このページでは、ローソン限定発売のエースコックのカップ麺、「豚とろ監修豚骨ラーメン」を食べてレビューしていきます。



ローソン限定「豚とろ監修豚骨ラーメン」はどんな商品?


今回のカップ麺は、エースコックの「豚とろ監修豚骨ラーメン」。2020年3月24日にローソン限定で発売された新商品です。鹿児島県鹿児島市の人気ラーメン店、「鹿児島ラーメン豚とろ」監修によるカップ麺です。



「鹿児島ラーメン豚とろ」は鹿児島ラーメンの人気店


鹿児島ラーメン豚とろ」は、鹿児島県鹿児島市にある鹿児島ラーメンの人気店です。天文館の本店の他に、鹿児島県内に多店舗展開しています。お店の自慢は、希少部位「豚トロ」を使った「豚とろチャーシュー」で、今回のカップ麺ではおそらくその再現は難しいかと思われます。

九州のご当地ラーメンでも、博多ラーメン、久留米ラーメン、熊本ラーメンなどはパッと姿が思い浮かびますが、鹿児島ラーメンの場合はその知名度の高さの割に、なにか共通する大きな特徴は見出だせないように思います。お店によって特徴は様々で、鹿児島ラーメンで全国的な知名度のある「のぼる屋」と「こむらさき」を比べても、その姿は全然違います。そのせいか、鹿児島ラーメンは知名度の高さの割に、カップ麺で再現されることが少ないと感じています。

ローソンはこれまでに鹿児島ラーメンのカップ麺を多く発売


そんな中、ローソンでは鹿児島ラーメンのカップ麺がこれまでに多く発売されてきました。古くは「こむらさき」があり、他にも最近では「五郎家」や「ばってん親父」のカップ麺が発売されていました。

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「豚とろ」のカップ麺も、今回と同じくローソン&エースコックから発売されていたことがありました。2015年9月発売の「鹿児島ラーメン 豚とろ 豚骨醤油」。とんこつしょうゆ味のスープの中で、かつおの風味を強く感じる一杯でした。

エースコック 「鹿児島ラーメン 豚とろ 豚骨醤油」

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フライドオニオンとカットチャーシューが特徴




今回の一杯では、パッケージで豚の絵柄の中に、「フライドオニオンとカットチャーシュー入り」と書かれています。この時点で「豚とろチャーシュー」は再現していないものと思われますが、豚の旨みの強いスープとアクセントとしてフライドオニオンが入っていることがわかります。果たしてどんな一杯になっているのか、食べるのが楽しみです。



内容物、価格、購入額など




別添袋は、「液体スープ」、「ふりかけ」の計2袋。カップにはスープ粉末とともにかやくが入っています。カットチャーシューは、商品の売りとなるほどの量は入っていないようです。

品名豚とろ監修豚骨ラーメン
メーカーエースコック(ローソン限定)
発売日2020年3月24日(火)
麺種別油揚げ麺
かやく・スープ2袋(液体スープ・ふりかけ)
定価税込248円
取得価格税込248円(ローソン)

栄養成分表、原材料


1食98g(めん70g)あたり
エネルギー429kcal
∟めん・かやく∟340kcal
∟スープ∟89kcal
たん白質9.5g
脂質19.5g
炭水化物53.8g
食塩相当量6.2g
∟めん・かやく∟2.1g
∟スープ∟4.1g
ビタミンB10.38mg
ビタミンB20.34mg
カルシウム209mg



「ポーク調味料」、「ポークエキス」、「ポークコラーゲン」といった、豚由来のものがたくさん入っています。価格が税込248円で、タテ型カップとしてはちょっと高めなのが気になるところです。


スープ


スープは「数種類のポークエキスと醤油を合わせた豚骨醤油スープ」で、「ベースにチャーシューだれの甘みとうまみを加えたコクのある味わい」とのこと。

とろみが強くつけられたとんこつベースのしょうゆ味スープで、チャーシューだれ由来の甘ったるい風味が広がります。



チャーシューだれの甘みと強いとろみが特徴のとんこつしょうゆスープ


  • とろみのついたとんこつ
数種のポークエキスを使ったという濃厚なとんこつスープが特徴です。ポークコラーゲン由来と思われる強いとろみもあって、スープの濃厚感をいっそう高めています。店名「豚とろ」の由来となっている豚とろチャーシューは入っていませんが、とろみのついたとんこつスープはまさに「豚とろ」という印象です。

  • チャーシューだれの甘い風味
しょうゆ味がつけられていて、商品名にもなっている「豚骨ラーメン」というよりとんこつしょうゆラーメンなのですが、そのしょうゆはチャーシューだれの感が強く、ちょっと甘めで粘度の高い香りが広がっています。今回のスープの最大の特徴で、クセのある甘みが後を引きました。スープのとろみに加えてチャーシューだれの甘み風味で、濃厚こってり感がとても強いスープです。



  • かつおだしはそれほど強くない


お店のスープでは、とんこつしょうゆにかつおだしをブレンドしているのが特徴で、以前の「豚とろ」カップ麺でもかつおの風味が強く感じられましたが、今回のスープではほのかにその存在は認識できるものの、それ以上にチャーシューだれやとんこつの味が強いため、あまり目立っていません。完全にとんこつしょうゆ押しのスープとなっていました。

  • 同じ鹿児島ラーメンでも様々
同じ鹿児島ラーメンでも、以前食べた「こむらさき」や「のぼる屋」とはまったく異なるスープで、チャーシューだれの甘みを強調している点では「五郎家」に近いでしょうか。ただ、「五郎家」よりもさらに甘い風味が強く、濃厚こってりなスープでした。かなり独特でおいしかったです。



麺は、湯戻し時間3分で、中細程度でストレートに近い形状の油揚げ麺が使われています。



とんこつラーメンとしては太めの油揚げ麺


鹿児島ラーメンは、他の九州地域の麺に比べて太めな場合が多いですが、今回の麺も博多や久留米に比べてひとまわりふたまわり太いストレート形状の油揚げ麺が使用されています。お店のラーメンも同様の形状のようで、見た感じはお店の麺の雰囲気をよく再現できてました。

麺はとんこつラーメンとしては太めですが、スープのチャーシューだれやとんこつの濃度が高いため、バランスは良く取れています。スープのとろみが強く、麺とよく絡んで一体感がありました。麺がごっそりスープを拾います。




具は、チャーシューチップ、ねぎ、キクラゲ、ごま、そして別添「ふりかけ」袋にフライドオニオンが入っています。

チャーシューチップ、ねぎ、キクラゲに加えてフライドオニオンの入っている具


  • 豚とろチャーシューは入っていない


お店の「豚とろ」の由来になっている「豚とろチャーシュー」は入っていませんが、チャーシューチップが入っています。それなりの量入っているものの、残念ながら商品の売りにできるほどの存在感はありません。キクラゲやねぎもしっかり入っていて、特にキクラゲの食感は良いアクセントになっていました。

粒ごまが効果的で、ごまの香ばしさがチャーシューだれの味ととても良くマッチしています。お店のラーメンにも入っているようで、ごまがスープの味を数段底上げしていると感じました。

  • 別添「ふりかけ」のフライドオニオン


別添の「ふりかけ」袋には、フライドオニオンが入っています。玉ねぎの甘い風味が目立っていて、口に入れるとかなり甘いです。この甘みがチャーシューだれの甘さを増幅している印象で、これも粒ごま同様かなり効果的でした。フライドオニオン独特の風味がスープにひとクセ加えています。


オススメ度(標準は3です)


  • ローソン 「豚とろ監修豚骨ラーメン」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
鹿児島ラーメンの人気店「豚とろ」監修の一杯を食べてきました。甘い香りのチャーシューだれの風味ととろみのついたとんこつスープが特徴で、特にチャーシューだれが目立っていて、ふりかけのフライドガーリックでさらに甘みを強調していました。これは独特の味です。型にハマらない鹿児島ラーメンらしさを感じる一杯で、とてもおいしかったです。税込248円はカップサイズを考えるとちょっと高いですが、スープの分厚さやフライドガーリックの存在で、その価値は十分に感じられる商品でした。おいしかったです。

2017年6月に発売されていた「セブンプレミアム 幻の名店 元祖のぼる屋」。2014年に閉店した元祖の「のぼる屋」の味を再現した一杯でした。同じ鹿児島ラーメンでも、今回の一杯とはだいぶ異なる味でした。

セブンプレミアム 「幻の名店 元祖のぼる屋」

元祖のぼる屋は鹿児島にある名店今回のカップ麺は、セブンプレミアムの「幻の名店 元祖のぼる屋」。製造は日清食品です。セブンプレミアムの「幻の名店」と銘打った商品は、「幻の名店 すずめ」に続く2つめですね。「中華そば 元祖のぼる屋」は、鹿児島に2014年まであったお店で、70年ものあいだ愛された名店とのことです。鹿児島ラーメンの代表的なお店のひとつとして、全国的にも有名でしたよね。元祖のぼる屋は2014年に幕を下...


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