このページでは、ローソン限定のカップ麺、「カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん」を食べてレビューしていきます。



「カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん」はどんなカップ麺?


今回のカップ麺は、ローソン限定発売の日清食品カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん」。2020年1月21日発売の新商品です。東京東長崎の人気ラーメン店、「カネキッチン ヌードル」の「醤油らぁめん」の味を再現したカップ麺となっています。「ローソン名店シリーズ」の商品。



「カネキッチン ヌードル」は東京東長崎にあるミシュランガイド掲載店


「カネキッチン ヌードル」は、東京東長崎にある人気ラーメン店。池袋から西武池袋線でたった2駅で行ける九州でおなじみのあの東長崎です。池袋の勢力圏ですね。同じ沿線を暫く西に進むと、今度は東久留米というこれまた九州にもある地名の地域があります。一方、東京の南側埋立地には聖地有明という地名がありますが、これも九州の有明海と同じ地名。大学生の時に、九州出身の同級生が東久留米も豊島長崎も九州の属国だと誇らしげに喧伝していましたが、サンクチュアリ含めていずれも九州の各地域が名称の由来ではなく、オリジナルな地域名称です。九州も東京もとても良いところです。東長崎は住みやすい街だと聞きますしね。

ちなみに私オサーンは池袋で1日に3回人違いで声をかけられたことがあり、どうやら池袋によくある姿かたちのようです。いずれも声をかけてきたのは女性だったんですが、私そっくり(らしい)の方々と一体どんな待ち合わせだったんですかね。

話が逸れました。その池袋から2駅の九州、東長崎にある「カネキッチン」。ミシュランガイドでビブグルマンで掲載された人気店で、お店のメニューは「醤油らぁめん」、「塩らぁめん」、「煮干しらぁめん」、「昆布水の淡麗つけ麺」の4本の柱に、期間限定メニューもとても多く供されているとのこと。

4本も柱がいれば先発陣は安定します。あの投手王国と謳われた藤田巨人ですら、斉藤、槇原、桑田の3本柱でしたからね。4番手宮本、5番手香田も10勝以上していましたが。4本だと、井口、松中、城島、バルデスの2003年ホークス100打点カルテットに例えた方が良かったですかね。



「醤油らぁめん」を再現




今回の商品は、「カネキッチン」の鉄壁の4本柱のうち、「醤油らぁめん」を再現しています。斉藤投手や松中選手に該当するような主力中の主力の一杯で、鶏の旨味が凝縮されたスープが特徴とのことです。日清食品カップ麺の鶏スープは非常においしいので、今回の商品も期待大です。果たしてどんな一杯に仕上がっているのでしょうか。


内容物、価格、購入額など




別添袋は、「特旨ブレンド醤油入りオイル」の1袋。これにおそらく鶏油が入っているんでしょうね。カップからは少し酸っぱい香りが漂っていますが、これは何でしょうかね。

品名カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん
メーカー日清食品
発売日2020年1月21日(火)
麺種別ノンフライ麺
かやく・スープ1袋(特旨ブレンド醤油入りオイル)
定価税込228円
取得価格税込228円(ローソン)

栄養成分表


1食91g(めん70g)あたり
エネルギー339kcal
 ∟めん・かやく∟290kcal
 ∟スープ∟49kcal
たん白質8.6g
脂質7.1g
炭水化物60.2g
食塩相当量7.7g
 ∟めん・かやく∟2.5g
 ∟スープ∟5.2g
ビタミンB10.34mg
ビタミンB20.45mg
カルシウム164mg



タテ型カップ麺ながらノンフライ麺を使用しています。カップサイズの割に食塩相当量の7.7gとちょっと高いのが少し気になります。


スープ


スープは「すっきりとした醤油ベースでありながらコクのあるスープを別添の調味オイルで再現し」たとのこと。

鶏豚ベースのしょうゆ味のスープで、別添オイルで豚脂や鶏油を加えています。



鶏だしと鶏油で甘みのあるしょうゆ味スープ


  • 鶏主体の繊細なしょうゆ味
鶏豚ベースのしょうゆ味のスープです。鶏の丸みと豚の力強さが共存しており、鶏の丸みの方が強く感じられます。鶏主体といって良いのではないでしょうか。お店のスープに比べるとやや淡い色合いで、しょうゆ味はやわらかめ。ブレンドしょうゆを使用していることがやわらかさにつながっているのかもしれません。鶏主体のだしと合わせてやわらかく繊細な味に仕上がっていました。 お湯を入れる前に感じた酸っぱい香りは、食べてみるとほとんど感じませんでしたが、煮物とかでお酢を使うと甘くなったりするので、今回のスープもそういう甘み方面の効果があるのかもしれませんね。



  • 鶏油の甘み
スープ表面には油脂が大量に浮いています。これも豚脂と鶏油で鶏豚混合ですが、鶏油が強く感じられました。鶏油の丸みと甘みがすごいことになっており、立ち上る香りも鶏全開です。これは良い鶏だ!マ・クベさんもびっくり。だしと油が織りなす鶏の丸みが、今回のスープの最大の特徴と言えそうです。なんだかすごく良いものを食べている気分に浸れます。



  • ノンフライ麺が繊細な旨みを引き出す
丸みのある鶏に豚の力強を加えた、繊細なしょうゆ味ですが、ほのかに魚介の風味も感じられ、旨みが重層的。これだけの味が表現できるのは、タテ型ながらノンフライ麺を採用していることが大きいように思います。油揚げ麺を使うと、麺から出る雑味がスープの繊細な味を消してしまうことが多いのですが、今回はノンフライ麺使用により、スープのおいしさをしっかり享受できました。



麺は「全粒粉入りノンフライ麺」とのこと。

湯戻し時間5分の、中太ストレートのノンフライ麺です。全粒粉入りが視認できるちょっと黒っぽい麺となっています。



全粒粉入りの中太ノンフライ麺


  • 全粒粉の甘みを感じる
中太でストレート形状のノンフライ麺です。表面につるみがあり、噛むとしっとり感のある低加水麺食感となっています。全粒粉入りのおかげなのか甘みが強く感じられ、低加水の質感の良さも相まって、高級感が漂います。日清食品の他の商品でも見たことがあるタイプの麺ですが、タテ型商品でこの質の麺を使われてしまうと、他社はだいぶ困ってしまうのではないでしょうか。

  • お店の麺も全粒粉入り低加水麺
お店の麺も全粒粉入りの低加水麺とのことですが、画像を見る限りは今回の麺の方がひとまわり太そうです。ただ、他の方の書かれたお店のラーメンのレビューを見ると、今回のしっとり質感の麺はお店の再現性がなかなか高そうな感じです。




具は「厚切りチャーシュー、キャベツ、きざみニンニク」とのこと。

チャーシューチップ、角切りの鶏肉、ねぎが入っています。



2種類の肉入り!


チャーシューチップと鶏肉の2種類の肉が入っています。チャーシューチップは他の商品でもよく見かけるものでそれほど特徴はありませんが、角切りの鶏肉は小さいながらかたい食感でアクセントになっており、面白い存在です。そして何より、2種類の肉を使うことで豪華な雰囲気になる効果がありました。

お店の「醤油らぁめん」でも、豚チャーシューと鶏チャーシューが入っており(「特選醤油らぁめん」だと4種類)、お店の形を再現しています。さすがに大きさまでは再現できていませんが、お店に寄せようとする姿勢はしっかり伝わってきました。


オススメ度(標準は3です)


  • 日清食品 「カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん」
★★★★★☆☆☆☆☆(5)
「ローソン名店シリーズ」の新商品、ミシュランガイドビブグルマン獲得の人気店の味を再現した「カネキッチンヌードル 芳醇醤油らぁめん」を食べてきました。鶏の旨みの詰まったスープに鶏油の丸み、甘みが広がるしょうゆ味スープは秀逸で、繊細な味が成立しているのはノンフライ麺使用によるところが大きいように感じました。2種類の肉が入って具も頑張っており、完成度の高い一杯でした。

「ローソン名店シリーズ」といえば「トナリ辛激タンメン」がおなじみですよね。ライバルセブンの「蒙古タンメン中本」との比較記事はこちら。

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