそうですが、スープと麺の相性はとても良かったです。




具は「玉ねぎ、肉そぼろ、ネギ、フライドガーリック」とのこと。

先入れの「かやく」に入っている玉ねぎと肉そぼろ、そして「あとのせかやく」に入っているネギとフライドガーリックの組み合わせです。

玉ねぎと肉そぼろ中心の具の構成


  • 玉ねぎと肉そぼろ


先入れの「かやく」には、玉ねぎと肉そぼろが入っています。お店の「如水流たいわん」は、塩ラーメンに玉ねぎたみんちを炒めた餡をかけるスタイルとのことで、「かやく」に入っている玉ねぎと肉そぼろはいわば「たいわん」としての中心を担う存在と言えるでしょう。主役級らしく、玉ねぎと肉そぼろはきちんと多めに入っています。

玉ねぎは先入れなので、火がよく入り、辛味とかクセのある風味よりも、甘みで目立っている印象でした。やわらかい食感で、肉そぼろと組み合わせておいしいですが、台湾ラーメンの肉味噌的なものとはだいぶ違います。「勝浦タンタンメン」の玉ねぎともだいぶ違っていて、クセのある風味はなく甘みのみで主張していました。

  • ネギとフライドガーリック


別添の「あとのせかやく」には、ねぎやフライドガーリックが入っています。こちらは薬味的な脇役程度の存在。ねぎの風味はしっかり感じ取れましたが、フライドガーリックは正直どこに入っているのかよくわかりませんでした。


オススメ度(標準は3です)


  • 寿がきや食品 「徳川町如水 如水流たいわんラーメン」
★★★☆☆☆☆☆☆☆(3)
名古屋の人気ラーメン店「如水」の「如水流たいわん」を再現したカップ麺を食べてきました。台湾ラーメンとしてはオリジナリティの高い、かなりあっさり系の味で、極端な味の振り方ができないため、お店で出てくる一杯のような臨場感をカップ麺で再現するのはなかなかむずかしそう。じわじわくるおいしさは感じられますが、250円オーバーで手に入れた商品と考えると、もうちょっとパンチが欲しかったです。どうしても本家台湾ラーメンのニンニクやニラのパンチに引っ張られてしまいます。このラーメンはぜひお店で食べてみたいです。

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